Avid S6導入事例 #21: 株式会社サウンドラウンド

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株式会社サウンドラウンドは2019年6月、大手映画会社でサウンド・デザイナー/リレコーディング・ミキサーとして活躍していた桑原秀綱氏を中心に、音響監督や作曲家、フォーリー・アーティストなど8名のクリエイターが集まって設立されたプロダクション・カンパニーです。収録からサウンド・デザイン、音楽制作、MA、ダビングに至るまで、映像に関わる音響制作がワン・ストップで完結する体制が整えられており、映画やテレビ番組など、様々なコンテンツのサウンド・プロダクションを手がけています。

 

その株式会社サウンドラウンドのホームグラウンドとなるのが、東京・早稲田に開設されたスタジオ、SOUND ROUND STUDIOです。東京メトロ・早稲田駅からほど近い場所にあるビルの地下に開設されたSOUND ROUND STUDIOは、ゆとりのある広さのコントール・ルームと、20名同時に入ることができるアフレコ・ブース、フット・ステップや小物類の収録に対応したフォーリー・ルームで構成。地階とは思えない、明るく開放的なスタジオに仕上げられています。

2019年6月、東京・早稲田にオープンしたSOUND ROUND STUDIO

「今回、音響設計はソナさんにお願いしたのですが、地下なので暗くなり過ぎないようにしてほしいということを最初にお伝えしました。かと言って音楽スタジオのようなポップな雰囲気も違うので、落ち着いた雰囲気でありながら暗くないデザインで。また、ブースやコントロール・ルーム、ロビーをそれなりの広さにするというのは重要なコンセプトでしたね。具体的には、ブースは同時に20名くらい入れる広さで、コントロール・ルームは少なくとも後ろに5〜6人は座れるように、それと吹き替えの仕事だと人が溢れてしまうことがあるので、ロビーも余裕がある感じにしたいと思ったんです」(桑原氏)

 

そんなSOUND ROUND STUDIOの中心となるのが、16フェーダー仕様のS6です。S6には、セリフ/音楽用のPro Tools | HDXシステム(HDXカード2枚)と効果用のPro Tools | HDXシステム(HDXカード1枚)が接続され、両システムはPro Tools | Satellite Linkで同期。オーディオ・インターフェースは、1台のPro Tools | MTRXを2台のPro Tools | HDXシステムで共有する接続になっており、アナログ8ch入出力/AES16ch入出力という仕様のPro Tools | MTRXには、MADIモジュールとDanteモジュールも装着されています。

約20名同時に入ることができる広さのアフレコ・ブース

フット・ステップや小物類の収録に対応したフォーリー・ルーム

「私たちが手がけている仕事では、セリフ/音楽用と効果用、2台以上のPro Toolsを同期させなければならないので、1台で2台分のオーディオ・インターフェースとして機能するPro Tools | MTRXを導入したいと思ったんです。Pro Tools | MTRXを導入するからには、モニター・コントロールも内部で完結させたかったので、自然とS6に行き着きました。Pro Tools | MTRXを基準にS6を選定した感じですね」(桑原氏)

 

開設から連日フル稼動の状態が続いているSOUND ROUND STUDIO。スタジオの中心となるS6について桑原氏は、その操作性の良さを高く評価しています。

スタジオの中心となるS6

マシン・ルームに設置されたPro Tools | MTRXと2台のPro Tools | SYNC HD

「総じてポジティブな印象というか、かなり気に入っています。モニター・コントロールがPro Tools | MTRXのDADmanと完全にリンクしているので、非常に操作性がいい。S6とMac、どちらからでもモニターをコントロールすることができるんです。Pro Tools | MTRXに関しては、従来のPro Tools | HD I/Oと比較すると、解像度が一気に上がったような印象がありますね。上が落ちている感じがしないですし、どこかが盛り上がっている感じもなく、すごくフラットな音質。何よりPro Tools | HDXシステムを2台繋げるというのがすばらしい。機能面で言うと、単純に送りのキューをたくさん作れるところが気に入っています。複数の作品を同時に進めなければならないときも、この作品はワイヤレス、この作品は有線でカフで送るというように、プリセットを作って切り替えるだけで対応できる。S6とPro Tools | MTRXが無い環境で同じようなことをやろうしたら、けっこう頭を悩ませるのではないかと思います。総じてとても作業がしやすく、良い出音のスタジオに仕上がったのではないかと満足しています」(桑原氏)

写真向かって右から、株式会社サウンドラウンド代表取締役の吉田智勇氏、同社所属(業務提携)の音響監督、みさわあやこ氏、サウンド・デザイナー/リレコーディング・ミキサーの桑原秀綱氏、リレコーディング・ミキサーの原口崇正氏、音響機材のプランニングを担当したROCK ON PROの清水修平氏

株式会社サウンドラウンド(Sound Round Inc.)
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Avid S6

S6は、モジュール式設計であり、構成されたシステムを選択するか、または独自のシステムを構築することが可能です。

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