Sibelius | Cloud Sharing‐まもなくリリース

By in 記譜

リリース間近のSibelius および Sibelius | Firstのバージョン 8.7アップデートでは、画期的な新技術Sibelius | Cloud Sharingを搭載します。Sibelius | Cloud Publishingのパワーを活用し、Avid MediaCentral Platform上で動作する新機能を使って、Sibeliusスコアをクラウドへ送り、レンダリングすると、あらゆるウェブブラウザで表示、ソーシャルメディアへ投稿、ウェブページやブログへ埋め込みが可能になり、誰もが、どんなデバイスからでも見られるようになります。
それでは、Sibelius | Cloud Sharingについて、詳しく見てみましょう。

スコアを共有する:Sibeliusの新しいユーザーインターフェイス

Sibelius 8.7では、リボンインターフェイスに新たなボタンを搭載します。このボタンにより、スコアの共有と管理を統合して管理することができます。「共有」をクリックすると、スコアはクラウドへ送られて処理され、スコアへのリンクが自動的にクリップボードにコピーされます。それだけです!htmlファイルとsibファイルを別々にエクスポートすることも、プラグインをインストールすることも、ブラウザを再起動することも、時には機能するブラウザを搭載したコンピュータを探すことももう必要ありません。Sibelius | Cloud Sharingを使って共有されたスコアは、あらゆるブラウザ、あらゆるデバイスに対応します。

オンラインでスコアを共有する

どのように機能するのでしょうか?「共有」をクリックすると、SibeliusはAvidの MediaCentral Platform(Microsoft Azureで実行)のクラウドアカウントへスコアを送り、そこで処理が始まります。まず最初に、共有のURLです。URLにアクセスすると、AvidのCloud Publishingエンジンによって、ほとんど待つことなくスコアのレンダリングが完了します。スコアが大きければ大きいほど、処理に時間がかかり、待ち時間は長くなります。

共有ボタン下のドロップダウンをクリックすると、オプションが表示されます:

ご覧のように、ドロップダウンには、ウェブページやブログにコピーを埋め込むオプション(本ブログ内で説明)およびスコアの共有を素早く停止するオプションが含まれます。「共有停止」をクリックすると、スコアはオンラインでの閲覧を直ちに停止します。スコアは、再度共有することができますが、共有ボタンを再度クリックすると、共有URLが新たに生成されます。

スコアへの変更を反映する

スコアに変更を加え、それを共有するにはどうしたら良いでしょう?問題ありません。変更は簡単です。共有されているスコアの更新準備が整ったら、編集して、「Push」ボタンをクリックするだけです。スコアへの変更を保存して更新するか聞かれます。スコアを共有しなおす必要はありません。既存のURLを引き続き使用できます。変更が反映されていることを確認するには、ブラウザページを更新するだけです。更新されたスコアが自動的に表示されます。これにより、スコアを編集する度に、pdfやmp3ファイルを新たにエクスポートする面倒なワークフローは無くなり、多くの作曲家やアレンジャーの生命線とも言えるレビューやコラボレーションのワークフローは、大幅に合理化します。

共有スコアを管理する

Sibelius | Cloud Sharingには、共有スコアを管理する新しい「ダッシュボード」も含まれます。共有している全てのスコアをリスト表示する「ダッシュボード」では、スコアのソート、検索、および共有/非共有を管理することができます。スコアをSibeliusで開かなくても、スコアの共有URLを得ることが出きるので、大変便利です。

スコアのリストをソート、検索、整理するオプション

「ダッシュボード」の「共有」ボタンをクリックすると次のポップアップが表示されます:

ここから、共有URLおよびオンラインでスコアの埋め込みに使用した埋め込みコードを探すことができます。

 

これが、先に共有したスコアのURLです:

https://sibl.pub/SJqLTkDqb

リンクをクリック、またはウェブブラウザに貼り付けて表示、再生することができます。

 

共有スコアを見る、使用する

URLは、クラウドアカウントにあるスコアへのリンクです。友人、同僚、生徒、教師など、誰とでも自由に共有することができます。様々なプラットフォームやデバイスで人々が共有スコアを見る方法は様々です:

ウェブブラウザで

Cloud Publishingエンジンは、最新のウェブ技術(JavaScriptおよびHTML5)を使いスコアをレンダリングします。メールやテキストなどでURLを送る相手の誰もが、ウェブブラウザを使って共有されたスコアを簡単に閲覧し、再生することができます。Chromeでの例です:

ソーシャルメディアおよびチャットアプリ経由で

ソーシャルメディアサイトで共有するには、Sibeliusが供給する共有URLを貼り付けるだけです。Twitter、Facebook、WhatsApp、Skype、およびその他のメディアサイトやチャットアプリに投稿すると、投稿に直接貼りつけた音楽の素敵なプレビューが表示されます。これは、Sibeliusのスコア情報ダイアログのメタデータから得られたもので、Viewerの一部として利用可能になります。共有スコアのソーシャルメディアやチャットアプリでの表示例を幾つか紹介します:

Facebook

Twitter

WhatsApp

Skype

ウェブページに埋め込み

共有URLは、自分の音楽を共有する素晴らしい方法です。しかし、ウェブサイトで自分の音楽を紹介したい、または、インタラクティブな学習リソースを構築したいと考える方にも、Sibeliusは最適です。「ダッシュボード」または「共有」ドロップダウンのいずれからも、Sibeliusは、スコアを他のアプリケーションへ簡単に追加するために使用できる埋め込みコードを供給します。
埋め込みコードの例;

<iframe src=”https://sibl.pub/SHfG7-D” frameborder=”0″ allowfullscreen></iframe>

このコードをHtmlページに挿入するだけで、ページをレンダリングすると楽譜が表示されます。WordPress、Canvas、Atlassianなど、幾つかのサイトでテストし、全て期待通りに機能することを確認しています。

WordPressを使った記事にSibeliusスコアを埋め込んだ例です:

Sibelius Viewer

greatscores.commusichorizon.comvirtualsheetmusic.commusicroom.comなどSibelius | Cloud Publishingを用いる多くの楽譜出版社のウェブサイトを良く利用される方ならば、ご覧になったことがあるViewerは、楽譜ページの個々のSVG、再生用MP3、再生リンクの場所などをViewerに伝えるたくさんのメタデータで構成されています。この全てが、賢いJavascriptと併せて、スコアの閲覧、再生、ページングを可能にするエレガントなViewerになります。

サウンド

聴こえるサウンドは、スコアを処理する時にクラウドで生成するMP3です。AvidのCloud Publishingエンジンは、Sibeliusの“ヘッドレス”版です。Sibelius サウンドライブラリの最適化版と共に、Sibelius同様、スコアを処理、レンダリングします。このライブラリは、Sibeliusで使用されるものと全く同じサウンドですが、クラウドに素早く読み込む必要があるため、速度層が除かれ、複数音符にまたがりサンプリングされています。この最適化されたサウンドライブラリは、ほぼ全ての楽器、音の演出を維持するため、Sibeliusの完全なSibeliusサウンドライブラリで聞くものと極めて近いものになっています。これは、ローカルの内蔵MIDIサウンドに依存するScorchプラグインからは大幅に改善されています。

ルック

共有スコアがSibeliusで見るものと全く変わらないことにも気づかれるでしょう。これも、Cloud Publishingエンジンのおかげです。つまり、スコアを見る誰もが、ズームイン、ズームアウトしても卓越した解像度で、意図する通りのスコアを見ることができます。

 

Sibelius | Cloud Sharingの入手方法

SibeliusまたはSibelius | Firstのサブスクリプションあるいはアップグレードプランに加入されている全ての方(および新規のお客様)は、間もなくリリースされるバージョン8.7ソフトウェアアップデートの一部として、Sibelius | Cloud Sharingを無償でご利用いただけます。

SibeliusとSibelius | Firstに附帯する共有能力には、若干の違いがあります。Sibelius | Firstでは、いつでも最大20スコアの共有が可能です。一方、Sibeliusでは、クラウドプラットフォーム上のストレージ容量1GBまで、数に制限なくスコアを共有することができます。全てのアセットは圧縮して格納されます。そのため、1GBの容量を使い果たすまでには、大きなスコアでも相当数を共有することができます。

サブスクリプションやアップグレードプランが失効しても、オンラインで共有しているスコアは投稿された場所でそのまま有効です。しかし、サポート契約やサブスクリプションを更新するまで、新たにスコアを共有することはできません。ダッシュボードは引き続き利用可能なので、URLを共有したり、埋め込みコードを取得することもできます。サブスクリプションやアップグレードプランを更新すると、再び、新しいスコアの共有が可能になります。

最後に大切なことを

この画期的な技術を世に送り出すために貴重なご意見とご鞭撻を頂いた世界中の素晴らしいSibeliusユーザーに心からお礼を申し上げます。ありがとうございした。これはAvidにおけるオンライン楽譜の長期的ビジョンの重要な一歩です。Avidでは、ユーザーの皆さんが、これをどのように使い、どのように活用されていくのか、楽しみにしています。

– Sam and the Sibelius team

Sibeliusで自分を表現する

世界ベストセラーの記譜ソフトウェアを用いて、短時間で美しく、魅力的な楽譜を作成

Avidのシニア・プロダクト・マネージャとして、設計、開発、営業、マーケティング、法務、グローバル・サービスチームと協力しあって、未来に向けてSibelius製品およびソリューションを作っています。