Pro Tools 12.8.2 & EUCON 3.7新機能紹介

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Pro Tools | HDにDolby Atmosワークフローをもたらし、Pro Tools | Firstでのクラウドコラボレーション環境を実現させたPro Tools 12.8に続き、VRオーディオ・ミックス、ミュージック・クリエーション、ゲーム・サウンド・デザイン等、多くの分野/ニーズに有意義な数多くの新機能/改良を追加したPro Tools 12.8.2がリリースされました。

また、Pro Tools | S6Pro Tools | Dock と組み合わせ使用可能なAvid Artist Mix や Pro Tools | S3 といったEUCONベースのコントロール・サーフェスの利便性を向上させたEUCON 3.7も合わせて登場しています。

Pro Tools 12.8

Pro Tools 12.8.2では、Pro Tools | First, Pro Tools及びPro Tools | HDそれぞれに重要な新機能が追加されています。

MIDI機能の強化

新しいMIDI強化機能により、より効率に優れた作曲/アレンジ作業が行えるようになりました。グリッド/ナッジ・サイズ及びペンシルツールをキー操作により素早く変更、MIDI演奏入力時のノート並びにコード・ネームの確認、ウインドウ・コンフィギュレーション上でのMIDI編集レーンのストア/リコール、スマートツールを使ったMIDIクリップ編集等が可能となっています。

新しくなったバッチ・リネーム機能

バッチ・リネーム機能が強化され、ゲーム・サウンド・デザインや複数言語を扱ったMA作業を行う際の大幅な効率アップが実現されました。

新たにトラック・ネームに対するバッチ・リネーム機能が加わり、トラック/クリップ両方に対するリネーム機能が強化され、検索/置換え/接頭辞/接尾辞/多彩なナンバリング機能を駆使して、効率よくトラック/クリップのネーミングを管理、そのままファイルとしてエクスポートすることが可能です。

VR オーディオ編集&ミックス(Pro Tools | HD のみ)

Pro Tools | HD 内で、VRコンテンツに対するオーディオ編集/ミックスが完結可能となりました。Pro Tools HD上トラック及びバスが、サード・オーダーまでのAmbisonics に対応することで、より精緻なVRオーディオの編集/ミックスが簡単に行えるようになり、必要な再生フォーマットへ出力/デリバリーすることが可能となります。また、Facebook社の協力の下、Pro Tools | HD 12.8.2にはFacebook 360 Spatial Workstationも、その機能の一部として標準インストールされるようになっています。

Dolby Atmos 作業を一層効率化(Pro Tools | HD のみ)

新たに加わったフロント/リア・ポジション・ノブ・リンクにより、両方のパラメーターを、Pro Toolsやコントロール・サーフェスから1つのパン・コントロールを行なう事で操作可能となりました。さらに、既存のパン・オートメーション・データを「高さ」をオートメーションする目的で再利用したり、Pro Toolsセッション内でのDolby Atmos Renderer接続設定も瞬時に実行可能となっています。

Dolby Atmosプロダクションワークフローの詳細は、こちらをご参照ください。

Pro Tools| Fistのセッション読み込み機能 (Pro Tools | First)

Pro Tools | Firstユーザーも、Pro ToolsやPro Tools | HDで作成したセッション・ファイルを読み込めるようになりました。

シンプルにセッション・ファイルを開き、「コンバート・トゥ・プロジェクト」ダイアログを用いて、クラウド・スペースにプロジェクトとして保存することが可能です。

EUCON3.7

EUCON3.7

EUCON3.7は、Pro Tools | S6, Pro Tools | S3, Pro Tools | Dock, Pro Tools | Control, Artist Mix,及び/または、その他のEUCON対応コントロール・サーフェスに対応しています。

EUCON対応Pro Tools | S6新機能

EQ 及びDYN サイクリング(切換)

Pro Tools | S6上でのプラグイン切換がより素早く行えるようになりました。

EQ, DYNにカテゴリーされているプラグインを、S6上のEQまたはDYNボタンをダブル・プレスするだけで、そたのチェーン内の次のプラグインを呼び出すことが可能となります。

 

Master Meter Module

S6上でのビジュアル・フィードバックが一層充実します。

この新機能により、任意のS6ディスプレイ・モジュールを、マスター・メーター・モジュールとして活用することが可能となり、マスター/バス・メーターを常時表示させておくことができるようになります。ディスプレイ上に最大4列までのメーター表示が可能となり、プリセットとして保存しレイアウトとともにリコールすることもできます。

 

その他の追加機能:

  • アテンション・トラックのクリア
  • トラック番号の前にワークステーション番号を表示させる初期設定の追加

 

Pro Tools|S6以外のEUCONコントロール・サーフェスでもv3.7のメリットをご利用いただけます。

 

EuControl 新機能

Pro Tools | ControlからのVCA スピル

Artist Mix, Pro Tools | S3, Pro Tools | Dock コントロール・サーフェス使用時の利便性が向上しました。Pro Tools | ControlアプリがVCAスピルに対応し、コントロール・サーフェスと組み合わせることで、複数のVCAトラックを使用した際のミックス作業時の視認性/利便性が一層向上しました。Pro Tools | Controlアプリ上のVCAボタンをタッピングすることで、サーフェス上にその構成トラックの展開が行なえます(再タップでアンスピルとなります)。

その他の追加機能:

  • OLED上のオートメーション・フィードバックの強化
  • Automation Write フィードバック

 

さらに詳しくは下記をご参照ください(英文):

 

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アビッドテクノロジー株式会社プロオーディオ・ディビジョン・マネージャー。Pro Toolsユーザー事例やミュージック/ポストプロダクション・オーディオ・ソリューション/ワークフロー情報を紹介していきます。