Sibelius 2022.3 新機能 – デスクトップ

By in 記譜
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今年最初のデスクトップ・アップデートのリリースを発表できることを大変うれしく思います。 これは、機能の改善点だけでなく、Sibeliusの外観の改善点も含んでいます。

 

また、最新のオペレーティング・システムとの互換性が導入されるため、できるだけ早くアップグレードすることをお勧めします。 Avid Linkで利用可能なアップデートを確認できます。または、Avidマスター・アカウントからインストーラーをダウンロードできます。

 

Sibeliusを初めて使用する場合は、比較表をご覧ください。最新バージョンを入手する必要がある場合は、サポートプランを更新するか、サブスクリプションにクロスグレードできます。

 

 

新しい外観

Sibeliusの外観が新しくなりました。モダンで洗練されており、系列製品であるPro Toolsと雰囲気が合います。2011年のSibelius 7のリリース以降、リボンに新しいクラウド共有、注釈、レビューモードのボタンと、インスペクターとタイムラインのウィンドウが追加されましたが、Sibeliusのメイン・ユーザー・インターフェース(UI)は、変更されませんでした。リボンとギャラリーのスタイルを全体的にモダンで洗練された外観にアップデートする時が来ました。スタイルを変更しただけなので、全ての機能は以前と同じ場所にあります。

 

新しいスタイルはよりフラットで、10年ほど前に流行していたグラデーションを削除しました。 全体的に、紫は見やすい青に変更され、SibeliusPro ToolsのカラーテーマをリンクするSibeliusの初期の時代を思い起こさせます。

Sibeliusを開くと、まずクイックスタートのフラットでクリアな新しい外観に気付くでしょう。スコア・プレビューの暗い背景色のコントラストが強くなり、スコアを開くとデフォルトの背景色と一致し、スコア選択時と作成時に統一感を感じることができます。

クイックスタートでのスコア・プレビュー選択時の枠の色は、濃いオレンジではなく水色になりました。 これらのグラデーションをすべて削除すると、クイックスタートのパフォーマンスも向上し、スムーズに上下にスクロールできるようになりました。

 

スコアを開くと、メインのリボン・インターフェースがすっきりとしたフラットな外観になり、機能アイコンがより見やすくなりました。[ファイル]タブはクイックスタートと同じ青色で、選択したタブがその下のツールバーまで続いています。選択されていないタブが暗い色で表示されることで、選択されたタブが強調して表示されます。

 

選択したタブの色が、開いているスコア/パート・タブまで続き、UIがさらに簡素化されます:

リボン、枠、ボタンの選択などの状態を表す色を決定する際、最高の見やすさを追求するため、十分なコントラストを生む色を選び、標準のUI要件を満たしていることを確認しました。選択した機能の背後にある黄色のグラデーションは、よりシンプルな水色に置き換えられました。

[ファイル]タブが青色になり、新しいテーマと同じように、 [開く][閉じる]のアイコン、および[最近使用]ページ内のフォルダのアイコンが新しくなりました。

強調表示されたセクションへのよりフラットな色合いと、洗練された選択ボタンにより、優れたUIを提供します。

 

譜面用紙と記譜ルールの改善点

私たちが水面下で行っている作業の一部は、過去のプロセスを改善することによって技術的な負担を軽減させるためのものです。このリリースでは、譜面用紙の作成方法に変更があります。以前は、9つの言語で50以上のSibeliusテンプレートをそれぞれ手作業で作成および維持されていました。つまり、変更を加える場合は、入念に手作業で作成する必要がありました。

 

Sibelius 2022.3は、完全に自動化された譜面用紙作成プロセスを備えた最初のリリースです。このプロセスでは、すべてのライン、テキスト・スタイル、音楽記号を含む1つのマスター・ファイルを作成し、スクリプトを実行して必要なすべてのファイルをバッチ作成し、それらをさらに8つの言語に変換します。これにより、マスター・ファイルに新しいラインを追加したり、記譜ルールを微調整したりできます。変更は、クイックスタートにあるすべてのファイルに反映されます。 それぞれの譜面用紙は独立しており、このプロセスにより、各ファイルに異なるハウススタイルの変更を加えることができます。

 

クイックスタートにも反映されているので、新しいスコアを作成すると、[スコア情報のセットアップ]セクションに[タイトル][作曲家]が表示されます。

そこにタイトルと作曲家のテキストを入力すると、スコア内にも入力され、[ファイル]タブのスコア情報ページにも反映されます。

新しい譜面用紙、およびワイルドカードとスコア情報の連携により、初心者ユーザーは美しいスコアを簡単に作成できるようになると思います。

 

クイックスタートの改善により、拍子記号と調号を選択するとスコアプレビューに反映されるようになりました。

 

いくつかの重要点:新しい譜面用紙は、アプリケーションの実行ファイルの外部にインストールされるのではなく、アプリケーションに埋め込まれるようになりました。古い譜面用紙もシステムにインストールされますが、クイックスタートには表示されません。今後のリリースでは、インストーラーから古いテンプレートを完全に削除する予定です。つまり、以前のテンプレート用紙に、引き続きアクセスできることを意味します。ただし、クイックスタートで以前のテンプレート用紙を表示するには、それらのテンプレート用紙をユーザー・テンプレートが保存されている場所に動かす必要があります。

Mac: ~/Library/Application Support/Avid/Sibelius/Manuscript Paper/
Windows: [username]/AppData/Roaming/Avid/Sibelius/Manuscript Paper/

ManuScript

ManuScriptプラグイン言語には多くの便利な改善点があり、ここには書ききれないので、[ファイル] > [プラグイン]にあるManuScript Reference Language(英語版)をご覧ください。

 

例えば、小節番号の表示頻度など、記譜ルールのオプションを設定する新しい方法が追加されました。また、インスペクターでの設定と同じように、譜表サイズを設定できます。

 

ManuScript  実行コマンドを使用して、譜表の上下移動、オブジェクトの移動、間隔の変更、スコアの移動、選択範囲の変更など、オブジェクトの位置を操作するためのいくつかのコマンドIDへのアクセスを追加しました。新しい譜面用紙では、これらすべてを最大限に活用して、ワークフローの自動化に役立つ独自のプラグインを自由に作成できます。

 

Qtアップグレード – macOSシステム要件の変更

このリリースには、技術基盤であるQtのアップデート・バージョンが付属しています。Sibeliusが最新のコンピュータで正常に動作することを保証する、いくつかの内部的な改善点があります。これにより、Macでのシステム要件が変更され、macOS10.13以降が必要になります。

 

IntelSiliconプロセッサ(Rosetta 2を使用)の両方でWindows 11およびmacOS 12 Montereyとの互換性を発表できることを嬉しく思います。完全なシステム要件を確認するには、このAvid ナレッジベースのページを参照してください。

 

一般的な改善

私たちはユーザーベースからフィードバックを受け取り、可能な限り多くの改善を試みています。このリリースでは、次の改善点があります:

 

  • オクターブ線は、スコアに追加するときに長すぎることがなくなりました。
  • パーカッション譜表に音符を入力するときに、リボンまたはキーボード・ショートカットのMacではShift + Option + テンキーの1-9、WindowsではShift + Alt + テンキーの1-9を使用して、符頭スタイルを切り替えることができるようになりました。
  • オクターブ移行後のダイナミック・パートで異名同音の変化が壊れなくなりました。
  • システム・ラインは、[行で整列][位置をリセット]に反映するようになりました。(非常に長い間リストにあったバグです!)
  • 声部を変更するときにZトレモロが維持されるようになりました。これは、12に含まれているトレモロの修正と一対の長年のバグです。
  • 休符にくっついているアーティキュレーション(フェルマータなど)を削除するときに、休符が一緒に削除されることはなくなりました。
  • クイックスタートのキーボード・ショートカットを使用して、テキストをナビゲートできるようになりました。
  • 新しいライセンスメッセージのテキストが強化され、新しい翻訳が追加されました。
  • キーボード・ショートカットのMacではOption + A、WindowsではAlt + Aが、再び機能するようになりました。
  • タブの順序が上から下に移動するように修正されました。

> 記譜ルール
> 環境設定 / フォント
> 楽器変更
> フィルター詳細設定
> 移調
> パフォーマンス

  • キーボード・ショートカットを変更しようとしたときの不可解な標号(「Line 15」など)が修正され、オブジェクトの実際の標号が表示されるようになりました。
  • PDFエクスポート設定に新しい日本語翻訳が追加されました。

 

以上です! 最後まで読んでくださり、ありがとうございます。間もなく別のリリースもありますので、それまでの間、このリリースの機能と改善点をお楽しみください。

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