Pro Tools | S6導入事例 #4:スワラ・プロ/スリーエス スタジオ(東京・早稲田)

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本投稿は旧Avid Blogにて、2016年5月31日に公開された記事の再投稿です。

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アニメーション作品を中心に、映画やテレビ番組などの音響効果を数多く手がける株式会社スワラ・プロ。そのMA部門として1988年に設立されたのが、東京・早稲田のスリーエススタジオです。A・B・Cの3部屋体制で業務を行っている同スタジオは、2013年に約25人収容できる広大なレコーディング・ブースを開設し、大人数でのアフレコ収録にも対応。平成『ウルトラマン』シリーズや『ラブライブ!』シリーズといった人気アニメのサウンドはすべて、同スタジオで録音/制作されています。

そんなスリーエススタジオは2015年、A Studioを大幅リニューアル。長らく使われてきたICON D-ControlシステムをPro Tools | S6にリプレースしました。同スタジオの取締役/エンジニアである森田祐一氏は、ICONの使い勝手を継承したPro Tools | S6の導入に迷いはなかったと語ります。「スタジオを改装すると言っても、仕事を休むわけにはいかないので、すぐにオペレーションを習得できるものがよかったんです。Pro Tools | S6は事実上ICONの後継機ですし、作業の中心となるPro Toolsとの親和性の高さは言うまでもありません。ほとんど迷わずに導入を決めました」(森田氏)

スリーエススタジオのPro Tools | S6は、40フェーダー仕様のM40で、フェーダー・モジュールが5基、プロセス・モジュールが4基、ノブ・モジュールが1基、ディスプレイ・モジュールが4基という構成。フェーダー数は40と多めですが、逆にノブ・モジュールはミニマムに1基だけという独特の構成になっています。「フェーダー数を多めにしたのは、音効さんも一緒に触るからです。以前はICON D-Controlシステムの脇に音効さん用のCommand|8を置き、ミキサー用のICON、音効さん用のCommand|8といった感じで、握るフェーダーは完全に別々だったんですが、音効さんからもっとたくさんのフェーダーを触りたいという要望が出ていたんですよ。しかしCommand|8は拡張することができなかったので、フェーダー8本で我慢してもらうしかなかった。その点、新しいPro Tools | S6なら、モジュール単位でミキサー用、音効さん用と使い分けることができる。作業内容に応じて、音効さんにフェーダー16本握ってもらうことも可能なんです。この柔軟性の高さはPro Tools | S6の大きな魅力ですね」(森田氏)

Pro Toolsは、HDXカードを2枚装着したメイン・システムに加え、音効用のPro Tools | HDXシステム(HDXカード1枚)と音楽用のPro Tools | HD Nativeシステムがスタンバイ。計3式のPro ToolsSatellite Linkで同期されています。オーディオ・インターフェースは、メインのPro Tools|HDXシステムがHD MADIとDirectOut Technologies Andiamo 2.XT SRC/Andiamo 2.XTの組み合わせで、音効用のPro Tools | HDXシステムはHD I/O、音楽用のPro Tools | HD NativeシステムはHD OMNIというセレクション。モニター・コントローラーはタックシステム VMC-102で、映像はBlackmagic Design UltraStudio 4Kで出力。プロジェクターも4K対応のものが導入されています。「Pro Toolsは最近まで2台体制だったんですが、選曲家さん専用のPro Toolsを用意することで、これまで以上に効率良く作業が行えるようになりました」(森田氏)

スリーエススタジオ Pro Tools

新しいPro Tools | S6について森田氏は、「ICON以上に使いやすくなっている」と語ります。「改修工事が終わってすぐに稼働し始めたんですが、今に至るまで問題なく運用できています。操作感はICON同様に素晴らしいんですが、Pro Tools | S6ではさらに視覚的な情報が増えているのがいいですね。その最たるものがディスプレイ・モジュールで、波形が表示されるので今どの位置にいるのかすぐに分かるんです。ミックス中は正面のプロジェクターを見なければならないので、すぐ下のディスプレイ・モジュールでセッションの位置が分かるというのはとてもいいですね。他にもたくさん機能があるようなので、これから徐々に使い慣れていければと思っています」(森田氏)

サワラ・プロ 森田氏

Pro Tools | S6

Avid Pro Tools | S6は、モジュール式設計であり、構成されたシステムを選択するか、または独自のシステムを構築することが可能です。

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