Avid S6導入事例 #23: 株式会社イカロス

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東京・汐留に本社を置く株式会社イカロスは、映像作品の企画/演出/撮影/編集、ポストプロダクションに至るまで、様々な業務を手がける総合制作プロダクションです。読売映画社(1947年設立)と読売スタジオ(1949年設立)の合併によって設立された読売映像を前身とし、2014年に日本テレビホールディングスの関連会社になったのを機に現在の社名に変更。テレビのバラエティ番組を中心に、多様なコンテンツのポストプロダクション業務を手がけています。

株式会社イカロスの『C studio』(東京・汐留)

そんな株式会社イカロスは先頃、3部屋あるMA室の中の『C studio』をリニューアル。長らく使用されてきたSystem-5をS6に更新し、DSPコンソールを使った作業から完全なPro Toolsミックスへと移行しました。同社スタジオ本部技術部部長の山際卓郎氏は、Pro Tools | MTRXの登場がS6導入の決め手になったと語ります。

 

「System-5は非常にフレキシビリティーが高く、とても良く出来たコンソールだと感じていたので、保守が終了したと言ってもなかなか更新に踏み切れませんでした。そんなときに発売になったのがPro Tools | MTRXで、これがあればS6との組み合わせで、System-5をリプレースできるのではないかと思ったんです。Pro Tools | MTRXは、モニター・コントロール機能やヘッドアンプなどSystem-5が備えていた機能をほぼ内包していて、外部の機器を接続することもできる。Pro Tools | MTRXが登場したことによって、ようやくS6への移行に踏み切れた感じですね」(山際氏)

『C studio』に導入されたS6。24フェーダー/5ノブ仕様のM40

株式会社イカロスが導入したS6は、24フェーダー/5ノブ仕様のM40で、コンソールの入れ替えに合わせてMac Proも更新。核となるPro Tools | HDXはカード1枚のシステムで、HD MADIをリプレースする形で導入されたPro Tools | MTRXには、8 Line Pristine ADカードが1枚、8 Pristine DAカードが2枚装着されています。

 

「以前のSystem-5は32フェーダーだったんですが、それほど広くない部屋ですし、できるだけコンパクトにしようということで24フェーダー仕様にしました。S6を導入するにあたって、S3を検討したこともあったのですが、実際に触ったスタッフは“フェーダーのフィーリングが全然違う”と言っていましたね。S6を導入しているスタジオの中には、モニター・コントローラーを組みわせているところも多いですが、EuConでPro Tools | MTRXを完璧にコントロールできるので、単体のモニター・コントローラーは導入しませんでした。実際、まったく問題ありませんね」(山際氏)

S6と同時に導入されたPro Tools | MTRX

更新工事から休む間も無くフル稼動となっている新しい『C studio』。山際氏は、S6の操作性の良さはもちろんのこと、Pro Tools | MTRXの解像度の高い音質に驚いたと語ります。

 

「単純に音が良くなったというのが、工事後の一番の印象です。おそらくPro Tools | MTRXのヘッドアンプとAD/DAコンバーターが凄く優秀なんでしょうね。System-5で録った音との互換性が心配になるくらい良い音です(笑)。S6のオペレーションに関しては、これまでもSystem-5でEuConを使っていたので、違和感なく移行することができました。視覚的要素が多く、特にディスプレイ・モジュールに波形が表示されるのがいいですね。これまで、編集用ディスプレイとは別に、視認用のディスプレイをミラーリングして置いていたのですが、そういうのが不要になりました。Pro Toolsセッションのトラックの並びとは別に、カスタムでフェーダーを並べ替えられるのも便利ですね」(山際氏)

写真向かって左から、ROCK ON PROの清水修平氏、イカロスのサウンド・エンジニアである飯塚雄一氏、イカロス スタジオ本部技術部部長の山際卓郎氏、ROCK ON PROの前田洋介氏

株式会社イカロス(IKAROS CO.,LTD.)

http://n-ikaros.co.jp

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Avid S6

S6は、モジュール式設計であり、構成されたシステムを選択するか、または独自のシステムを構築することが可能です。