MasterCheckを使用したAvidPlay用の音楽準備

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約一年前、Avidのために MasterCheck: How Dynamic is Too Dynamic? というブログを寄稿しました。その後、AvidはAvidPlayという新しいディストリビューションのプラットフォームをアナウンスしています。昨年のブログから3つのキーポイントをまとめ直したモノをご紹介します。AvidPlay(ついでに言えば、他のディストリビューション・サービスも)との関連において、これらの考察を見ていきましょう。

1. いまや音楽ストリーミングからの収益は、ダウンロード、CD、バイナルを合わせた収益を超えています。だからこそ、ミックスやマスターをメディアに合わせて最適化することは理にかなっています。

ミックスとマスターを最適化することが合理的なことはもちろん、あなたが選択したディストリビューション・サービスに確実に満足できていることも大切です。様々なプラットフォームが様々な年間とライフタイムのレートを提供しており、アーティストのプロフィール数やリリース数その他の要素によって異なります。安いレートのサービスの幾つかはロイヤリティーから大きくカットされることに注目すべきです。なので、あなた自身の状況(ニッチで実験的な10枚のアルバムを少ないオーディエンス向けに複数の異なった名前でアップしているとか、またはヘビーにストリームされそうな1枚のアルバムだけとか)から判断するべきです。一応言っておくと、AvidPlayのロイヤリティー保持レートは0%です。

 

2. CD用に-10LUFSでマスタリングされたトラックは、YouTubeの-13 LUFSのターゲットに合わせて3dB下げられます。Spotifyは4dB、Apple Musicは6dB下げられます。つまり使われていないヘッドルームが6dB分存在します!

AvidPlayのようなプラットフォームを通じて音楽を配信した場合、ストリーミング・サービスそれぞれに対して別々のマスターをアップロードするようなことはできません。それでもラウドネスの基準を意識することが必要なのでしょうか?答えはイエスともノーとも言えます。あなたのトラックをラウドにあるいは小さめにマスタリングしたとしても、いくつかのストリーミング・サービスでは、素材がどんなものであっても何らかのラウドネス処理が再生の手前で行われます。しかし、いくつかのサービスに十分近いレベルに収まっているマスターを提供した方が、-10LUFSの“コマーシャル”マスターよりはおそらく良いアプローチと言えるでしょう。多くのエンジニアはCD用のレベルのマスタリングにこれまで慣れてきましたが、YouTubeのような比較的ラウドなサービスですら、3dBのヘッドルームを失うことになります。そして、ヘッドルームは重要です。なぜなら…

 

3. すべてのトラックがノーマライズされているプレイリストでは、有効なヘッドルームを使っている曲(つまり、最もワイドなダイナミックレンジを持つトラック!)がより目立つと思われます。

良く知られた知識ですが、ラウドネス戦争はすべてのアーティストとレーベールが自分たちの音楽を他のだれよりも目立たせたようとした結果だと言われています。同じように”ダイナミクス戦争”が加熱するかもしれませんが、少なくともどれも同じように微妙なトランジェントを失ってしまい、リスナーを疲れさせてしまうという弱点は無いでしょう。全体のダイナミクスを巧みに操ることで、静かなトラックの中に非常にラウドなセクションを作ることも可能です。 – MasterCheckのショート・ターム・ラウドネス計測に注目して、この素敵なトリックを利用することができます。

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