EUCON 2020.11 登場 – 新機能紹介

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Avidコントロール・サーフェスにとって重要なアップデートとなるEUCON 2020.11は、Pro Toolsフォルダー・トラックのスピル、フィルム・ポスト用PECDIRメーター、Avid S1とS3用Avid Controlデスクトップ・アプリ等々の新機能により、多くの新しいワークフローに対応しています。

 

Pro Toolsフォルダー・トラック・スピル(Avid S1、S3、S4、S6、Control App、Artist Mix)

タッチスクリーン、サーフェス、Avid Controlアプリから、VCAマスターだけでなくフォルダー・トラックのメンバーもスピルすることが可能になりました。S1とS3の場合は、それぞれの方法でVCAスピルと同様に動作します。S4とS6の動作は共通で、ゾーン内にメンバーをスピル可能です。加えて、Pro Tools上のフォルダーを開閉する為のオプションも用意されています。

Avid Control デスクトップ(Avid S1 とS3)

新しいAvid Controlデスクトップ・アプリケーションにより、Avid Control iOS/Androidのメーター・ビュー機能をWindowsまたはOS Xワークステーション上でも利用可能になりました。サイズに合わせてスケーラブルに対応、最大4台のS1(8-32トラック)またはS3(16トラック)で動作します。また、S1で使用しているタブレットのモニター・メーターとのミックス&マッチも可能。これにより、3台のS1を使用している場合、1台はタブレット上のメーター、残り2台はデスクトップ・アプリのメーターを使用するといった使い方が可能となります。

Pro Tools と関連付けてAvid Control デスクトップ・アプリを表示

Avid Controlデスクトップ・アプリは、ワークフローやデスクトップ・レイアウトに応じてカスタマイズ可能です。トラックネームやメーターだけを表示する為、小さなサイズに設定したり、ルーティング、グループ情報、マルチ・ユース・ファンクション・グラフを追加する為、垂直方向に拡大するといったこともできます。最大サイズでは、3つのグラフ(Pan/EQ/DYN)を一度に表示可能、セッティング・パネルで、その他のカスタマイズも自由です。Avid Controlデスクトップ・アプリは無償で、Windows およびOSX用EUCON Workstationインストーラー内に含まれています(動作には、S1またはS3が必要です)。

 

PECDIR メーターリング(ポスト・モジュール搭載のAvid S4 およびS6)

S4とS6では、共通のディスプレイ・モジュールを使用できますが、そのディスプレイ・モジュールを、PECDIRポスト・モジュールをリンクさせ、ポスト・レイアウトからトラックを表示させることが可能となりました。PECDIRメータリングは、5つの異なったビュー(1、2、3、4高およびラージメーター)、2種類のカラー・オプション、最大10ワイド・サラウンド・フォーマットに対応し、インプット(DIR)とアプトプット/プレイバック(PEC)の両方のメーターは、これらのポスト・レイアウト・トラックにアサイン可能です。これらは、最大3台までのポストモジュールとディスプレイ・モジュールの範囲内で、どのトラック、どの接続されたワークステーション(Pro ToolsおよびMTRX)からの信号も表示可能です。

レッド/グリーン・カラー・オプション

4 列ビュー・メータリング

通常時、PECメーターは、Pro Toolsレコーダーからの信号を表示し、初期設定により自動で適切な場所へ定置します。Pro Tools 2020.9.1以上では、ポスト・モジュールに接続しインプットに切り替えた場合でも、ディスク・プレイバック・メーターを維持することができます。DIRメーターは、Pro ToolsまたはMTRXからの再生を表示します。

 

EQ およびDYN サイクリング切替(Avid S1、S3、Control App、Artist Mix)

S4 およびS6で既に搭載されているこの機能が、その他のEuConコントロール・サーフェスでも可能となりました。 EQまたはDYNボタンをタップすると、Pro Toolsは初期設定上の「EUCONサーフェスEQ Dyn切り替えを次のインサートから開始」で指定されたインサート・スロットを認識し、そこを起点にEQ/DYNが挿入されているスロットを切り替える事ができるようになります。切り換えるのと同時に、サーフェス上の表示とノブも追従しますので、そのままサウンド・エディットが行えます。繰り返し押し続けると、最初の設定に戻ります。

 

トラック・リネーム(Avid S4, S6, Control App)

Avid Control アプリおよびS4/S6 マスターモジュールから、Pro Toolsトラックのリネームが行えるようになりました。Avid Control上では、任意のトラックネーム上をダブルタップし、キーボードを使ってリネーム可能となります。同様に、S4/S6 マスターモジュールでもホーム・スクリーンのトラックネームをダブルタップすることで変更可能となります。

 

選択トラックへの自動バンク(Avid Control App)

Avid Controlとサーフェスを使用する際、トラック選択のフォロー表示が可能となりました。同じトラックが常に表示されるよう全てのスクリーンを一緒にシンクさせる新しい初期設定が加わっただけでなく、スクリーンを個別にバンクしたい場合でも、トップにあるスクリーンタブ名を押しながら保持することで、一つのスクリーンをシンクさせることができます。

 

全てのコントロール・トラック・オートメーションフィードバック(Avid S4 およびS6 Display Modules、Control App)

Avid Control アプリおよびS4/S6 ディスプレイ・モジュールともに、ライトまたはプレビュー・モードに入ったトラック上で操作を行った場合でのビジュアル・フィードバックが得られるようになりました。

 

その他の機能とバグフィックス

EUCON 2020.11には、その他の機能並びにバグフィックスも追加されています。

  • EUCONのBig Sur対応 -注意:Pro Toolsはまだ、Big Surには対応していません(詳細はこちらをご覧ください)。
  • サーフェス全体のEuControlバンク
  • レイアウトをローカルに保存
  • Avid Controlのモニタリング・ページ上で32フォールドダウン
  • S4/S6ワークステーション・ソフトキー
  • タイトル・ネームおよびセーブ・コンファメーション
  • その他

Avid Control デスクトップ・アプリとAvid S3 コントロール・サーフェス

入手方法とインストール

EUCON 2020.11は、Avidアドバンテージ・サポート契約中のAvid S4 およびS6ユーザーが入手可能です。ご自身のAvidアカウントにアクセスし、インストーラー・リンクからダウンロードしてください。

Avid S1、S3、Dock、Control アプリおよびその他のEuControl サーフェスをお使いの場合は、新しいソフトウエアをダウンロードする為、Avidアカウントへログインしてください。

Avid S1

Avid S1は、限られたスペースや予算に応じて簡単に導入できる薄型のサーフェスです。小さなサーフェスですが、大きなミキシングパワーを備えています。

After spending 20 years editing and mixing everything from music to feature films and designing and installing multimillion dollar audio facilities in London, I joined Euphonix and moved to the US to manage the System 5 and MCPro products—during which time the System 5 became the pinnacle Film and TV Post mixing console. After Avid acquired Euphonix, I helped design the S6 and now handle product management for all control surfaces.