1

【News Release】Avid NEXIS F-series、オンプレミスおよびクラウドの コラボレーション・ワークフローにおけるメディア・ストレージの性能と拡張性の水準を引き上げる

~Avid NEXIS | VFS バーチャル・ファイル・システムを搭載する新しい
ストレージ・エンジンとAvid NEXIS | FLEX サブスクリプションの併用で、
今日のメディア制作環境の変化するニーズへの対応力を強化

 

(バーリントン、マサチューセッツ州 2022年7月12日)

ニュース・サマリー

  • Avidが、Avid NEXIS F-series ストレージ・エンジンとAvid NEXIS | VFS™(バーチャル・ファイル・システム)による Avid NEXIS® 共有ストレージの次世代ソリューションを発表

  • Avid NEXIS F-seriesソリューションは、フラッシュ、オンライン、ニアライン、クラウド、アーカイブ・ストレージのメディアとメタデータへの安全なリモート・アクセスを提供することで、あらゆる規模のメディア制作チームが、どこからでも作業が可能に

  • Avid NEXIS | VFS により、ユーザーはAvid NEXIS ストレージをオンプレミス、クラウド、または SaaS ソリューションとして導入し、あらゆる場所からコラボレーションする機能を簡潔化

  • Avid NEXIS F-seriesと Avid NEXIS | VFS は、サブスクリプションで利用可能

メディアテクノロジーのリーダー Avid® (Nasdaq: AVID) は、7月12日 米国東部時間(7月13日 日本時間未明)、Avid NEXIS F-seriesストレージ・エンジンとAvid NEXIS | VFS™(バーチャル・ファイル・システム)による Avid NEXIS® 共有ストレージの次世代ソリューションを発表しました。現在入手可能なAvid NEXIS F-seriesソリューションは、フラッシュ、オンライン、ニアライン、クラウド、アーカイブ・ストレージのメディアとメタデータへの安全なリモート・アクセスを提供することで、あらゆる規模のメディア制作チームが、どこからでも作業できるようになります。Avid NEXIS | VFS により、ユーザーはAvid NEXIS ストレージをオンプレミス、クラウド、または SaaS ソリューションとして導入し、あらゆる場所からコラボレーションする機能を簡潔化するだけでなく、今日の急速に変化するメディア制作環境に適応して事業を成長させることができます。

 

Avid NEXIS F-series

ストレージ・エンジンの性能を30 GB/s以上に拡張できる新製品Avid NEXIS F-seriesにより、メディア制作会社は最も複雑なメディア・ワークフローを加速させることができます。Avid NEXIS F-seriesのスピードと容量で、中断やダウンタイムなく、事業の成長、新規プロジェクト、リモート・コラボレーションに対応します。コスト効率良くデザインされたモジュール式のAvid NEXIS F-seriesは、あらゆる規模のチームやプロジェクト、ワークフローにも最適です。

新しい次世代の共有ストレージ・システム Avid NEXIS には、コラボレーションおよびリアルタイム・ワークフローにレイテンシーのないストレージを提供し、小規模なコラボレーション・チーム向けの Avid NEXIS | PRO+ も含まれています。Avid NEXIS | PRO+ は、必要とされる確かな信頼性で、インジェスト、編集、フィニッシングからプロジェクトの一時置き、バックアップ、再利用、アーカイブまで、制作のあらゆる段階でコンテンツのライフサイクル全体を最適化します。制作チームは、最も要求の厳しい放送局やポストプロダクションの環境で高解像度メディアを扱う場合でも、1フレームも落とすことなくこれらの作業に取り組むことができます。

 

Avid NEXIS | VFS

Avid NEXIS F-seriesと Avid NEXIS | PRO+ の頭脳として、完全に生まれ変わった Avid NEXIS | VFS は、ストレージを共有リソースの単一プールに仮想化します。これにより、あらゆる規模のチームがどこからでも素早く安全にコンテンツにアクセスできるようになり、メディア制作のコラボレーション・ワークフローを加速します。

 

Avid NEXIS | VFS ソフトウェアは、管理タスクを自動化するインテリジェンスも搭載します。これにより Avid NEXIS F-seriesストレージは、ユーザーの介在なく、変化するワークロードに対応することができます。ストレージ容量の動的な再配分や帯域幅の最適化から、ドライブの自動再構成(リビルト)による保護機能など、24時間365日の運用に必要な俊敏な環境と信頼性を提供します。

 

Avid NEXIS | VFSは、ビデオ、オーディオ、ニュース、スポーツ、グラフィックスなど、使用する制作ツールを問わず、容易なコラボレーションや迅速なターンアラウンドを実現します。数百人ものユーザーが、スタジオ、現場、自宅など、あらゆる場所から組織全体のコンテンツライブラリやアーカイブへ簡単にアクセスして、メディアやプロジェクトを同時にブラウズ、検索、共有することができます。

Avid のビデオ&メディア・ソリューションのプロダクト・マネージメント統括責任者であるデイビッド・コラントゥオーニ(David Colantuoni)は以下のように述べています。

「世界中のプロダクションや制作チームのほとんどで、リモート・コラボレーションが標準化されている昨今、企業はパフォーマンスや信頼性に影響を与えることなく、インフラストラクチャを拡張して、クラウドへの歩みを一歩進めることに関心を寄せています。Avid NEXIS は、あらゆる規模の組織でそれを実現します。コラボレーション性能の比類ない強化から、メディア・ワークフローへインテリジェンスの導入、他を寄せ付けない柔軟性まで、Avid NEXIS は未だかつてないリモート・オペレーションを可能にします。」

 

Avid NEXIS | FLEX サブスクリプション

新しい Avid NEXIS F-seriesと Avid NEXIS | VFS は、先に発表された Avid NEXIS | FLEX™ 購入プランのサブスクリプションとしてご利用いただけます。Avid NEXIS | FLEX サブスクリプションにより、Avid NEXISユーザーは、従来のハードウェア・ベースのストレージ運用からクラウドや SaaS 環境への移行を簡潔化しながら、OPEX(運用費用)ビジネス・モデルの経済的メリットを活用できます。そのように、Avid NEXIS | FLEX ユーザーは、参入コストの低減、事業の俊敏性および卓越した投資保護を得ることができます。Avid NEXIS | FLEX は、Media ComposerMediaCentral など、Avid の他のサブスクリプション・ソリューションと合わせて、Avid でオール・イン・ワンの OPEX を提供します。

Avid NEXIS についての詳細は、こちらhttps://www.avid.com/nexis

 

© 2022 Avid Technology, Inc. All rights reserved. 無断複写・転載を禁じます。Avid、Avid ロゴ、Avid NEXIS、Avid NEXIS | VFS、Avid NEXIS | FLEX、Avid NEXIS | PRO+ は、アメリカ合衆国あるいはその他の国における Avid Technology, Inc. やその子会社の登録商標または商標です。その他本書に記載されている商標はすべて、各所有者に帰属します。製品の機能、仕様、システム要件、販売形態、価格は、予告なく変更されることがあります。

Avid NEXISストレージを瞬時にクラウドに拡張

中小規模のニュース、スポーツ、およびポストプロダクション向けのAvid NEXIS | Cloudspaces なら、クラウド上にプロジェクトを保管したり、オフサイト・バックアップのためにオンサイトのAvid NEXISワークスペースとの同期が簡単にできます。




Pro Tools 最新情報

Pro Toolsは、新機能やパートナーから提供される新たなツールなどにより、常に進化しています。有効なプランを所有者は、新たなバージョンがリリースされると、それらの機能や改善点を、すぐに入手することが可能です。以下をご参照の上、それぞれのバージョンで加わった新機能をご確認ください。

 

PRO TOOLS 2022.6 (6) 

Dolby Atmos® リレンダリングのオフライン・バウンス。インポートセッションデータを含むADMファイルへのリンク。 最適化されたADMエクスポート機能により、ADMファイルをより高速にエクスポートします。ビデオ・ウィンドウまたはハードウェアモニターでタイムコード・オーバーレイを表示。クオンタイズの改善を含む、MIDIワークフローの拡張機能を入手してください。スタンドアロンモードでPro Tools | Sync Xを使用可能。詳細は、Pro Toolsの最新バージョンをご確認ください。

Dolby Atmosリレンダリング

ADMを生成し、それをDolby Atmosレンダラーにインポートしてから、リレンダリングのエクスポートを個別に行う手順を踏まずに、チャネルベースのミックスをすばやく生成できるようになりました。これは、レビュー用の一時的なミックスを作成する場合に便利です。

※YouTubeはフルスクリーンでご覧ください。

タイムコード・オーバーレイ

タイムコードがビデオ・ウィンドウまたはハードウェア・クライアント・モニターに表示されるようになりました。これにより、制作者やエンジニアが映像を操作するときにセッションの位置を簡単に確認できます。

※YouTubeはフルスクリーンでご覧ください。

>Pro Tools 2022.6の新機能はこちら

 

Pro Tools 2022.6 日本語ガイド (PDF

PRO TOOLS 2022.4 (4) 

2022.4のリリースにより、Pro Toolsファミリーが、3つのモデルで新たにラインナップされました。音楽制作に取り組みたいミュージック・クリエイター向きのPro Tools Artist。より高い完成度を求めるミュージック・クリエイターおよびプロデューサー向きのPro Tools Studio。オーディオ・ポストならびに、ハイエンド・ミュージック・プロフェッショナルおよびレコーディング・スタジオ向きのPro Tools Flex。
3つの新しい
ラインナップをご用意してます!

>Pro Toolsの新ラインナップはこちら

 

さらに、Pro Tools 2022.4では、以下を含む多数の新機能追加や機能強化がされていますので、ご確認ください。

  • カスタム・キーボード・ショートカット
  • Pro Tools Search(検索機能強化)
  • ビデオ・カラー・スペース対応強化
  • Dolby Atmos 関連強化
  • Pro Toolsダッシュボードで、必要な情報に素早くアクセス可能
  • WASAPI対応により、内蔵およびサードパーティ製のWindowsオーディオ機器の対応範囲が拡充

>Pro Tools 2022.4の新機能はこちら

 

Pro Tools 2022.4 日本語ガイド (PDF)

PRO TOOLS 2021.10 (10) 

Pro Tools | Carbonマイク・プリアンプをリモートでコントロールできます。Native Instruments Komplete KontrolのMIDIキーボードでより緊密な統合を手に入れましょう。 新しいハイコントラスト・モードと背景色を使用して、ダークとクラシックのUIテーマをさらにカスタマイズすることで、アクセシビリティの向上を図ります。さらに、Pro Toolsは、異なるトラック幅間でルーティングするときに自動的にダウンミックス可能となり、複雑な設定変更なく、時間を節約することが可能です。最新バージョンのPro Toolsで、これら全ての新機能とその他の改善点を確認してください。

Komplete Kontrolをワークフローに取り入れる

Komplete Kontrol MIDIキーボードを使用して、トラック間をシームレスに移動し、さまざまなプラグインを瞬時に実践的にコントロールできます。Komplete KontrolはPro Toolsセッションで選択したトラックと自動的に同期します。さらに、Komplete Kontrolのボタン、ノブ、および4Dエンコーダを使用して、多くのPro Toolsの機能を直接コントロールできます。 

※YouTubeはフルスクリーンでご覧ください。

Pro Tools | Carbonプリアンプをリモートでコントロールする

編集ウィンドウとミックスウィンドウのPro Toolsセッションから、またはAvidコントロール・サーフェスを使用して、Pro Tools | Carbonプリアンプ設定をリモートで使いやすいように調整、保存し、それらの設定をリコールすることが可能です。これにより、各セッションのプリアンプ設定を覚えておく必要がなくなり、スタジオで一番使いやすい場所にCarbonインターフェースを配置することが可能となります。

※YouTubeはフルスクリーンでご覧ください。

Pro Tools | Carbonの日本語ユーザーガイド

トラックルーティングの適応性を高める

トラック幅に関係なく、出力とセンドをほぼすべてのバスにルーティングできるようになり、サブパスを作成する必要がなくなりました。Pro Toolsは、信号を自動的にダウンミックスまたはマッピングします。例えば、5.0トラックを7.1.2バスに直接ルーティングしたり、サラウンド・トラックをステレオ・エフェクトやヘッドフォンに送ることが簡単にできるようになります。

※YouTubeはフルスクリーンでご覧ください。

Pro Tools UIをよりパーソナライズする

Pro Toolsは、UIを独自のものにカスタマイズするための前例のないコントロールを提供します。カスタムの背景色をダイヤルインして、ハイコントラストのUI要素をオンに切り替えることができるようになりました。 その上、クラシックとダークテーマの両方のほぼすべての要素をコントロールできます。つまり、UIをさらに微調整して、アクセシビリティのニーズに合わせたり、さまざまな時間帯や気分に合わせて作業環境をパーソナライズすることも可能です。

※YouTubeはフルスクリーンでご覧ください。

Pro Toolsは、M1 MacでHDX、HD Native、およびAVEのサポートを導入します

2021年10月のリリースで、Pro Tools | HDXとHD Native、およびAvidビデオ・エンジンが、Appleの新しいM1シリコン・プロセッサを使用する最新のMacで使用できるようになりました。

Big Sur対応状況を見る

* Pro ToolsをM1 Macにインストールする前に、Pro Toolsシステム要件のページとmacOS 11(Big Sur)とAvid製品の対応状況のページにアクセスして、システムとワークフローが完全にサポートされていることを確認してください。

Pro Tools 2021.10リリースノート

これらの機能に加えて、Pro Tools 2021.10には、音楽とオーディオのポストプロダクションのためのいくつかの拡張機能が含まれています。

リースノートを読む

 

PRO TOOLS 2021.6 (6) 

ハイブリッド・エンジン対応によりHDX システムの強化、macOS Big Surで動作するM1ベースMacへの対応、増強されたボイス、トラックおよびI/O数、カスタマイズ可能となったダークおよびクラシックUI、さらに年間サブスクリプションをお使いの場合は、 合計$1,500相当の価値を持つプラグインやサウンドライブラリが入手可能な新たな特典プログラム「Pro Tools Inner Circleを利用いただけます。Pro Tools 2021.6で追加された主な新機能な以下となります。 

HDX上でハイブリッド・エンジン機能を実現 

DSPCPUネイティブの両方の特徴を生かし、レコーディングや空間オーディオ・ミックス時により多くのパワーと効率性をもたらすハイブリッド・エンジン機能がHDXに対応となりました。この特許取得テクノロジーの搭載によりHDXシステムは、史上最もパワフルなPro Toolsシステムへと生まれ変わり、HDXカード一枚であっても、これまでより遥かに大規模なセッションをスムースに扱うことが可能となることで、空間オーディオ作品のミックスも自由に行えるようになります。また、ハイブリッド・エンジン下では、トラック毎にネイティブ・モードとDSPモードを切り替えることができるので、レコーディング時に不快なモニター・レイテンシー(遅延)をボタン一つで取り除くことが可能です。 

HDXハイブリッド・エンジン詳細 ビデオを見る

M1ベースMac での動作が可能に!

Pro Tools 2021.6では、Pro Tools | First, Pro Tools およびPro Tools | Ultimateの各ソフトウエアが、AppleのM1プロセッサー搭載Macで動作することが可能となりました。

macOS 11 (Big Sur) と Avid 製品の対応状況

*Pro Tools M1 Macにインストールする際は、事前にこちらのPro Tools システム要件ならびにmacOS 11 (Big Sur) と Avid 製品の対応状況をご確認の上、お使いのシステムやワークフローに対応しているかをチェックなさってください。

より多くのI/O、トラックおよびボイスを確保

Pro Tools およびPro Tools | Ultimateは、最大64チャンネル入出力対応となりました(これまでは最大32ch)。Pro Toolsは、全サンプルレートで最大256モノ/ステレオ・オーディオ・トラックに対応(これまでは48kHz時128トラック)となり、Pro Tools | Ultimateは、最大2,048ボイス/トラックを全サンプルレートでカバー可能となります(これまでの5倍以上)。これにより、任意のCore Audioオーディオ・インターフェースを使用し、より多くの外部機器を接続しながら、より大規模なセッションで作業することも可能となります。

詳しく読む

ダークおよびクラシックUIテーマのカスタマイズ

Pro Tools 2021.6では、ユーザー・インターフェースの色や明度を自由に変更可能となり、お好みの設定をプリセットとして保存し、いつでも呼び出すことができるようになりました。さらに、Pro Toolsの再起動無しで、ダーク・テーマとクラシック・テーマの切り替えも可能となりました。 

ビデオを見る

QuickTime およびファイル・サポート改善

Pro Tools 2021.6 では、バウンス・ミックス・ウインドウ上での「ソースと同じ」エクスポートやAACオーディオ・エクスポート機能拡張を実現。加えて、Pro Tools | Ultimateでは、 H.265/HEVC bビデオのインポート/エクスポートにも対応しました。

詳しく読む

サイド・チェーン時の自動遅延補正対応

これまでPro Tools | HDX上でのみ可能だった、サイド・チェーン時の自動遅延補正がPro ToolsおよびPro Tools | Ultimateソフトウエアでも可能となりました。これにより、サイド・チェーンされたトラック同士を完璧にシンクさせることが、両ソフトウエア上で実行できるようになる為、EDMでのポンピング・エフェクトやダイアログ編集時のミュージック・ベッドのダッキングによるレベル調整が、より高精度なタイミングで実行可能となりました。

ビデオを見る

Pro Tools 2021.6 リリースノート

上記以外の Pro Tools 2021.6 追加機能並びに改善点は、以下のリリースノート(英文)をご参照ください。

リースノートを読む

 

3 (2021.3)  

Pro Toolsの最新リリースでは、IntelベースのMacBig Surサポートなど、音楽およびオーディオ制作のための機能が強化されています。また、IK Multimedia社の2つの新しいプラグインをご利用いただけるようになりました。 

>Pro Tools 2021.3 日本語ガイド (PDF)

Pro ToolsmacOS Big Surのサポートを追加(全バージョン)

最新のリリースでは、Pro Toolsソフトウェアのすべての種別、およびPro Tools | CarbonPro Tools | HDXPro Tools | HD Nativeハードウェアが、macOS Big Surを実行しているIntelベースのコンピュータで動作するようになりました。 

Big Surサポートを見る

IK MultimediaAmplitube & T-RackSでシュレッド、ミックス、マスタリングを実現 

IK Multimedia社とのパートナーシップにより、Pro ToolsおよびPro Tools | Ultimate1年間のサブスクリプションをお持ちの方に、2つの汎用プラグインを追加費用なしで提供します。AmpliTube 5 SEは、伝説的なギター/ベース・アンプ、スピーカー・キャビネット、ストンプボックス、ラック、マイクなどのサウンド、感触、雰囲気を得ることができます。また、T-RackS 5 SEでは、アナログ・モデルのコンプレッサー、リミッター、EQ、リバーブ、テープ・エコーなどのデジタル・プロセッサーを使用して、サウンドをミックス&マスタリングすることができます。 

Amplitube ビデオを見る T-RackS ビデオを見る

音楽的な打ち込みをタイプ入力!   

鍵盤楽器がない?問題ありません。コンピュータのQWERTYキーボードを使って、画面上のMIDIキーボードでMIDIを入力することができるので、音符を弾いたり、メロディーを作ったり、思いついたときにすぐに入力することができます。 

ビデオを見る

Pro Tools | Sync Xですべてを同期させる

Pro Tools 2021.3では、オーディオ・ポストプロダクション用の新しい高精度シンクロナイザーであるPro Tools | Sync Xがサポートされています。Sync Xは、ビデオとオーディオ間をほぼサンプル精度でフレーム・エッジ・アライメントでき、広範なI/Oとフォーマットのサポート、ダブル・レゾリューション・クロッキング・デザインを実現しています。

Sync X 詳細を見る

Sync X ブログを見る

11月 (2020.11)

Pro Tools 2020の11月リリースでは、新たなUIイメージであるダークテーマ対応に加え、新たに無償提供されるMelodyne 5 essentials 、そのアルゴリズムを利用したAudio-to-MIDI変換、そしてPro Tools | Carbon対応といったミュージック・クリエーション向け機能やDolby Atmos及びゲーム・オーディオ・ワークフロー用の新しい機能を追加しています。

>Pro Tools 2020.11 日本語ガイド (PDF)

ダークサイドのパワーを発見
(全バージョン)

このバージョンより、新たなダークテーマ・ビューが加わり、これまでのユーザー・インターフェースと初期設定上で選択可能となりました。このダークテーマにより、Pro Toolsは、暗い部屋でも目に優しく、かつ、よりドラマティックでモダンなルック&フィールを手にしています。スタジオでの環境に合わせて、またはお好みに応じて、この2種類のユーザー・インターフェース・モードを使い分けてください。

オーディオをMIDIデータへ変換
(Pro Tools・Pro Tools | Ultimateのみ)

この機能により、オーディオ・データをMIDIノートに変換することが可能となり、ピッチ変更、タイミング調整さらには楽器の音色の変更まで行えるようになりました。新しいAudio to MIDI機能の使い方は、とても簡単です。シンプルにオーディオ・クリップをインストルメントまたはMIDIトラックにドラッグ&ドロップすれば、それでもう編集やリボイスの準備は完了。メロディックな素材だけでなく、パーカッシブなサウンドやポリフォニック録音データもコンバート可能ですので、クリエイティブな手法の幅がより一層広がります。

Pro Tools 2020 11- Audio To MIDI機能

Melodyneを使ったピッチとタイミングの変更(Pro Tools・Pro Tools | Ultimateのみ)

Pro Toolsサブスクリプション及びソフトウエア・アップデート+サポート・プランには、Celemony Melodyne 5 essentialが無償で追加されます(約1万円相当!)。Audio to MIDI変換機能のエンジンとして使用される他に、プラグインとして使用することで、オーディオ・データのピッチ修正、タイトなグルーブ作り、メロディーのリアレンジ等にも活用可能です。完璧なボーカルや演奏パフォーマンスを素早く、そしてよりクリエイティブに実現可能。また、さらに高度な機能が必要な場合は、上位バージョンへのアップグレード・パスを利用することも可能です。

Pro Tools | Carbonでハイブリッド・パワーを!(Pro Tools・Pro Tools | Ultimateのみ)

Pro Toolsは、1つのクリエイティブ環境内でスムースなレコーディングが行えるよう、Pro Tools | Carbonとインテリジェントに統合されています。Pro Tools | Carbonのハイブリッド・エンジンを使用することで、ボタン一つの操作でリアルタイムAAX DSPプラグインを使用した低レイテンシー・モニタリングでのレコーディングが可能、解放されたCPUパワーをミックスに有効活用できます。これにより、アーティストは、必要なエフェクト・チェーンが施されたサウンドをモニターしながらも、パーフェクトなタイミングで、自身のパフォーマンスを行う事が可能となるのです。

Pro Tools | Carbon登場 !

Dolby Atmos ADMファイルのダイレクト・エクスポート(Pro Tools | Ultimateのみ)

Dolby AtmosミックスのADM (Audio Definition Model)ファイルへのバウンスに、実時間をかける必要がなくなりました。Pro Tools | Ultimateでは、これまでも可能だったADMファイルのインポートに加え、実時間より高速に処理できるオフライン・バウンス機能を使用したADMファイル・ダイレクト・エクスポート機能も加わりました。これにより、Dolby Atmosミックス時のワークフローが一層効率化します。ミックス内の全てのグループと関連ベッズ及びオブジェクトが、1つのファイル内に収納され、デリバリー作業が一層簡単に行えるのです。

スペース・クリップ機能で時間をセーブ(全バージョン)

プロジェクト毎に何千ものオーディオ・ファイルをインポートするゲーム・サウンド、音響効果、ダイアログ・エディターそしてサウンド・ライブラリー制作者にとても便利なのが、この「クリップ間のスペース」機能です。1つのコマンドを実行するだけで、トラック上の複数クリップ間のスペースを、設定した一定値で、簡単かつ素早く配置しなおすことができます。

Pro Tools 2020.11 – Space Clips機能

新しいバウンス・ウインドウと強化されたビデオ・インポート
Pro ToolsPro Tools | Ultimateのみ) 

ファイナル・ミックスへのバウンス、トラックの統合そしてステム・プリント、こういった作業が、頻度の高いワークフローをプリセット化することが可能となった、新しいバウンス・ウインドウで、より簡単に作業できるようになりました。さらに、ビデオ・インポート機能では、MXF op-1aファイルからビデオ/オーディオを同時にインポート可能となっています。また、macOS Catalinaユーザーも、Quick Time関連機能を再び利用可能となり、MOV, MP4, M4V, 及びM4A (AAC)ファイルをインポートしたり、MOVファイルをエクスポートすることもできるようになっています。

Pro Tools2020.11 – MXF-op1aインポート機能

 

Pro Tools 2020.11には、新たなUIモードであるダークテーマ、Audio to MIDI機能、Melodyne 5 essentials提供、スペース・クリップ、Pro Tools | Carbon完全統合、Dolby Atmosミックスの為のADMファイル・エクスポートといった新機能が、その他の改良/改善点とともに加わっています。

Pro Tools 2020.11 リリース情報

9月(2020.9)

Pro Tools 2020の9月のリリースでは、Ableton Linkの統合サポート、SDIIおよびBW64 ファイル形式のサポート、録音有効化トラックの状態をラッチまたはキャンセルするための初期設定項目の追加といった向上を実現しています。

Ableton Linkで一緒にプレイ

Ableton Linkはローカルネットワークを介して複数のデバイスを同期します。従来の楽器と同じように、エレクトロニック・インストゥルメントやソフトウェアを使用して他のミュージシャンと一緒に演奏することができます。 Pro Toolsに統合されているため、設定に煩わされることなく、演奏に集中できます。

 

以前に録音有効化されたトラックを自動キャンセル

クリエイティブなフローの中では、つい、保持したいテイクを持つトラックの録音有効ボタンを解除し、上書きしないようにすることを忘れてしまう場合があるかもしれませんが、新しい初期設定項目が事故を防ぎます。オーディオ、MIDI、インストゥルメント・トラックの録音を準備する際のPro Toolsの挙動を設定することができるので、新たに録音するトラック上の[録音有効ボタン]を押すと、以前に録音有効化されていたすべてのトラックは自動的に解除され、この種のアクシデントで上書きしてしまうことを避けることができます。

Avid Cloudプラットフォームの向上

2020.5で導入されたリモートワーク対応のための改善により、このリリースでは安定性がさらに強化されています。これらの調整により、多くの新しいAvidクラウドおよびPro Toolsクラウド・コラボレーション・ユーザーがプラットフォームをスムーズに利用できます。

 

Pro Tools 2020.9には、SDIIとBW64ファイル形式のサポートに加え、多くの改善と修正が含まれます。

リリースノートを読む(英語)

5月 (2020.5)

フォルダートラックのタクタイル・コントロール

Avidコントロールサーフェスが、Pro Toolsのフォルダートラックを完全にコントロールできるようになりました。 9つの新しいソフトキー、新しいStripコマンド、Tracks Screenの新しいボタンにより、フォルダーの開閉を完全にコントロールできます。文字通り、ボタンに触れるだけです。

ブログを読む

リモートワークのための改善

COVID-19により、リモートワークは今や常態化しています。Avidクラウドプラットフォームの使用率も大幅に上昇しています。多くのユーザーは、最も効率的なリモートソリューションを求めて未知の領域で模索を続けています。この状況をサポートするため、Avidクラウド、Dropbox、Googleドライブ、Microsoft OneDriveの利用者向けた安定性を改善しています。

 

Pro Tools 2020.5の改善と修正については、リリースノートをご参照ください。

リリースノートを読む

3月 (2020.3)

フォルダートラックでセッションにフォーカス

複数トラックを折りたたみ可能なフォルダーにまとめることで、大規模なセッションを管理し、よりクリエイティブで生産的な作業をサポートします。画面上の数えきれないほどのトラックに気を取られることなく、ドラッグ&ドロップでトラックを配置、統合、ルーティングできます。また、フォルダーをフォルダーにグループ化したり、色分けをすることでさらにナビゲーションしやすくなります

>Pro Tools 2020.3 日本語ガイド (PDF)


ブログを読む

Pro Toolsで成功する

業界トップのツールを使って、サウンドをパワーアップ。映画/テレビ用の音楽やサウンドの制作から、世界中のアーティスト、プロデューサー、ミキサーとのコラボレーションまで自由自在。




Pro Tools | MTRXで実現した次世代イマーシブ・スタジオ、音響ハウス『Studio No.7』

Installed by

イマーシブ・コンテンツ制作に対応した新スタジオ『Studio No.7』

来年創立50周年を迎える日本を代表するスタジオ、株式会社音響ハウス(東京・銀座)。同社は今年3月、ONKIO BLDG. 7階の『MASTERING ROOM』の改修を実施し、空間オーディオ/イマーシブ・コンテンツ制作に対応した『Studio No.7』としてリニューアルしました。新生『Studio No.7』には、9.1.4chのモニター・システムが新たに設置され、Dolby Atmos🄬レンダラーのHT-RMUも常設。株式会社音響ハウス スタジオ事業部門 技術部マネージャー/レコーディング・エンジニアの櫻井繁郎氏によれば、近日中にロワー・スピーカーも追加され、360 Reality Audioにも対応するとのことです。

 

「イマーシブ・ミックスには以前から興味があったのですが、決定的だったのはApple Musicが空間オーディオに対応したことでした。エンド・ユーザーがヘッドフォンでも気軽に楽しめるようになるということで、これは我々も取り組まないといけないなと。弊社はサラウンドに対応したのも早く、新しいことには積極的に取り組んでいくという社風があるんです(笑)。イマーシブ対応のスタジオを開設するにあたって『MASTERING ROOM』に白羽の矢を立てたのは、この部屋が一番改修しやすかったからですね。他の部屋ですと大きなコンソールがあるので、大規模な改修になってしまう。その点、この部屋はマスタリング・スタジオということもあって機材が少なく、サラウンドにも対応していましたし、イマーシブ・スタジオを造るならこの部屋がベストだろうと思ったんです。なお、イマーシブに対応させた後も、マスタリング・スタジオとしての機能は維持しようと考えていたので、今回はルーム・アコースティックには手を付けていません。9.1.4chのモニター・システムを設置し、Pro Tools周りを入れ替えたリニューアルということになります」(櫻井氏)

株式会社音響ハウス スタジオ事業部門
技術部マネージャー/レコーディング・エンジニア 櫻井 繁郎 氏

イマーシブ・スタジオの肝であるモニター・システムはフィンランドAmphion製で、フロント・スピーカーはTwo18、サラウンド・スピーカーとハイト・スピーカーはOne18という構成。フロント・スピーカーにはサブ・ウーファー (LFE) のFlexBase25も導入され、Two18はAmp700、One18はAmp400.8でドライブされています。

 

「初期の段階では9.1.4chではなく、7.1.4chでいこうと考えていたんです。しかし既にイマーシブ・コンテンツ制作を実践されているエンジニアさんから、“スピーカーが9本あると表現力が違ってくる” という話を訊き、9.1.4chでいくことにしました。スピーカーに関してはいろいろなメーカーのものを試聴したのですが、最終的にAmphionでいこうということになりました。Amphionは日本に入ってきてすぐに導入し、Two18とOne18を移動用スピーカーとして使っていたのですが、凄く素直で作りやすい音なんです。エフェクトをかけたり、ボリューム操作の反応などもとても分かりやすい。ロックのような音楽には向かないと言う人もいますが、パワー的にはまったく問題ありませんし、ぼく的には使いようかなと思っています。とにかく音を作りやすい、ミックスしやすいスピーカーですね」(櫻井氏)

フロント・スピーカーはAmphion Two18

ハイト・スピーカーとサラウンド・スピーカーはAmphion One18

フロント・スピーカーとサラウンド・スピーカーは、音響ハウス謹製のスピーカー・スタンドに設置されていますが、設計を手がけた株式会社音響ハウス 管理部門 技術開発管理部長の須田淳也氏によれば、現在新しいスタンドを作り直しているとのこと。

 

「最初スタンドの高さは840mmだったのですが、その後にBaseTwo25を2台導入することになったので、高さを揃えるために現在958mmで作り直しているところです。素材は厳選したスチールとMDFの組み合わせで、長年の経験をもとに、締め過ぎず緩過ぎないポイントを狙っています。今回、フロント・スピーカーとサラウンド・スピーカーで異なるモデルが混在しているわけですが、Amphionはクロスオーバー・ポイントが揃っているのがいいですね。クロスオーバー・ポイントが違うスピーカーを混在させると、位相特性がおかしくなってしまいますから」(須田氏)

株式会社音響ハウス 管理部門
技術開発管理部長 須田 淳也 氏

作業の中心となるPro Toolsは、リニューアルに合わせて刷新。現行のMac Proに3枚のHDXカードとUniversal Audio UAD-2が装着され、コントロール・サーフェスとして Avid DockとAvid S1も導入されています。オーディオ・インターフェースはPro Tools | MTRXで、システム・インストレーションを担当した株式会社タックシステムの益子友成氏によれば、Pro Tools | MTRXにはタックシステム VMC-102 IP(DanteおよびMADI)とDolby Laboratories HT-RMU(Dante)も接続されているとのことです。

 

「Pro Tools | MTRXは、ADカードが1枚、DAカードが3枚、DigiLink I/Oカードが2枚、Danteカードという構成で、SPQスピーカー・プロセッシング・カードも装着してあります。VMC-102には、HT-RMUのリレンダラー機能を使用し、Dolby Atmos、7.1ch、5.1ch、ステレオ、バイノーラルの各ミックスが入っているのですが、これらを瞬時に切り替えてモニターすることが可能になっています」(益子氏)

 

「Pro Tools | MTRXの3枚のDAカードは、2枚がイマーシブ・ミックス用、1枚がステレオ・マスタリング用で、あえて分けることにしました。そうしないと、毎回I/Oセットアップを変える必要がありますし、事故も怖いですからね。基本、この部屋でレコーディングをすることはないのですが、ADカードが1枚あるので、ちょっとしたナレーション収録にも対応できるようになっています。VMC-102に関しては、弊社ではMA 1に続いて2台目の導入で、空間オーディオではヘッドフォンでの確認も重要になってきますが、VMC-102があればヘッドフォン・アンプにもすぐに切り替えることができます。また、Pro Toolsを入れ替えるのと同時に、プラグインもかなり充実させました。Waves Horizon、Plugin Alliance、Slate Digital、Universal Audio、Nugen Audio、Sound Particles、DSpatial、LiquidSonicsなど、Dolby Atmos対応のプラグインも大体揃っています」(櫻井氏)

作業デスク

デスク右手に配されたAvid Dock

デスク左手に配されたAvid S1

「新しいスタジオを構築するにあたって、熟成されたVMC-102の存在は非常に大きかったですね。単純なDolby Atmosスタジオではなく、ステレオ・マスタリングの環境を維持しなければならなかったので、VMC-102無しではこのようなハイブリッド環境は実現できなかったのではないかと思います。音も悪くないですし、モニター・コントローラーとしての使い勝手も良く、アナログ的なフィーリングを持っている。VMC-102とPro Tools |  MTRXの組み合わせが、このスタジオを下支えしてくれていると思っています。それとPro Tools | MTRXのSPQスピーカー・プロセッシング・カードの存在も大きいですね。弊社には、余計なプロセッサーは極力挟まないというのがポリシーとしてあるのですが、ハイト・スピーカーは一度設置してしまったら、位置を変えたりといった調整ができません。それをSPQスピーカー・プロセッシング・カードを使ってカバーしているというわけです。ソナの中原さん(注:株式会社ソナの中原雅考氏)と相談しながら、出っぱっているディップを補正し、納得のいく水準まで持っていくことができました」(須田氏)

スタジオの中核となるPro Tools | MTRX

モニター・コントローラーのタックシステム VMC-102 IP

音響ハウスでは初めての導入になるというPro Tools | MTRX。株式会社音響ハウス スタジオ事業部門 技術部統括部長/レコーディング・エンジニアの太田友基氏は、そのサウンドについて「スピード感のある音」と評価しています。

 

「前のPro Tools | HD I/Oと並べて聴き比べたわけではないのですが、音が速いというか、スピード感のある音がしますね。私はナレーションとか人の声を録ることが多いのですが、モタモタしていない音というか。いろいろな人からPro Tools | MTRXは優秀と聞いていたので、使うのを楽しみにしていたのですが、期待以上のクオリティを持ったオーディオ・インターフェースという印象です」(太田氏)

 

「HD I/Oよりもあたたかみのある音がしますね。中域の質感が分かりやすいので、音を作りやすい」(櫻井氏)

 

「これまでとはまったく設計が違いますよね。次世代の非常に洗練されたオーディオ・インターフェースというか。チャンネル数が多く、もの凄く集積されたオーディオ・インターフェースではあるのですが、動作もとても安定している。個人的にはデザインも凄く好きですね(笑)」(須田氏)

株式会社音響ハウス スタジオ事業部門
技術部統括部長/レコーディング・エンジニア 太田 友基 氏

今年3月にオープンした音響ハウスの新スタジオ、『Studio No.7』。櫻井氏は今後、いろいろなタイプの音楽のイマーシブ・ミックスを手がけていきたいと語ります。

 

「現状、イマーシブの仕事はそれほどあるわけではないのですが、エンジニアとして非常に可能性を感じています。アコースティックな音楽では空間の表現力が確実に増しますし、打ち込みものの音楽では実験的なことができるので、ミックスしていてとても楽しい。ただ、思っていた以上にいろいろなことができてしまうので、考えさせられることも多いですね。こちらがおもしろいと思ってやったことが、アーティスト・サイドの意図と合っているのかとか。しかしまだデフォルトやセオリーといったものが存在しないので、自分でどんどんやっていかないと確立できないと思っています。今後、360 Reality Audioにもチャレンジしてみたいですし、このスタジオを拠点に積極的に手がけていきたいですね」(櫻井氏)

向かって右から、音響ハウスの須田氏、櫻井氏、太田氏、タックシステムの益子氏

音響ハウス
(ONKIOHAUS)

Dolby Atmosは、Dolby Laboratoriesの登録商標です。

Pro Tools | MTRX

新たなレベルの再現性と柔軟性を実現




【News Release】Avidが、Avid NEXISストレージ向け クラウド対応のサブスクリプション・オプションを提供

~Avid NEXIS | Flexサブスクリプションの導入により、メディア企業は受賞歴を誇る
Avidのバーチャル・ファイル・システムをオンプレミスまたはクラウドで稼働し、
OPEX事業モデルでAvid NEXISを運用することができます

 

(バーリントン、マサチューセッツ州 2022年5月25日)

ニュース・サマリー

  • Avidは、受賞歴を誇るAvid NEXIS®メディア・ストレージ・ソリューションをサブスクリプションとして提供します

  • メディア制作ワークフロー向けに設計されたAvid NEXISは、メディア業界をリードするソフトウェア定義のストレージ・ソリューションです

  • Avidユーザーは、柔軟なOPEX支払オプションを活用して、オンプレミスからクラウドへの作業負荷の移行を自分たちのペースで行うことができます

クラウドベースのコンテンツ・ワークフローをリードするメディア技術のイノベーターである Avid® (Nasdaq: AVID) は、先日 ニューヨーク市のNASDAQマーケットサイトで開催された2022 Investor Dayでの発表の通り、受賞歴を誇るAvid NEXIS® ストレージ・ソリューションをサブスクリプションとして提供し、オンプレミスまたはクラウドでの柔軟な展開を可能にすると発表しました。

 

世界中で何千ものメディア運用に採用されているAvid NEXISは、メディア制作ワークフロー向けに作られた業界トップのソフトウェア定義のストレージ・ソリューションです。Avid NEXISにより、数百人ものユーザーが同時にコラボレーションして、劇場映画、ニュース、スポーツ、TVエンターテインメント、企業メディアなどのビデオ・コンテンツを作成することができます。Avid NEXIS | Flex™ サブスクリプション・プランの追加によって、Avidユーザーは、柔軟なOPEX支払オプションを活用して、オンプレミスからクラウドへ、自分のペースで作業負荷をシフトできるようになります。

Avid NEXISの核となる革新的なAvid Virtual File Systemは、メディア制作チームの超高性能なコラボレーション・ワークフローを実現します。世界中の数千ものAvidユーザーのサイトで稼働しているインテリジェントなこのソフトウェア・レイヤーは、オンプレミスのCOTSハードウェアまたはクラウドで動作します。

 

Avidのビデオ&メディア・ソリューション部ゼネラル・マネージャのティム・クレイマン(Tim Claman)は以下のように述べています。
「ハイブリッドのクラウド運用モデルを採用するAvid NEXIS | Flexサブスクリプション・プランは、定評あるAvid NEXISのコラボレーション・ワークフローと共に、インフラ支出をOPEXに移行するオプションだけでなく、ソフトウェア・ライセンスをクラウドへ時間をかけて徐々に移行する柔軟性を提供します。
また、Avid NEXISは、サブスクリプション・プランを提供する最新の製品ラインです。急激に変化するメディア市場を生き抜くために必要な財務上の柔軟性と運用上の敏捷性を提供します。」

 

Avidの2022 Investor Dayのプレゼンテーションでは、業界をリードするメディア・クリエイターのためのワークフロー・ソリューションとクラウド・イノベーションを紹介しました。

©2022 Avid Technology, Inc. 無断転載・複写を禁じます。 Avid、Avidロゴ、Avid NEXISおよびAvid NEXIS|Flexは、米国あるいはその他の国におけるAvid Technology, Incまたはその子会社の商標または登録商標です。その他の商標はすべて、各所有者に帰属します。製品の機能、仕様、システム要件、および販売形態は、予告なく変更されることがあります。

Avid NEXISストレージを瞬時にクラウドに拡張

中小規模のニュース、スポーツ、およびポストプロダクション向けのAvid NEXIS | Cloudspaces なら、クラウド上にプロジェクトを保管したり、オフサイト・バックアップのためにオンサイトのAvid NEXISワークスペースとの同期が簡単にできます。




「Avid Sibelius」 :シームレスな移行で、ストレスのない楽譜作成ライフを実現!

ミュージシャン Rie Tsuji(辻 利恵)氏に訊く

現在、マレーシアのクアラルンプールに拠点を置いて活躍するミュージシャン Rie Tsuji氏。

自身のスタジオRMP Productionでは、Avidの楽譜作成ソフト 「Sibelius」 と音楽制作ソフト 「Pro Tools」 が採用されている。現在に至るまでのドラマティックな経験やミュージシャン活動、活用いただいているSibeliusについてお話を伺いました。

音楽をはじめたきっかけを教えてください

 「母親が音楽の先生で、父親がバイオリンを趣味で弾き、兄弟もピアノやエレクトーンを習っており小さい頃から常に触れていたため、何の違和感もなく気づいたらピアノを弾いていました。幼少期はクラシックピアノを弾いていましたが、通っていたヤマハピアノ教室での自由なピアノ表現をする教育方法もあり、伴奏付けや作曲も行っていました。CMソングを耳コピすることもあり、絶対音感も身につき耳も鍛えられたので、楽譜を見て演奏するクラシックのスタイルと、自由に演奏したり即興したりするジャズのスタイルの2本立てでの音楽を確立していったのは、自然な流れでした。

 

高校3年生の時、1ヵ月弱の東ヨーロッパでの短期ピアノ夏季講習経験が大きな変化点となりました。今までのレッスンのためだけの練習ではなく、同年代の子の奏でる豊かな表現力や演奏力に圧倒され、音楽への向き合い方が大きく変わり、今の自分へと繋がっているように思います。

 

中学生のころ、父の影響もありハリウッド映画を多く鑑賞していて、アメリカへの憧れを持ち始めましたが、両親の導きにより、高校卒業後は東京音楽大学へ進学。卒業後は留学の夢を叶える準備をスタートし、アメリカボストンにあるバークリー音楽大学 パフォーマンス科へ留学をしました。その後、プロフェッショナル・ミュージックへメジャー変更。約2年半のバークリー学生時代が、まさにジャズピアノの実践の場であり、昼間は学校、夜は練習を行う多忙な毎日でした。

 

卒業後は、プラクティカル・トレーニングビザで、昼間は同校のボーカル・デパートメントで伴奏のバイトをしながら(その後は、Boston Arts Academyで昼間は働く)、夜はローカル・ギグを続け、更にアーティストビザを取得し実践を積み続けました。ジャズとR&Bが半々の生活になっていました」

運命の出会い 

「2005年にリアル・ソウルの伝道者と言われるエリック・ベネイとの不思議な運命とも言える出会いにより、彼のバンドオーディションを受けることとなり、2006年全米ツアーへ参加。実践への歩みがスタートしました。その後、2006年にビヨンセのバンドオーディションの話を受け、見事オーディションに合格し、ファースト・キーボーディストとして活躍。すべては、出会いとタイミング、積み上げてきた経験や実績すべてがおりなすものでした。きっと、すべてのことがパズルのピースとして必要だったのだと思います」

 

ビヨンセのオーディションでは、映画のワンシーンのようなストーリーだったかと思いますが、改めて簡単に教えていただけますか。

 

「ボストンからバスで、NYでのオーディションへ向かったのですが、バスを1本逃してしまったことで、受付終了ギリギリに到着、間一髪で申込みを終えました。タイミングが良く、キーボード審査の一番最後の枠にポッと入れてオーディションを受けられました。無事、その審査は合格しましたが、実はファイナル・オーディションの際も、10時~21時まで行っているということで、会場に15~16時頃到着したのですが、恐らくみんな朝から受付を済ませて待っていたと思います。ちょうど受付を終えたタイミングで、スタッフの方に“アジアの子が1人いたと思ったんだよ”って探されていて、すぐにキーボード審査に入ることができ、無事ファイナル審査も合格できました。すべてのタイミングが本当に良かったのだと思います!

 

オーディション合格の秘訣もよく聞かれました。ビヨンセのオーディションで、ソロで何か弾いてくださいという課題がありましたが、過去の経験を活かして、例えば自由曲の選曲もゴスペル調にしたり、ジャズやゴスペルで学んだテンションコードでハーモニーの理解力を示したり、速弾きの技術を披露するよりも良いだろうといった、柔軟な判断も功を奏したのだと思います」

Sibeliusを使いはじめたのはいつですか?

 「Avid Sibeliusのことは、ローザン・ラズマン(旦那さま)が使っていたので以前から知っていて、自身が使うのは自然な流れでした。ビヨンセライブ以降でアーティスト活動を開始したのは、2010年。地元で自身の初ライブを行うために、Sibelius5を、旦那さんに教えてもらったのがきっかけで使いはじめました」

 

以前は、楽譜を書くことはどのくらいありましたか?

 

「正直言うと、2010年までは楽譜を書くことは余りなかったです。ビヨンセやR&Bやポップスのキャンプは、みんな耳で進行するのが普通で、チャートやコード進行、譜割や尺も全く書きませんでした。恐らく、アメリカと日本とでシステムが少し違うと思います。ビヨンセのツアーに参加していたときは、アレンジやMD(音楽監督)を担当していましたが、ストリングスアレンジも耳で行っていました。会場入りのタイミングで、ストリングスを付けていこうと思うけど・・と言われて、その場でアレンジする環境でした。カルテットをやっている時は、さすがにアレンジの楽譜を演奏者に渡すために、手書きの楽譜を渡しましたが・・・あの時ほど、Sibeliusを使っていたらなと、未だに思います。かろうじてコンサートキーで譜読みできるメンバーだったので、まだ助かってましたけどね。そんな経験もあり、Sibeliusを使いはじめたときは、本当に目からうろこでしたし、何の違和感もなくスムーズに使いはじめられました。ちなみに楽譜作成ソフトではSibelius以外は使ったことがありません!」

Sibeliusの主な使いかたを教えてください

「特に特殊な使いかたはしていないと思います。基本的には、音符はキーボードで入力しています。デュレーション(音価)を選んでからキーボードで音を入力した後にコピー&ペーストを凄く良く使います。

 

ストリングス・カルテット、バイオンリン、ビオラなど違う音でも、1から入力せず、同じようなフレーズやリズムのものはコピー&ペーストしてから、音を変更して作業して、ハーモニーを作ったりすることもあります。作業ごとに再生して、入力後に変更したりしていますね」

 

良い使い方ですね!楽譜作成ソフトの利点を有効的に使っていただけていると思います。

いま具体化しているプロジェクト内容を教えてください

 「いま進めているプロジェクトは、3つあります。全てストリングス・カルテットで、マレーシアでのプロジェクトになります。1つ目は、マレーシアのレジェンド・ロックバンドのカムバックソング。2つ目は、R&Bシンガー(2022年5月頃)。3つ目は、映画のサウンドトラックのストリングス・カルテットです。まだ進行中なので、追って詳しくご紹介できると思います。Sibeliusを使うのは、基本ストリングスアレンジが多いです。今のところ、ストリングス・カルテットの世界では、印刷した楽譜を演奏者に渡して、その後に音符直す機会はないです。MPO(Malaysian Philharmonic Orchestra)のプロフェッショナルな方たちなので、リハもなくぶっつけ本番で行っていることもあり、音符を直すことはありません。自分のライブ用にアレンジを試してリハでやってみて、直すことはあります」

 

いまのところホーンアレンジなどはないですか?管楽器のパートは、コンサートキーで記譜すれば、あとはSibeliusがその楽器にあわせて移調してくれるので楽ですよ!

 

「そうなんですね、では将来的にそういう仕事が来ても安心ですね」

 

スタジオは、ご自身と旦那さまでお持ちとのことですが、どのように使用されていますか?

 

「ローザンはプロデュースやミキシングまで行うため、ほぼメインで使用しています。彼はSibeliusのほかにAvid Pro Toolsも使用しています。私は、キーボードのレコーディングの際に使用しています」

 

昨年リリースしたSibelius for mobileはご存知ですか?

 「友人がストーリーに載せていて存在は知っていました。さらに使いやすくなるのだろうなと思っています。色々チェックしてみます!」

 

ストリングスのカルテットということなので、自身で作編曲まで行って、移動中にiPad、iPhoneにメモ書きしておき、後ほどPCで本スコアに追加する等、色々役立つ使いかたがあると思います。今はMacBook Proをご使用とのことですが、今後は、iPad版だけで完結されることもあると思います。Webページに、Sibelius for mobileの動画もたくさんアップしているので、是非ご覧ください!

Sibeliusの魅力やご要望があれば教えてください

「まさに、かゆいところに手が届く!ソフトウェアです。使っていて、気持ち良いなと思っています。Sibeliusは、構成の変更が無限にできるので、本当に気持ちが良くて、それが好きです!未だに手書きをされている方やチャートを見たときに、とても尊敬に値するけれど、きっかけさえあればもっと簡単にSibeliusでできるのになぁ・・・と思ってしまいます。ちょっとしたメモ書きや走り書きですら、手書きより早いのでは?と思ってしまうくらい無くてはならない存在で、もう手書きの時代に戻れません。操作内容としては、途中小節追加、コピー&ペースト、リピート(シングルショートカット=R)、レイアウト変更、何をとっても凄く時間短縮になるので、使っていて嫌だと思うことがありません。小節の挿入・削除などの自由度も高いので、手書きでの楽譜作成経験者としては、本当に有難いソフトウェアで、もう手放すことは考えられません。しかも記譜したら再生してサウンドやハーモニーも確認できるので、耳で聞いて手直ししたり、間違いがないですよね。今のところ要望は特にありませんが、何か気になることがでてきたら、ぜひご相談させてください」

【Ree-A (辻利恵)プロフィール】

幼少の頃からピアノを始め、ヤマハを通じて6歳の時に作曲を始める。東京音楽大学器楽科卒業後、渡米。バークリー音楽大学でジャズを学び、プロフェッショナル・ミュージック科を卒業。その後、Boston Arts Academyにて指導をしつつ、セッションプレイヤーとしての実績を積む。

2006年、エリック・ベネイの全米ツアーに参加。同年6月に全米5都市によって開催されたビヨンセのワールドツアー・オーディションに合格。以来Asst MD/MD/ミュージカルアレンジャー/キーボーディストのポジションで彼女のアレンジに携わる。2009年のラスベガスで行なわれた “I am Yours” ショーが、代表的なストリングスアレンジメント。2010年米GRMMY®(グラミー賞)で、彼女の演目のアレンジに携わり、出演も果たす。オバマ大統領主催のホワイトハウスで2度に渡る演奏/アレンジ/ストリングスセクションの指揮、2013年スーパーボウルでのハーフタイム演奏、アレンジ/演奏で参加したBeyonce Experienceツアーのライブバージョン 『Me Myself and I』 が2009年のGRMMY®にノミネートされるなど、ビヨンセの活動を大きくサポート。

代表的な日本の活動は、アニメ 『血界戦線』 の導入歌、テレビドラマ 『かもしれない女優たち』 のエンディングソングのプロデュースなど。韓国でのワークショップなど、国際的な活動も積極的に行っている。

2011年に佐賀銀行文化財団新人賞受賞。歴史的なショーになったと言われる2018年のビヨンセのコーチェラ・ライブでもアレンジ・演奏で加わり、2019年よりそのライブドキュメント 『Home Coming』 がNetflixにて配信されている。

共演したアーティストには、エリック・ベネイ、ビヨンセを始め、モニカ、デスティニーズ・チャイルド、ジェイ・Z、ジョージ・マイケル、カニエ・ウェスト、ニッキー・ミナージュ、ザ・ルーツ等がいる。

インスタグラム rietsuji0730

© 2022 AVID TECHNOLOGY, INC. ALL RIGHTS RESERVED. AVID、AVIDのロゴ、AVID EVERYWHERE、INEWS、INTERPLAY、ISIS、AIRSPEED、MEDIACENTRAL、MEDIA COMPOSER、AVID NEXIS、PRO TOOLS、SIBELIUSは、米国とその他の国またはそのいずれかにおけるAVID TECHNOLOGY, INC.またはその子会社の商標または登録商標です。「INTERPLAY」の名称は、INTERPLAY ENTERTAINMENT CORP.の許可に基づいて使用しています。INTERPLAY ENTERTAINMENT CORP.は、AVID製品に関していかなる責務も負いません。その他の商標はすべて、各社が所有権を有します。製品の機能、仕様、システム要件および販売形態は予告なく変更されることがあります。

Sibeliusで自身を表現

ベストセラーの楽譜作成ソフトで、より美しく魅力的なスコアを素早く簡単に作成




Avid NEXIS | EDGEプロキシ・ワークフロー:機能と重要性

Avid NEXIS | EDGEは、エディターやポストプロダクション・チームのコラボレーションを支援する新しいメディア・ワークフロー・ソリューションです。その中心にあるのは、Media Composer | Enterpriseを使うエディターが、どこにいても編集室で作業するのと変わらないメディア・アクセス、ワークフロー、ユーザー・エクスペリエンスで作業することを可能にする新しい画期的なプロキシ・ワークフローです。

 

Avid NEXISストレージを活用して、オンプレミスに匹敵するセキュリティを実現し、プロキシ・メディアを作成して、ハイレゾ・バージョンとプロキシ・バージョンをMedia Composer | Enterpriseのタイムライン上で簡単に選択することができます。これにより、オンプレミスの作業からリモートの作業への切り替えが容易になり、手作業で再リンクする必要もなくなります。

 

Avid NEXIS | EDGEでは、Media Composer | Distributed Processingを使用して、リモートからでも社内の使用していないコンピューターと通信できるため、プロキシ作成やレンダリングなど、プロセッサーに負担のかかる作業を、空いているコンピューターに割り当て、Media Composerを解放して時間を節約しながら、作業を継続することができます。

 

Avid NEXIS | EDGEの新しいプロキシ・ワークフローは、これまでのAvidや他のプロキシ・ワークフローとどのように違うのでしょうか?技術的詳細については、ホワイトペーパー『Reimagining the Possibilities of Proxy Workflows for Media Production』(メディア制作向けプロキシ・ワークフローの可能性を再考:英語版)をご参照ください。

Avid NEXIS | EDGEおよびMedia Composer | Distributed Processingは、Media Composer | Enterpriseサブスクリプションに無償で含まれます。

Avid NEXIS | EDGE

どこでからもコラボレーションでき、リモートでビデオ編集を可能にするソリューション。エディターが編集室で編集するのと同様のメディア・アクセス、ワークフロー、ユーザーエクスペリエンスを得られ、どこからでも作業できます。




メディア・ストレージの動向と分散型ポストプロダクションの未来を探る

メディア・ストレージは、今後数年で爆発的な成長が見込まれています。ポストプロダクション業界の仕事、受け入れ、コミュニケーションの方法における最近の変化の多くは、コロナ禍によってもたらされ加速されたものですが、メディアの保存や共有の方法を変えています。

ポストプロダクション業界では、リモート・ワークフロー、クラウド・ストレージ、クラウド・コンピューティングなど、クラウドベース・ソリューションの導入傾向が明確であると、デジタル・ストレージ・アナリストのCoughlin & Associates社 社長のトム・コフリン(Tom Coughlin)氏は、Avidのウェビナーで語っています。メディアチームは、ロックダウンの規制緩和後も、さまざまな場所からコラボレーション作業を続けてきました。リモートへの移行ラッシュは、将来にわたってポストプロダクションに影響を与え、ポストハウスやポスト部門は、今後、どこからでも働けるワークフローのさらなる進化に向けて計画を策定する必要があります。

問題は、もはや社内の階層型メディア・ストレージをアップグレードする必要があるかどうかではなく、既存のオンプレミスのリソースとクラウドベースのサービス・プロバイダをどのように組み合わせれば、最高の柔軟性、セキュリティ、価値が得られるかです。

 

将来を見据えた分散型ポストプロダクション・ワークフロー

コフリン氏が指摘するように、リモートの制作およびポストプロダクション・ワークフローでは、クラウド上のメディア・ストレージ、クラウドベースの共同レビューや承認ワークフロー、クラウドベースのレンダリングやコンテンツ配信への需要が高まっています。

さらに、リモート制作作業を通じて、制作とポストプロダクションの融合が進み、LEDウォールやリアルタイムでのグリーンバックの入れ替えなど、ポスト・イン・プロダクション技術の利用が増えることで、ポストチームや制作チームがうまく連携するための新しいソリューションが必要になっています。

クラウドのメディア・ストレージとコスト

このような変化により、すべてのオンライン・ストレージを提供するデータセンターの容量は大幅に増加し、オンライン・ストレージ・プロバイダーの選択肢も大きく多様化しました。ポストプロダクション・チームは、それぞれのソリューションの長所と短所を、変化する独自のニーズと照らし合わせて検討しなくてはならないため、選択肢の多さは、意思決定の際に混乱を招くかもしれません。

クラウドベースのメディア・ストレージ戦略を簡略化する1つの方法は、クラウドをアーカイブまたはバックアップ・ソリューションに限定して使用することです。これにより、大量のメディアをダウンロードする際に生じる高価な出力コストを抑えることができます。しかしこれでは、クラウド・ワークフローの変革力を単なるストレージ・コンテナに減じてしまうことになります。

ここで1つ注意して欲しいのは、クラウドベースのメディア・ストレージ・ソリューションが、自社でローカル・ストレージを維持するよりも依然として高価であることです。ポストハウスは、日常的な編集作業がクラウドに移行する中で、ストレージのニーズを資本支出から運用支出に(1回払いを月額払いに移行するなど)転換することがキャッシュフローの制約に適しているか、見極める必要があります。

 

アップグレードをスピンアップ

クラウドベースのポストプロダクション・ワークフローを導入するもう1つの側面は、ローカルのハードウェアを、もっとパワフルなクラウド上の仮想マシンに置き換えることです。お客様のワークフローの必要に応じて、動的に構成、スピンアップ、展開することができます。

仮想デスクトップ・インターフェースの使用も劇的に増え、オンプレミスのネットワーク・ストレージへも安全にリモートアクセスできるようになりました。コロナ禍で、社内スタッフが自宅オフィスを設置した時、既存のストレージやファイルへのアクセスが必要になりました。このような接続では、自宅のシンクライアント・マシンで作業しながら、メディア・ストレージの性能やレンダリングに関する面倒な作業はすべて、オフィスに戻ってから行えるという利点があります。

 

マルチクラウドの難点

競合する機能を備えたクラウド・プロバイダーが数多く存在するため、ポストハウスは、複数のソリューションを組み合わせて、最適なソリューションを見つけることができます。クラウド・プロバイダーは、レンダリング機能が優れていたり、AIによるメタデータの抽出が優れていたり、出力コストが低かったりと、それぞれさまざまな特長を提供します。

課題は、複製コストと転送コストを削減しながら、異なるクラウド上にあるさまざまなメディア・ストレージの要件を管理することです。オンプレミスのネットワーク・ストレージ・ソリューションが簡潔に一元化されてないリモートのポストチームを効率的かつコスト効率よく運営ためには、コスト効率の高いメディア管理とプロジェクト・アセットの追跡が不可欠です。

 

「もっともっと」 を受け入れる:すべてが高度なワークフロー

コフリン氏が強調し、ポストプロダクション業界で無くなることがなさそうなもう1つの傾向は、より多くのピクセル、より多くのギガバイト、より多くのコーデックという、もっともっとの限りない前進です。

高解像度、高フレームレート、高ダイナミックレンジのビデオ・フォーマットにより、性能と容量の両面でストレージへの要求が全体的に高まっています。ポストハウスや部門によっては、例えば、HDから4K、さらにその先に対応するために、既存の集約型ハードウェアやインフラストラクチャの大規模なアップグレードが必要になるかもしれません。また、リモートのコントリビューターがローカルで使用するために配布できる複数の低容量、高性能のストレージ・ソリューションが必要になる場合もあります。

 

クラウドバースト拡張

クラウドの柔軟性がもたらすメリットの1つは、オンプレミスのストレージが満杯になった時に、ストレージのニーズを素早く拡張できることです。アセットの一部をクラウドに移動してローカルの容量を解放する方法を、一般的にクラウドバーストと呼びます。この緊急対策は、状況に応じて簡単に拡張できるため、ローカルストレージを過剰に用意してアイドリング状態にしてしまうことを回避することができます。

クラウドバーストは、ストレージのニーズが比較的動的な場合には、ローカルストレージを大量に購入するよりも事業コストを削減できるかもしれません。短縮された納期に間に合わせるために、より多くの制作アーティストがリモートで接続して、素早く参加しなくてはならない場合、この機能が役立ちます。

高性能なビデオファイルに取り組む方法や、ネットワーク・ストレージ上にあるそれらのファイルへリモートでアクセスする方法を決める場合、低遅延の予測可能な接続と中断のないビデオデータのストリームが不可欠です。低品質のオンライン接続でビデオ通話をするだけならまだしも、遅延やコマ落ちに悩まされながらの制作作業は、ストレスが溜まります。これらの要件から、ポストプロダクションのメディア・ストレージは独自のものになります。

場所を問わない働き方のこれから

今後、ポストプロダクション業界の傾向が加速する中で、ポスト事業においても長期的なリモート・ファーストの戦略が実施されていくでしょう。今すぐ計画することで、クラウド・ソリューションがもたらす軽快な運用性によるメリットを享受し、安全で生産性の高い接続によって既存のオンプレミスのネットワーク・ストレージへのアクセスを維持しながら、制約を受けずに重要な創作作業を継続することができます。

メディア・エンタープライズのクラウド導入

どのようなワークフローがクラウドに移行できますか?また、その方法は?




Pro Tools、Netflixシリーズ 『地獄が呼んでいる』 でOTTサウンドの未来を提示する(後編)

出典:AVMIX 2022年2月号
文: イ・ムジェ記者

 

INTERVIEW

Bluecap Soundworks Post Studio

ホン・ユンソン 室長
サウンドデザイン、ミキシングおよびマスタリング担当

読者に向けて自己紹介をお願いします。

「私はサウンドデザインとミキシングおよびマスタリングを担当しております。音楽のシーンで最初の経歴をスタートさせましたが、後に映画分野へ業種を変更し、今まで活動しています。最初に携わっていたのはレコーディング分野でしたが、ADR録音やサウンドエフェクト制作のためのソース録音をしました。最初にサウンドエフェクト・ディレクティングをしたのは、イ・ジョンジェ主演の 『ユリョン』 からで、それ以来、キャリアを積んできました。」

 

当然、映画は環境が違うと思いますが、放送とOTTは音楽レベルにおいて、相当な制約がありますか?

「韓国の放送環境は-24LKFSで強力に管理されており、徹底的に関連コンテンツに合わせてマスタリングしています。Netflixの規定はユニークで、ダイアログ、つまりセリフの部分のみ-27LUFSで合わせています。それ以外の部分については、トゥルーピークの遵守以外特に触れていないのですが、セリフがよく聞こえるよう合わせようとすると、結局自然と全体の音量が合うようになるのです。おそらくこの部分については芸術的表現とみて、特には定めていないと思われますが、非常に合理的だと思います。」

 

D イマーシブ・サウンドはいつから作業されたのですか?

「映画 『暗殺』 は5.1chで完成されていましたが、これをDolby Atmos®でリミキシングしたのを思い出しました。2017年には 『JSA』 のリマスタリングにDolby Atmosを適用しましたし、2018年になってやっときちんとしたDolby Atmosコンテンツを制作し始めたと思います。当時はまだ大衆化されてない状況でした。専用上映館もほとんどなかったですね。国内大手企業が新しいフォーマットの家電製品を披露するためのデモを作り、AESやCES等で発表するためのコンテンツを主に作りました。」

 

Dolby Atmos作業において、難しさはありましたか?

「初期の頃はProduction Suiteとローカルレンダリングを使用して作業をしましたが、Pro Tools HDXカードを3枚すべて使っても足りないくらい重かったですし、作業的にも不便な面がありました。それで、当時Dolby RMUを導入したのです。しかし、今はPro Tools上のプラグインが数多く対応し、ハイブリッドエンジンを通じて強力なCPUリソースを使用できるようになったので、とても簡単に作業できており、ツール自体には全く不満はありません。難しさといえば、ワークフローですね。まだ過渡期であるため生じる問題だと思いますが、例えば、最初からDolby Atmosで企画し作業すると全く問題ないですね。その形で作業しておいてから、5.1chとかステレオ規格でダウンミキシングするのは本当に早くて楽です。
でも、ステレオまたは5.1chにてある程度作業を進めておいたものをDolby Atmosで拡張するとなると、本当に時間がかかります。現在は編集段階で、ある程度ワークフローを統一させるため7.1chベースで作業を開始しています。」

立体的な音を表現するためには想像力を発揮する必要がありそうですね。

「画面が与える情報がある場合は、視聴者は容易に受け取れるのですが、実際に画面にはないものの音も流れ、またそれが雰囲気を作り上げるのです。Dolby Atmosは “画面の限界” を超えるという点で本当にいいツールだと思います。単純に “スピーカーが多いからサラウンドポイントが多い” という概念とは異なります。単純にレイヤーが一つ増えただけではなく、空間全体に上段スピーカーを利用してサウンドデザインをしなければなりません。残響も創意的に使用する必要がありますね。」

 

空気感を極大化させるための、ご自身の秘訣をお持ちですか?

「私たちは音を聴く時、左右の動きはすぐに認識することができるのですが、前後あるいは上下の動きを認識するのは容易ではありません。それらを効果的に具現化するためにはすべての音が直線的にパンニングされるのではなく、ジグザグあるいは斜線にObjectが動くようにパンニングします。そうすることによって音の動きをよりリアルに感じることができます。最近は7.1.4または9.1.6に対応するリバーブ・プラグインが出ているので、前、後、上、下等それぞれの空気感を出せますね。前からはドライな感じで近づき、後ろは長い残響にてまとめられる空気感を演出できるのです。それがなければ、ステレオ・リバーブを方向別に配置して使用しても、良い効果を得る事ができます。」

 

サウンド作業中に、編集自体が修正される場合が多いはずですが、データの管理が非常に重要なポイントになりそうですね。

「映画の映像がオーディオ編集の作業中に修正されるということは多々ありますが、ミキシングの途中に変更されるケースは少ないです。それは、そのようなワークフローにしているからなのです。以前は映像編集が変更される度にいちいち手作業でオーディオも編集する必要がありました。今は編集室から届くEDLデータで、変更された部分を自動で適用させることができるので、本当楽になりました。結局メタデータをうまく活用するのが核心ポイントですが、Netflixの場合もこの重要性を認識しているので、現場で同時録音を開始するなかで生じるメタデータが後半作業の最後まで維持されるかについてのワークフローを徹底的に確認します。そのワークフローをすべて確認してから撮影に入ることができるのです。」

 

先ほど言及された作品の中にはアニメーションもあるし、SFもありますが、他の映画とはサウンドデザインの方向性がかなり違うのでは?

「サウンドデザインの方向性は確実に違いますね。例えば、アニメーションは現場の音が一切なく、すべてを新しく作らないといけないため、作業量としては実写映画の3~4倍程、手がかかります。しかし、ワールドワイド・リリースを考えるとアニメーションの方が楽ではありますね。
ダイアログを無くし、M&Eのみ分離させないといけないのですが、アニメーションは基本的にそれができているからです。しかし、実写映画は同時録音に入るサウンドが多いので、それをすべて分離することは容易ではありません。セリフを削除したら、消えた背景のサウンドをまた付けないといけないので、一長一短ありますね。」

 

大変な思いをしながらDolby Atmos作業を行っていますが、OTTの場合、消費者の視聴環境はステレオあるいはイヤフォン/ヘッドフォンが多いのが現実です。それについてどう思いますか?

「私も最初は “この(Dolby Atmos)作業の意味” について考えました。しかし、同じコンテンツを最初からステレオミキシングしたものとDolby Atmosで作業した後、それをステレオにダウンミキシングした成果物とは躍動感や立体感等にはっきりと差が出ます。Dolby Atmosの方が確実に現実的で、拡張された感じがしますね。ですので、意味がないとは思いません。もちろん、これからの道のりは長いです。TV環境でより格好よく聞こえるように作るのが課題です。『地獄が呼んでいる』 の場合は、ワールドワイド配給史上初のDolby Atmosフォーマットを維持することになります。今まではM&Eを配布する際、5.1chまでだったのです。ですので、Netflix鑑賞ポイントといえば、ステレオ視聴環境であっても、ステレオをベースにミキシングしたものとは確実に違うので、音の動きに注意しながら聴いてみるとより楽しめると思います。」

 

映画とOTTコンテンツは作業ポイントが違ってくると思いますが、いかがでしょうか?

「劇場は画面が大きいので、音が少し動くだけど確実に認識されますが、OTTコンテンツになると、TV環境ならまだ良い方で、タブレットかスマートフォンで観る場合もあるので、わざと強めのハードパンニングを行います。音の動きや空気感の表現を小さい画面とシステムでよりいい感じで聴けるようにするためです。」

Bluecap Soundworks Post Studio

Bluecap エフェクトチーム

  • キム・ウンジョン: リレコティングミキサーおよびエフェクトチーム長
  • キム・ヒョンジュン: エディターおよびフォーリーアーティスト
  • カン・ミンソク: エディター
  • ソン・ジョンウン: エディター

 

 

サウンドエフェクト作業について読者に向けて説明をお願いします。

キム・ウンジョン氏: 「映画の中でサウンドソースを映像に合わせて入れる作業等を言います。ドアの開閉音、爆弾が爆破される音、足音、水が流れる音等すべてです。夜、あるいは想像シーンに入るBGMであるとか、背景の音等も該当します。この過程でフォーリー録音という作業を行います。各種効果音をスタジオの中で録音する作業を言います。そうやって録音サウンドが作られたら、映像と合わせて作品として完成されるまでのパイプ的な役割を担っています。」

 

ものすごく想像力が豊かで、創造力が必要とされますね。

ソン・ジョンウン氏: 「創造力と想像力を豊かにするため努力しています。私だけではなく、みんなコンテンツが大好きなのです。日頃から映画をはじめ、映像作品をみながらアイデアを蓄積しておきます。音楽とは違ってリファレンスとなる何かがあるというよりかは、日頃から他の映像コンテンツを見ながら習得しています。」

 

Dolby Atmos環境が導入されてから変わったことはありますか?

キム・ウンジョン氏: 「なんといっても、上段レイヤーを使用してサウンドを配置できることですね。5.1chでも狭い感じがする時がありますが、Dolby Atmosはより自由な感じなので、音を配置することにおいての負担がありません。効果音の場合、後に上段チャンネルで、objectで表現しようと別途決めておくソースもあります。

このように最初からDolby Atmosを想定して作業を開始するのとは違って、5.1chで作業をしてからDolby Atmosで拡張すると、やはり物足りなさは感じますね。音響エンジニアって基本的にやりたいことがたくさんある人達じゃないですか。天井にスピーカーがあると思ったら、例えば、映像の上段に水道管が見えるシーンがあったとしたら、なんとしても水が流れる音でもつけたくなるので。」

 

映画とOTTは作業基準がかなり異なりますか?

カン・ミンソク氏: 「技術的には違うのが当然ですね。しかし、今までの映画ワークフローに慣れとているので、そのまま作業してしまいます。視聴環境面で映画のダイナミックレンジは家庭環境では消化されない場合もあるので、編集段階よりは、ミキシングおよびマスタリング段階で、ニアフィールドでモニタリングするのが映画と異なる点です。もちろん私たちもTV環境で視聴することを想像しながら作業を行います。
ドラマだから映画より何かを減らしたり、簡単に作業する」といった概念ではないのですが。実は、今までの作業は映画を撮っていた監督さん達がOTTコンテンツを作るケースだったので、作業プロセスが根本的に変わることはなかったです。」

 

『地獄が呼んでいる』 のサウンドはライブラリよりはフォーリーサウンドを多く使用されたのでしょうか?

キム・ヒョンジュン氏: 「実は 『地獄が呼んでいる』 の全6編はすべての音をフォーリー録音で具現化しました。Bluecapはフォーリー録音を好む会社でもありますし。フォーリーアーティストとして録音するということは俳優の動きに合わせて演技をするということです。例えば、2話の焼却場で生きたまま焼かれる殺人犯の場合、私はその音を表現するために鉄板の上に直接横たわり、火に焼かれている心情を想像しながら、身体を揺らしながら録音しました。私は俳優ではないのですが、演じるということですね。演技者の心で録音するといつもよりいい成果物が得られます。(笑)」

 

すべてをフォーリー録音で行うとファイルの管理が大変になりそうですね。

ソン・ジョンウン氏: 「実際にファイル数は数千個を超えます。編集もなかなか大変ですね。
ですので、フォルダ名やファイル名についてチーム内でルールを決めて徹底的に管理しています。
お互いに意思の疎通がうまくできていないと、必要なファイルを取り出して使うことはできません。バックアップを取っておくのは当たり前のことです。特にフォーリーサウンドは二度と同じ音を作ることが難しい、とても重要なソースなので、編集前の段階で必ずバックアップを取っておきます。」

フォーリー録音においてマイクはどのように使いますか?

カン・ミンソク氏: 「マイクはさまざまな機種を変えながら使います。状況に合わせて選択する必要がありますね。普通はソース・ピックアップ用マイクとアンビエンス・ピックアップ用の2つを使用し、低音が重要なソースの場合は低音ピックアップ用のマイクを別途使用します。」

 

話を聞いていると、フォーリー録音は低音を重要視するという印象を受けましたが、実際どうでしょうか?

キム・ヒョンジュン氏: 「はい。私はすごく重要だと思います。現実感と没入感を与えるにあたり、とても重要な要素だと思います。なので、低音が特別に重要なソースの場合、特にマイク・ピックアップの位置に注意しながら、録音過程の中で低音専用のマイクを別途追加することもあります。」

 

トラックの数もものすごく増えますね。

キム・ウンジョン氏: 「できる限り効率よく管理しようと努力しています。バウンシングをしていると種類が違うトラックが混ざる場合もあるので、注意を払って管理しないといけません。例えば、いい状況なら、風の音と鳥の音を別々のトラックで処理したりもしますが、最近のPro Toolsは2,048トラックまで可能になるので、以前よりは負担が減りました。」

 

ハリウッドの作業環境や成果物が常に憧れの対象でありましたが、今では国内の技術で制作された国内コンテンツが国内1位になったので、感慨深いのではと思いますが。

キム・ウンジョン氏 「私たちの世代はハリウッドのすべてが “Wanna be” でしたが、若いエンジニア達は “自分たちのもの” として受け取っているように思えますね。いい音について語る際も、“ハリウッドのようなサウンドを作ろう” ではない。小さい頃から自然にいい音を聴いて育ったので基準値が高いのだと思います。だから、高いレベルを当たり前と思っているし、また高い水準の作業をやり遂げます。また、コンテンツ自体がすごく好きで、そういう人達が音響エンジニアとして仕事をしているので、さらに素晴らしい成果物が作り出されるわけです。ハリウッドのサウンドは相変わらず素晴らしいし、学ぶべきことが多いのですが、私たちのサウンドがいいと感じる確かな理由があると思います。」

 

作業をしながら楽しかった事は?

キム・ヒョンジュン氏: 「最終回の赤ちゃんを守る夫婦の苦しむ姿を音で表現するために、相当な努力を重ねていたのを覚えています。互いの身体が離れないようホースで巻き付けて抱き合うシーンでしたが、私も同じような状況を演出しながら、泥だらけの地面を這いずり回りました。終わってみたら、自分の身体にホースが巻きつかれていました。自分なりに丁寧にサウンドを作ったので、多くの方が 『地獄が呼んでいる』 を見て楽しんでくださったことで、やりがいを感じます。」

Bluecap Soundworks Post Studio

キム・ソクウォン 代表

韓国映画ポストサウンド・プロダクションの初期の頃から現在に至るまで、現業に従事されていますが、最近の変化についてどのように受け取っていらっしゃるのか、感想をお聞かせください。

「私が最初この業界で仕事を始めた頃はDolby Surroundといって、LCRにチャンネル一つのサラウンドを足すといった、全部で4トラックのフォーマットが主流でした。後にDolby Digitalが導入され、当時韓国ではマスタリングもできなかったので、わざわざアメリカに行かざるを得なかった時代もありました。Dolby Atmosが最近話題になっていますが、私たちはすでに7~8年前から成果物を作り出していました。当時は他にもさまざまな競争技術がありましたが、大勢を占めるようになったのは結局Dolby Atmosになりましたね。

フォーマットの優秀性のみならず、現場の支援、配布フラットフォームの構築、顧客サービスがとても重要な部分だと感じます。最近の変化といえば、OTT市場の拡大といわれていますが、実は私たちの立場からみたら、さほど大きな変化ではないと思います。OTT市場が拡大されたといっても、それはコロナパンデミックの影響で、またその影響で映画市場が縮小されたので、結局私たちの立場で受注する仕事量はほぼ同じであると言えます。

それでも、まったく変化がないわけではなく、シネマ上映環境ではない、TV視聴環境を考慮する必要があります。でも、それは発展とは言い難いですね。なぜならば、TV環境は基本的にダイナミックレンジを小さく使うしかなくて、また大半の視聴環境といえば、良い方だとステレオやサウンドバー、せいぜいTVに内蔵されたスピーカー程度であるのが現実なのです。

映画ではディテールな表現が可能なことが、OTTコンテンツでは物足りない表現に留まるしかない事もあります。ですので、私たちは映画市場がまた甦ることを願っています。その一方で、OTT環境、すなわちTVやタブレット視聴環境でのより良いサウンド体験を提供できる方法についても悩んでいます。正直、当社は長いこと映画に携わってきたので、今はどんなプラットフォームであっても映画の作業と同じ方式で最大限ディテールに作業しています。TVという配布プラットフォームを考えると、ある意味やり過ぎ感もありますが、結局クオリティが高くなるわけなので、メリットはありますね。」

 

Bluecapの成果物が常に優秀な水準を維持している秘訣はありますか?

「当社の他とは違う点は各チーム長とチームメンバーに仕事を任せて、責任をもってもらうという点でしょうか。ファイナルミキシングをする際、今インタビューをしているこのミキシング部屋にすべての成果物が集まるのですが、ここで再度ソースに手を加えて編集することはなるべくしないようにしています。

チーム単位で自分のパートを完成させるということですね。どういうことかと言いますと、セリフを担当する人はそれが最終的な成果物と見なし、最後まで責任を持って音をつけるし、エフェクトチームもフォーリーチームも同じですね。ファイナルミックス作業時には無数の音があるので、いちいち音を見直す余裕もありません。

ですので、みんなが責任をもって仕事をしています。メリットは音のディテールがすごいことになる、強いてデメリットを言うならば、やりすぎる傾向があるってことでしょうか。もちろん、ビックピクチャー、要するに重要な要素についてはあらかじめ指針を伝えておきますが、いちいち画面を見ながら説明をしないということです。まずは “良い音” について私と従業員たちが概念を共有し、常に徒弟制というかチームメンバーがチーム長を教えたり、先輩・後輩が互いに学ぶという雰囲気なのです。そういう環境を作ってあげると大体良い結果が出ますね。このように基本的な期待値を上げて作業を進めると監督さん達はみんな気に入ってくれます。

我がBluecapは “私たちが好きなら、誰もが好きになるはず」といった自信を持っています。私はいつも “君たちが好きなように、気に入るものを作ればいい” とスタッフたちに言っています。そうすると、スタッフの実力の伸びが早くなるというメリットがあります。それがBluecap全体の競争力にも繋がるわけです。」

Dolby Atmosは確実に既存のサラウンドに比べ、メリットが多いですか?

「確実に違うと思います。Objectを基盤としているというのも違う概念ですし、実際に私たちは以前IOSONOについて沢山の経験値を持っているので、違和感はないですね。Pro Toolsと Dolby Atmosの組み合わせは作業するにあたり、とても便利で、クオリティの高い成果物も得られます。

セッション管理やリコールが便利ですし、また成果物の中で立体感を伝えるためには十分なツールが揃っていると思います。作業量だけでみると、イマーシブ・サウンドはサラウンドに比べ、時間と努力がたくさん必要なのは事実です。きちんと作らないと逆に散漫な感じになるので、より多く手をかけないといけません。こういう状況なので、現実的にもっと予算を編成しないといけないのですが、その代わりに監督や観客の誰もが納得する、本当に “おお~” という感嘆詞が自然と出るくらいのクオリティで作らなければならないと思っています。

もちろん、私たちがうまくやらないといけないのですが、現場での条件も重要です。これまでの劇場の場合、5.1chシステムの調整がきちんと行われていなかった場合が多かったのです。Dolby Atmosはより精巧な調整が必要となります。みんなで一生懸命素晴らしい成果物を作り、それを大勢の人々が楽しんで、また市場もより大きくなるといいですね。」

 

『地獄が呼んでいる』 の作業をして大変だったことや、何かエピソード等ありましたか?

「セリフの編集がすごく大変でした。映画はセリフのみ出るチャンネルと音楽チャンネルが別々に区分されていたので、そこまで負担ではなかったのですが、Netflixはほとんどのコンテンツ消費者がTV環境にてステレオで楽しむので、LRチャンネルでもセリフ、音楽、効果、アンビエンス、メッセージがきちんと伝わるためには鮮明度、ソースを見分ける力がすごく重要になってくると思いました。

とはいっても、全体の時間を考慮すると、映画より予算もタイトなので同時録音に多く投資するわけにもいかない状況でしたね。なので、私は “他の音は全部後で作るので、セリフだけはきれいに拾って来い” と何度もお願いしました。

でも、撮影環境がそこまで理想的ではないので。最近はワイヤレス・マイクをよく使うのです。そうなると距離感とか俳優の声の強弱がかなり希釈されるので、演技が多少平面的に感じられてしまいます。

ですので、私はブーム・マイクが多く使われるのを好みますが、ソースをもらってみたらほとんどがワイヤレス・マイクで拾ったものでした。助演俳優たちのみブーム・マイクで拾ったのですが、2~3名が重なっている場合が常だったし、特に “チョン・ジンス会長” の場合は低い声で演技をするので、もっと厳しい状況でした。通常、ノイズリダクションを2~3回行えば、問題なくなるのですが、『地獄が呼んでいる』 はより多くの修正が必要でした。本当に大変だったんです。でも、あとで考えたら “劇場システムで上映されるものでもないので、ここまでやる必要があるのかな” という思いもしました。

もちろん、そこまでやったのである程度満足いくような成果物を出せたわけですが。そのためにはすべての効果音を100%フォーリーで処理しなければなりませんでした。フォーリーサウンドが増えるにつれてやや “ウソっぽい” 音になりかねないので、そういうのを全部整えたり、残響も異なる設定をする必要がありました。

もうひとつ大変だったことは、映画に比べて長いということですね。映画は通常20分単位で切ってから作業します。

昔、フィルムで作業していた頃の伝統が残っているわけですが、20分ずつ切って “1ロール” と表現します。なので、通常は5-6ロールあれば、一つの映画作業が終わることになります。最初 “6ロール” と言われたので、“あ、映画と同じくらいだな” と思っていたのに、もらってみたら1ロールが45~50分くらいあったのです。最初はそこまで大変ではなかったのですが、だんだん長くなりまして。

作業している時は “これくらいやれば終わるだろう” と思ったのに、確認してみたら半分しか仕上がってなかったという感覚ですね。だから体力的にも疲れて大変だった記憶があります。それでもNetflix全世界1位という実績を達成し、成果物としても私たちが納得出来るクオリティで仕上がったので、とてもやりがいを感じました。」

Pro Toolsで成功する

業界トップのツールを使って、サウンドをパワーアップ。映画/テレビ用の音楽やサウンドの制作から、世界中のアーティスト、プロデューサー、ミキサーとのコラボレーションまで自由自在。




Pro Tools の新ラインナップ紹介

Pro Toolsの新ラインナップ紹介

 

Pro Toolsファミリーが、次の3つのモデルで新たにラインナップされることになりました:

  • Pro Tools Artist
    音楽制作に取り組みたいミュージック・クリエイター向き
  • Pro Tools Studio
    より高い完成度を求めるミュージック・クリエイターおよびプロデューサー向き
  • Pro Tools Flex
    オーディオ・ポストならびに、ハイエンド・ミュージック・プロフェッショナルおよびレコーディング・スタジオ向き

既存製品と置き換わる、上記の新しい製品ラインナップでは、モデル毎にソフトウエア基本性能の強化が計られ、新しいバーチャル・インストゥルメント等も加わっています。また、現在有効なサブスクリプションまたは永続版アップデイト+サポート・プランをお持ちのPro ToolsおよびPro Tools Ultimateユーザーは、それぞれのソフトウエア基本性能向上や新機能、さらには該当する追加コンテンツを無償で入手可能となります。

新たな製品ラインナップのベースとなる、新バージョン Pro Tools 2022.4ソフトウエアに追加された新機能の詳細は、こちらの記事をご参照ください。

ここでは、各モデルの詳細を見ていきましょう。

●Pro Tools Artist

Pro Tools Artist(年間サブスクリプション税込価格¥12,870)は、素晴らしい楽曲を制作しようとしている何百万人もの次世代ミュージック・クリエイター向けに特別に設計された、まったく新しいモデルで、ビート・メイク、作曲、録音、スタジオ品質のミックスに必要なすべてが含まれています。また、業界の共通言語とも言えるPro Toolsセッション形式でそのまま作業できるため、世界中のプロデューサーやスタジオにプロジェクトを持ち込んでコラボレーションし、自作曲を次のレベルにまで引き上げることも簡単です。何千もの感動的なインストゥルメント・サウンドとループ、100を超える数のプラグイン、使いやすいMIDIツール、業界標準の編集およびミキシング・ワークフローにより、意欲的なミュージック・クリエイターは、プロフェッショナルでありながら手頃な価格のソリューションを手に入れ、あらゆるスタイルの音楽を作成できるようになるのです。

 

  • 最大32オーディオ・トラックおよび32インストゥルメント・トラックで簡単に楽曲制作
  • 最大同時16チャンネル・オーディオ録音
  • 新しいPro Tools | GrooveCell とPro Tools | SynthCell を含む、計100種類以上のバーチャネル・インストゥルメント/プラグイン
  • Core Audio、ASIOおよびWASAPI対応インターフェースをサポート

 

Pro Tools Artistに含まれる内容を確認

●Pro Tools Studio

Pro Tools Studio (年間サブスクリプション税込価格¥38,830) を使用する事で、より楽曲の完成度を高めたいと考えているミュージック・クリエイター、プロデューサー、そしてエンジニアは、大規模なプロジェクトを自由にクリエイトし、ミックスすることが可能となります。Pro Tools Studioでは、従来よりも扱えるオーディオ・トラック数が増加し、サラウンドとDolby Atmos®ミキシング、高度なオートメーション機能など、数多くの機能強化が施されています。

 

  • 最大512オーディオ・トラック(256から増加)
  • サラウンドおよびDolby Atmos®ミキシング対応(これまではPro Tools Ultimateのみ)
  • 先進的なオートメーションおよびクリップ・エフェクト編集機能(これまではPro Tools Ultimateのみ)
  • 新たにPro Tools | GrooveCell とPro Tools | SynthCellバーチャル・インストゥルメントが追加

 

Pro Tools Studioに含まれる内容を確認

●Pro Tools Flex

Pro Tools Flex(年間サブスクリプション税込価格¥129,800)は、最も挑戦的で複雑なプロジェクトに取り組むためにPro Toolsのフルパワーと高度なワークフローを必要とするハイエンドのミュージック・プロフェッショナルやオーディオ・ポスト並びにレコーディング・スタジオに最適なソリューションです。Pro Tools Flexは、Pro Tools Ultimateソフトウエアに加え、比類なきレベルのパフォーマンスを提供するための追加コンテンツとサードパーティ・ライセンスを含んだサブスクリプション・バンドルです。Pro Tools |HDXおよびHD Nativeシステムの動作には、Pro Tools Flex に含まれるPro Tools Ultimateソフトウエアが必要となります。

アクティブなPro Tools Ultimateサブスクリプション・ユーザーは、最新バージョンのPro Tools Ultimateソフトウエアを含む、Pro Tools Flexサブスクリプション・バンドル全構成を入手可能です。一方、有効なプランをお持ちのPro Tools Ultimate永続版ユーザーの場合は、Flexに含まれる追加コンテンツは含まれませんが、これまで通り機能強化された最新のPro Tools Ultimateソフトウエアを入手することができます。

 

Pro Tools Flexに含まれる内容を確認

新しいPro Toolsを比較する

以下が、3モデルの概要比較となります:

 

既存Pro Toolsユーザーの移行について

有効なプランをお持ちの既存のPro Tools サブスクリプション並びに永続版ユーザーは、自動的にPro Tools Studioへ移行し、すべての基本性能強化や該当追加コンテンツを無償で受け取ることができます。

有効なプランをお持ちの既存のPro Tools Ultimateサブスクリプション・ユーザーは、最新バージョンのPro Tools Ultimateソフトウエアを含む、Pro Tools Flexサブスクリプション・バンドル全構成を入手可能です。一方、有効なプランをお持ちのPro Tools Ultimate永続版ユーザーの場合は、Flexに含まれる追加コンテンツは含まれませんが、これまで通り機能強化された最新のPro Tools Ultimateソフトウエアを入手することができます。

期限切れ永続版ライセンスのアップグレード

Pro Tools永続版を所有しているのに、サポート契約の有効期限が切れている場合はどうなるのでしょうか? 心配ありません、最新バージョンへは、税込価格42,570 (Pro Tools Studio)または91,520(Pro Tools Ultimate)で戻ることができます。永続版ライセンスをアップグレードして最新の状態にすることで、すべての新しいソフトウエア機能強化とバーチャル・インストゥルメントに加えて、1年間のソフトウエア・アップデイトが得られ、通常どおりサポート契約を更新できます。もちろん、サブスクリプションを購入し、永続版ライセンスをそのまま保持するオプションも可能です。オプションと価格については、こちらをご覧いただくか、Pro Toolsチャンネル・パートナーにご確認ください。

新しいPro Toolsライセンスの購入方法

Pro Tools Artist、Pro Tools Studio、Pro Tools Flexは、新規のお客様には年間または毎月のサブスクリプションとしてのみ販売されますが、上記のように、既存の永続版ユーザーの皆様は、この変更の影響を受けません。また、Pro Toolsチャンネル・パートナーは既存の永続ライセンス製品を在庫がある限り販売することができますので、お客様は、それらを購入後、該当する新しい製品モデルの機能やサービスを入手することが可能となります。

 

新しいバーチャル・インストゥルメント

新たにラインナップされた3つのPro Toolsモデルには、2つの新しいバーチャル・インストゥルメントPro Tools | GrooveCell とPro Tools | SynthCellがバンドルされます。

Pro Tools | GrooveCellは、Pro Toolsで複雑なビートやドラムパターンを簡単に作成できる新しいシーケンサー機能付きバーチャル・ドラムマシーンです。迅速なワークフローとインスピレーションを形にするために設計されたこの製品は、グルーブを完全にクリエイティブにコントロールしたい真剣なクリエイター向けに構築されています。クラシカルな16パッドレイアウトを中心に、Pro Tools | GrooveCellには、単一のサンプルまたはキット全体を一度に微調整するために必要なすべてのパラメータがあります。 付属のサウンドとプリセットの他、独自のサンプル(MP3、.WAV、または .AIFF)を  ドラムパッドにドラッグ&ドロップしてカスタム・ドラム・キットを設計することも可能です。パッドごとに最大3つのサンプルを重ね、ピッチ、エンベロープ、EQ、ディストーションなどを制御し、ドラム・モード・メニューで伝説のE-mu SP-1200、Korgスーパー・パーカッションなどのテクスチャー・エミュレーションを行う事で、独特の雰囲気を創り出すこともできます。 さらに、クリエイティブなDriveおよびDynamicsのプリセットでサウンドをさらにシェイプ・アップすることもできるでしょう。

Pro Tools | GrooveCell日本語ガイド

Pro Tools | SynthCellは、Pro Toolsで、親しみのある懐古的なサウンドから真にユニークなサウンドまで、幅広いシンセ・サウンド・メイキングを可能にする最新のバーチャル・シンセです。 2つのオシレーター、2つのマルチ・モード・フィルター、LFO、エンベロープ、アルペジエーター、および、さまざまなエフェクトを使用して、サイン波のレベルから、独自のサウンドをゼロから構築し始めることができます。また、豊富なプリセット・ライブラリの中から、ノブに触れることなく、オーガニック、破壊的、スムース、カオス、アナログといった選びたい傾向に即した、必要なサウンドをすぐに見つけることも可能です。

Pro Tools | SynthCell日本語ガイド

これらの新しいバーチャル・インストゥルメントは共に、新たにラインナップされたすべてのPro Toolsソフトウエアに含まれています。

SoundFlow

SoundFlow は最先端のワークフロー自動化プラットフォームであり、Pro Toolsユーザーは複雑でマルチ・ステップが必要なタスクを、1回のキー・ストロークやタッチ・サーフェスの操作で実行することが可能となります。Pro Tools Flex年間サブスクリプションに含まれるSoundFlow Cloud Avid Edition は、キーボードショートカット、MIDI コントローラー、HID デバイスによってカスタム割り当ておよびトリガーできる Pro Tools 用の 1,600 を超える事前構築済みマクロおよびコマンドにアクセスできます。ステムのバウンス、大規模なセッションでのプラグインのナビゲーション、複雑なワークフローのトリガーなど、SoundFlowはユーザーの時間を大幅に節約し、クリエイティブ・フローを維持することを可能にします。

入手方法

新しいプロダクト・ラインナップは、Pro Toolsチャンネル・パートナーを通じて購入  できます。既存のPro Toolsをお使いのすべてのユーザーが、アクティブなサブスクリプションまたは永続版アップデイト+サポート・プランを使って、最新のPro Toolsを入手することができるようになりました。  ソフトウエアを更新するには、Avid  リンクを使用するか、Avidアカウント内で実行することができます。年間プランが期限切れであるため、ソフトウエア・アップデイト + サポート プランに再加入する必要がある場合、または、既存の永続版を併用しながら最新バージョンを新たに入手したい場合は、Pro Toolsチャンネル・パートナーへお問い合わせいただくか、こちらで更新するオプションを見つけることができます 。Pro Toolsを初めてお使いになる方は、30日間の無料トライアルで最新バージョンをお試しください。

 

※本記事に表記の税込表示価格は、2022/4/27現在のものです。価格は予告なく変更される可能性がありますので、予めご了承ください。

© 2022 Avid Technology, Inc. All rights reserved. Avid、Avidのロゴ、Avid Everywhere、iNEWS、Interplay、ISIS、AirSpeed、MediaCentral、Media Composer、Avid NEXIS、Pro Tools、Sibeliusは、米国とその他の国またはそのいずれかにおけるAvid Technology, Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。「Interplay」の名称は、Interplay Entertainment Corp.の許可に基づいて使用しています。Interplay Entertainment Corp.は、Avid製品に関していかなる責務も負いません。その他の商標はすべて、各社が所有権を有します。製品の機能、仕様、システム要件および販売形態は予告なく変更されることがあります。

Pro Toolsで成功する

業界トップのツールを使って、サウンドをパワーアップ。映画/テレビ用の音楽やサウンドの制作から、世界中のアーティスト、プロデューサー、ミキサーとのコラボレーションまで自由自在。




Pro Tools 2022.4 登場 – 新機能紹介

Pro Tools 2022.4がリリースされました。今回のリリースでは、新たな製品ラインナップの登場(Pro Tools Artist、Pro Tools Studio、Pro Tools Flex)に加え、以下のような数多くの新機能や強化が含まれています:

 

●カスタム・キーボード・ショートカット

  • Pro Tools上にある、ほぼすべてのコマンドを、キーボード・ショートカットとしてカスタムにアサインすることが可能となりました。

●Pro Tools Search(検索機能強化)

  • Pro Toolsの検索機能が、コマンド名やオブジェクト名で実行することが可能となりました。

●ビデオ・カラー・スペース対応強化

  • SDR およびHDR ビデオ・メディアに対するカラー・スペースに対応し、色精度の再現性を高めました。

●Dolby Atmos 関連強化

  • 静的なDolby Atmos® グループ
  • Dolby Atmos Plug-in オートメーションを、パン・オートメーションにデュプリケイト可能

●その他の新機能および強化

  • Pro Toolsダッシュボード内のデザインが一新され、新しいユーザーが必要なPro Tools情報(英語)に素早くアクセスできるようになりました。
  • WASAPI対応により、内蔵およびサードパーティ製のWindowsオーディオ機器の対応範囲が拡充されました。
  • クリップ・リスト・メニューから編集インサーションに対してクリップをスポット移動させることが可能となりました。
  • Auxインプット・トラック作成時、ソロ・セーフ設定が初期値となりました。
  • 録音/インプット・モードがオフとなった場合、自動的にDSPモードが無効化されるプリファレンスが加わりました(Pro Tools HDXハイブリッドエンジンおよびPro Tools | Carbon使用時のみ有効)
  • EUCONアサイナブル・ノブ対応(要4以降)

 

では、それぞれを詳しく見ていきましょう。

カスタム・キーボード・ショートカット

キーボード・ショートカットは、Pro Toolsで作業時のスピードアップに役立つツールです。Pro Tools 2022.4では、カスタム・キーボード・ショートカットに対応し、Pro Tools上のほとんどすべてのコマンド並びにキーボード・ショートカットを、お好みのキー・コンビネーションへと自在に変更/アサインすることが可能となりました。新しいキーボード・ショートカット・ウインドウには、既存のコマンドやショートカットがリスト化されています。必要となるコマンドを名前、キー・アサインまたはタグ等で検索し、そのキー・アサインメントを編集することが可能です。検索時には、複数のフィルターを組み合わせて使い、目的のコマンドを的確に絞り込むこともできます。用意されているフィルターには、キー・コンビネーション、コマンド名、コンフリクト(衝突)、カスタム・アサインおよびタグ等があります。

サーチ・フィルター

タグは初期設定では、カテゴリー(編集やオートメーション)、タイプ(クリップやファイル)、ロケーション(編集メニューやワークスペース)等によってコマンドを定義しています。必要に応じて、カスタムでタグを作成し、任意のコマンドにアサインすることもできます。

フィルター・サーチ時にタグを選択

初期設定では、コマンド・リストは、キーボード・ショートカットにアサイン可能なすべてのPro Toolsコマンドを表示しています。1つの検索ワードを入れることで、それに関連した複数のコマンドが表示されますので、フィルターを使って、さらにその検索結果を絞り込んでいきます。コマンド属性は、コラム内にまとめられますが、コマンド自体は行ごとにリスト化されます。

 

キーボード・ショートカット・アサインは、まだショートカットがアサインされていないコマンドも含めキーボード・ショートカット・ウインドウ内のすべてのコマンド・リストに対して実行することができます。もし気が変わった場合でも、いつでも設定をリセットし、初期設定時のアサインに戻る事が簡単に行えます。カスタム・アサインを作成時、別のコマンドが既に同じキー・コンビネーションを持っている場合でも、Pro Toolsは、それらをコンフリクト・コラム内で表示してくれますので、それを変更したり、リセットしたりすることで、その衝突を解消することも可能です。

 

Pro Toolsでは、最も使用するキーボード・ショートカット・アサインを簡単に保管し、リコールする事が可能な、5つのプリセットを設定することができます。また、プラグイン・プリセット時と同様の方法で、さらに多くのプリセットを保存し、インポートすることも可能です。例えば、1つのワークステーションを共有している際に、自身のカスタム・キーボード・ショートカットを使用したい場合や、音楽制作時とポスト作業時で、別々のショートカットを活用したい場合等に活用すると便利です。勿論、他のPro Toolsシステム上で、自分のカスタム・キーボード・ショートカットを使用することも可能となります。

 

Pro Tools SEARCH(サーチ)

コマンドやオブジェクト(トラックやクリップ等)を、名前やPro Tool上での実行動作で検索することが可能となりました。以下が実行可能です:

  • 名前やその機能の実行でコマンドを検索
  • 名前や選択によりトラックを検索
  • 名前や選択によりクリップを検索
  • 名前やリコール動作でメモリー・ロケーションを検索
  • 名前や有効または無効化によりトラック・グループを検索
  • 名前やその起動によりAudioSuiteプラグインを検索

検索フィールドにタイプすることで、結果がリスト化されます。

Pro Tools Searchを使うには:

●次の動作によりPro Tools Searchフィールドを開きます:

    • Window (ウインドウ)メニュー> Pro Tools Searchを選択
    • Control + Shift + S (Mac) またはStart + Shift + S (Windows)

●リストから必要なコマンドやオブジェクトを選択しクリック(またはリターン・キーを押す)して、コマンドの実行やオブジェクトの選択を行います。

 

 

ビデオ・カラー・スペース強化(Pro Tools Studio およびPro Tools Ultimate のみ))

Pro Tools 2022.4では、SDRおよびHDRの両メディア上で、デスクトップ並びにハードウエア・ディスプレイ使用時に、映像表示を最適化する為、数多くのカラー・スペース・オプションに対応しました。これにより、映像編集時に使用しているMedia Composer等のノンリニア編集ソフト上の映像とイメージがマッチした状態で、Pro Tools上でのMA作業が継続可能となりました。ビデオ・トラックでは、ファイルの処理方法と接続されているビデオ機器上でモニターする為のカラー・スペース設定用のメタデータが提供されますので、Pro Toolsは自動的にそれを検知し、新たに搭載されたカラー・スペース・セレクター上で、インポートされたメディアに最適なカラー・スペースを知らせてくれます。

カラー・スペース・セッティングの全リスト。
推奨オプションが黄色くハイライトされます。

Dolby Atmos関連機能強化

2022.4 には、以下のDolby Atmos関連機能強化が図られています:

  • 静的なDolby Atmos グループ
  • Dolby Atmos Plug-in オートメーションを、パン・オートメーションにデュプリケイト可能

 

静的なDolby Atmosグループは、オーディオ・ポストプロダクションで標準的に使用される4つのグループ(dialog, music, effects, narration)で構成され、ベッド/オブジェクト・グループ管理ダイアログで加えらます。Pro Tools がベッド/オブジェクト・グループを管理する際、Dolby Atmos Renderer と一致するデフォルトのグループセットが提供可能となりました。

 

これまでPro Toolsは、Dolby Atmos Music Panner情報を、ADMファイル内に含める事ができませんでした。Pro Tools 2022.4とDolby Atmos Music Panner 1.2を用いることで、Pro Toolsは、プラグイン・オートメーションを、Pro Toolsパン・レーンにコピーすることが可能となりました。これにより、Dolby Atmos Music Pannerでクリエイティブにミックスした結果をADMファイルとしてデリバリーする際、“Duplicate Dolby Atmos Plug-in Automation to Pan Automation”コマンドを使って、そのプラグイン・オートメーションをPro Toolsパン・オートメーションへと複製することができるようになりました。

 

 

その他の新機能および強化

  • Pro Toolsダッシュボード内のデザインが一新され、新しいユーザーが必要なPro Tools情報(英語)に素早くアクセスできるようになりました。

  • WASAPIサポートにより、Windows環境下で、より多くの内蔵およびサードパーティ・オーディオ機器に対応可能となりました。
  • クリップ・リスト内のクリップを、編集インサーション上へスポットすることが可能となりました。
  • Auxインプット作成時、ソロ・セーフが初期値となりました。これにより、オーディオをAuxインプットにルーティングした際、トラックをソロにしても、Auxインプットが自動でミュートされることはなくなりました。
  • 録音/インプット・モードがオフとなった場合、自動的にDSPモードが無効化されるプリファレンスが加わりました(Pro Tools HDXハイブリッドエンジンおよびPro Tools | Carbon使用時のみ有効)。録音時のみでDSPモードをオンにするという使い方を行いたい場合、該当トラック上の録音待機ボタンおよびトラック・インプット・モニターを解除すると、自動的にDSPモードをオフにすることが設定可能となりました。
  • EUCONアサイナブル・ノブ・ハイライト表示(要4以降)。初期設定上で、このモードを有効にすると、Pro Tools上で任意のパラメーターにカーソルを合わせたり、クリックしたり、調整したりすると、S6/S4 MTMまたはDock上のアサイナブル・ノブがハイライト表示され、そこから該当するパラメーターをコントロールすることができるようになります。

 

入手方法

Pro Tools 2022.4は、有効なサブスクリプションまたは永続ライセンスのアップデイト+サポート・プランをお持ちの全Pro Toolsユーザーは、AvidLinkまたは、ご自身のAvid Accountにより入手可能です。Pro Toolsのソフトウエア・アップデイト+サポートプランの更新または最新のバージョンを入手ご希望の場合は、こちらより該当オプションをご確認ください。Pro Toolsをまだお使いでない方は、最新バージョンが30日間お試しいただけるトライアル版をご利用ください。

 

本リリースの詳細に関しては、Avidアカウント内にある関連ドキュメントもご参照ください。

 

What’s New in Pro Tools 日本語ガイド (2022年4月版)

 

クイックリファレンスガイドはこちらから  (2022年4月版)

Dolby Atmosは、Dolby Laboratoriesの登録商標です。

© 2022 Avid Technology, Inc. All rights reserved. Avid、Avidのロゴ、Avid Everywhere、iNEWS、Interplay、ISIS、AirSpeed、MediaCentral、Media Composer、Avid NEXIS、Pro Tools、Sibeliusは、米国とその他の国またはそのいずれかにおけるAvid Technology, Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。「Interplay」の名称は、Interplay Entertainment Corp.の許可に基づいて使用しています。Interplay Entertainment Corp.は、Avid製品に関していかなる責務も負いません。その他の商標はすべて、各社が所有権を有します。製品の機能、仕様、システム要件および販売形態は予告なく変更されることがあります。

Pro Toolsで成功する

業界トップのツールを使って、サウンドをパワーアップ。映画/テレビ用の音楽やサウンドの制作から、世界中のアーティスト、プロデューサー、ミキサーとのコラボレーションまで自由自在。