Avid報道ソリューション

By in 報道

Avidの編集・送出システムを構成する要素として、Avidの各製品を一般的な報道のワークフローに沿って見ていきましょう。

①ベースバンドを扱う収録サーバーはAirSpeed | 5500で、ここで回線収録やテープ素材の取り込みを行います。サーバーは2chモデルと4chモデルがあり、各チャンネルは収録または再生のどちらでも可能なCODECタイプなのでチャンネル構成は非常に柔軟。緊急回線はもちろん、定時連絡の収録予約もチャンネルごとに(バックアップのVTR単位でも)行えるようなアプリケーションを用意しています。

②は素材を編集機など多数のクライアントで共有するメディア共有ストレージAvid NEXISであり、ここに全ての素材とシーケンス、プロジェクトを保管し、皆で共有します。最大で330台のクライアントが同時にアクセスできるだけのバンド幅を持っておりコンパクトながら非常に高性能な素材ストレージです。

③ロギング、プレビュー端末であるAvid MediaCentral | UXは記者が素材をプレビューして使いどころを切り出したり、コメントを付加して編集者に編集上の注意を指示するアプリケーションです。また、荒編程度であればタイムライン編集もできるので緊急報道の場面で活躍できます。

④本格的な編集はMedia Composer | Softwareで行います。もともとMedia Composerは制作編集用途で様々な機能が育まれてきましたが、今ではAMAと呼ばれるXDCAMやP2メディアに直接アクセスして編集する機能が装備されており、取材してきたメディアから素材を取り込むのを待つ事が一切なくなりました。何故ならメディアをドライブに挿入すると、ダイレクトにそのクリップにアクセスして編集できてしまうからです。このとても素早い素材へのダイレクトアクセス機能は報道編集では非常に重宝されています。

⑤編集が完了したら、完パケを送出サーバーに転送し、送出サーバー(AirSpeed | 5500)で送出していきます。送出順序はOTCなどからの制御で順次オンエアされていきますが、Avidの国内で開発した制御アプリでランダム送出も可能。報道の項目順とは違った、制作のポン出し送出や、サムネイルを選択して送出するいわゆるカルタ取り送出ができる送出制御アプリを用意しています。

⑥オンエアが終了すると、最後にオンエア項目を集めてアーカイブ装置に転送します。LTOアーカイブ装置そのものはAvid製品ではありませんが、装置制御を行ったりアセット管理を行うアプリケーションInterplay | MAMも用意しています。

⑦あまり前面に現れてきませんが、Avidの各製品間でちゃんとメディアが流れるように裏方としてワークフローを支えているのがInterplay | Production (MAMと対比してPAM:Production Asset Managementと呼んでいる)で、これが編集情報のアセット管理とファイルの転送やフォーマット変換を行い、報道ワークフローの自動化を実現しています。

⑧リモート編集のオプションもあります。Media Composerを局の外に持ち出して現場で編集ができるようにするオプションがMedia Composer | Cloudという製品で、これがあると、局内のメディア共有ストレージAvid NEXISに入っているすべての素材とシーケンスを現場(や自宅)のMedia Composerで編集できます。逆に取材した素材を現場のMedia Composerに取り込んで編集すると、そのシーケンスで使った所だけ、高解像度のまま局内のAvid NEXISへ素材がアップロードされます。つまり完全に双方向で現場の編集機と局内の素材サーバーを接続できます。Wifiや携帯LTE電波が入る所であれば、どこでも局内の編集ブースを持ち出したのと同等の環境になるという画期的な製品です。

 

このように報道のワークフローに沿って素材のインジェストから編集、送出そしてアーカイブまで一通りの流れをサポートする製品群を幅広く取り揃えているのがAvidの特徴です。さらに今後、確実にやってくるリモート編集の時代に対応した製品を既に実稼働させているのもAvidの大きな魅力です。

 

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次世代メディア共有ストレージ Avid NEXISはMedia ComposerやPro ToolsはもちろんのことAdobe Premiere、Apple Final Cut Pro、Grass Valley EDIUS等3rd partyのNLEにも対応しています。

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アビッドテクノロジー株式会社、マーケティング・マネージャー。 役立つアビッドユーザー事例やソリューションをブログで紹介していきます。