Sibelius 新機能 – 2019年5月

By in 記譜

今年の1月および4月にリリースしたバージョンがベースとなる最新の Sibeliusを2019年5月にリリースいたしました。安定性、再生やオーディオエンジンのパフォーマンスが改善され、印刷とPDFエクスポートの精度が上がりました。これらの多くはユーザーからのフィーバックによるリクエストによるものです。

Sibeliusデスクトップおよびクラウド製品の次の機能リリースに向けて、開発チームが取り掛かっていますが、現在の機能セットに多くの改善を加えた価値あるリリースを提供するために、いくつかの変更を促進することができました。

最新のリリースをまとめがこちらです。

2018年 1月

自動的に複数の譜表と声部にまたがるラインを追加、一度に異なる小節線を追加・変更、リボン内検索の強化
.

詳細

2018年 4月

複数のテキストを追加し編集、音符間隔の全面的な見直し、FAST ESPアプリ化による大規模スコアを作成する際のメリット

詳細

2018年 6月

新たな装飾音符のスペーシングおよび音符間隔の更なる改良の追加

.

詳細

2018年 11月

アップグレード、内部の再エンジニアリング、RetinaとHigh-DPIのUI、アクセシビリティの新たなサポート
.

詳細

2019年 1月

レビュー・モード、半分のスピード再生、クイックスコアナビゲーションおよびタイムラインの機能
.

詳細

2019年 4月

新ループ・モード、スクラブ、レビュー・モードでのマークアップ、NotePerformer使用時のFlexTime

詳細

いち早く最新版を入手したい場合は、Avid Linkから自動的にアップデートをダウンロードしてインストールすることができます。フルインストーラをダウンロードする必要がある場合は、my.avid.com/productsのAvidアカウントからダウンロードできます。このアップデートは、最新のアップグレードプランまたは有効なサブスクリプションをお持ちのすべてのお客様にご利用いただけます。また、Sibelius | FirstからSibelius 、Sibelius | Ultimateまで、3つのバージョンすべてに適用されます。

先月から多くの改良を目的とした価値あるフィードバックを提供いただいたお客様に感謝の意を表したいと思います。

再生とループ

4月に新しいループ・モードの導入に続き、楽譜のループ方法にいくつかの小さな改善点があります:

  • 長いフレーズのループにも使用できます。
  • レイテンシーの大きい再生デバイスでもSibeliusはループ再生の間ビルトインの遅延補正を使用し、再生ラインを正しい位置に表示させます。NotePerformerを使用時には特に顕著です。
  • 非常に大きなサウンドセットを含む再生設定(NotePerformerなど)を使用する場合も、Sibeliusは再生デバイスダイアログの表示に前ほど時間がかかりません。
  • 異なる声部に同じ音程の音符がある場合、SibeliusはMIDIで単音を再生していましたが、最新のバージョンでは正しく両方の音符が別々に再生されます。
  • 不完全な「n」回リピートを含むフレーズが選択されている場合、常に最後のリピートとしてのループ再生されるようになりました。以前は選択された範囲以上にループされていました。
  • ループの最初の音符がはっきり再生される、もしくは装飾音符のように再生されるケースに対応します。

PDFエクスポートと印刷

PDFへのエクスポート(ファイル>エクスポート>PDFファイル>エクスポート>グラフィック>PDFおよびOSの印刷ダイアログ)および印刷は、より整合性が増し、スコアの内容が正確に表示されるようになりました。全てのフォント、特に斜体や太字のような専用のスタイルを持たないフォントも、正しく印刷およびPDFへエクスポートされます。これに加え、PDF内のメタデータがオペレーティングシステムを正しくレポートするよう修正されました。

NorfolkとPoriのフォントも改善されました。まだお試しいただいてない場合は、これらのフォントを無料でダウンロードできる NYC Music Services サイト(寄付を歓迎します)にアクセスしてください。Sibeliusで使用するための説明も含まれており、Sibelius用のスタイルを使用しているため、既存のスコアや新しいスコアにも簡単にお使いいただけます。これらのフォントをまとめてくれたBernie CossentinoとJeff Kellemに感謝します。

Angled Slash Chords

Pori Chords、Norfolk Chords、およびNorfolk Chords SansフォントのAngle Slash Chordsが正しく印刷されるようになりました。 Scoring Notesサイトもご覧ください。

安定性

全体的にSibeliusでクラッシュする可能性は低くなりました。ご覧になったことがあるかもしれませんが、クラッシュレポートウィンドウは、クラッシュの直前に何が起こったかを説明するコメントをポップアップで表示します。

Sibeliusは以下のケースでクラッシュしなくなりました:

  • タイムラインに再生マーカーが表示されている時(終了時稀にクラッシュしていた)
  • オーディオエクスポート後のスコア再生時
  • ループ・モードでメトロノームクリック有効時

4月のリリース以降、オーディオ関連の問題がありました。いくつかの出力を持つデバイスに対して任意の出力を選択できないことから、起動時の「Audio Engine Error」エラー、終了時のクラッシュまで多岐にわたります。幸い、このような問題が発生する可能性は非常に低くなりました、これに関連して、WindowsでMBox ASIOドライバ使用時に、[オーディオエンジンのオプション]ダイアログを開いた場合、Sibeliusが遅くなることはもうありません。

Windowsのみ:まだインストールされていない場合、SibeliusはVisual Studio 2017用の最新のMicrosoft Visual C ++ 再頒布可能パッケージをインストールします。これがインストールされていない場合は、Windowsはコンピュータを再起動してインストールを完了します。

 

このアップデートにおけるその他の改善点

上記の変更に加えて、他にもいくつか修正点があります:

  • 「R」キーを使用する際に(ファイル>環境設定>音符の入力 の設定に応じて)移調不可能な符頭が切り捨てられるようになりました。これに関して、 [リピート]を使用したとき小節の最後で音符を切り捨てる にチェックが入っている場合、一度に複数の音符をリピートする時にこの効果を知ることでしょう。
  • 長い間、2つ連続で繰り返し記号を使用すると再生、小節番号の表示、タイムラインの無限ループ等の問題が起こっていましたが、修正されました。
  • パート譜入力中にカラー音符の操作が「元に戻す」ヒストリーに追加されるようになりました。
  • MIDIファイルを開くとき、MIDIファイルタブから「メトロノーム記号を表示」オプションが使えるようになりました。

以上が2019.5に関する情報です。これらの新たな改善をお楽しみください。そして、Sibeliusの次の主な機能リリースについて、将来お知らせできることを楽しみにしています。

Sibeliusで自身を表現

ベストセラーの楽譜作成ソフトで、より美しく魅力的なスコアを素早く簡単に作成

Avidのシニア・プロダクト・マネージャとして、設計、開発、営業、マーケティング、法務、グローバル・サービスチームと協力しあって、未来に向けてSibelius製品およびソリューションを作っています。