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S6Lにより、数百万のファンに『Faye’s Moments Live 2016』を配信

2016年12月30日、8上海の8000席のメルセデス・ベンツ文化センターでは、長期にわたり表舞台から姿を消していたフェイ・ウォンによるファン待望のコンサート『Faye’s Moments Live 2016 』が開催されました。このコンサートは無料のライブ・ウェブキャストで数百万のファンが視聴し、音楽界の歴史に新たな一ページを刻みました。

「2000万を超える人々がコンサートをオンラインで視聴しました。すごい!」 ライブ・ミキシング&レコーディング・エンジニアSimon Li

このライブサウンド制作に必要なオーディオ機器の中心にあったのは、コンサートを独占オンライン放送したTencent Video が選んだAvid VENUE | S6Lです。

「他のコンサートで、自分のスタジオのD-Command | 24コントローラーに加えて、VENUE Profileを使ってきたので、VENUEソフトウェアとAvidのユーザー・インターフェイスには慣れています」と『Faye’s Moments Live 2016 』のレコーディング&ミキシング・エンジニアを務めたSimon Li氏は説明します。「この公演でS6Lを選んだのはそのためです。また、S6Lが、96kHzで128チャンネルの収録に対応するのも重要なポイントでした。大規模なデータ転送にもクラッシュすることはありません。非常に安定した信頼できるコンソールです。」

『Faye’s Moments Live 2016 』のオンライン・ライブ・サウンド制作システムには、VENUE | S6L-32Dコントロール・サーフェス、E6L-192エンジン、2台のStage64 I/Oステージボックスが含まれました。複数チャンネルのオーディオ信号は、システムのEthernet AVBネットワークを経由して、公演会場からPro Toolsを稼働する6コアCPUのMac Proへ転送されました。Miso Techがシステムを提供、AHM Engineeringが調整及び機器の配送を担当しました。

「フェイと初めて仕事をしてから10年以上になります。私の役割は、レコーディング・エンジニアから始まり、2001年にはミキシングとマスタリング・エンジニアへと変わりましたが、オンライン・ライブ・ミキシングを担当したのは、今回が初めてです」とLi氏は話します。「私たちのチームは、『Faye’s Moments Live 2016 』のマルチ・チャンネルのレコーディングとライブ・ミキシングを依頼されました。Tencentは、5.1サラウンドとAtmosサウンド制作にDolbyチームを招き入れました。彼らは96kHzステレオ・ライブ・ミックスとアンビエンス・マイク信号をMADI経由で受け取ると、SSLのAES/MADIコンバーターを使い、信号を48kHzへ変換。最後に、フルミックスをDolbyサラウンドとAtmosフォーマットにエンコードしました。2000万以上の人々が、オンラインでコンサートを視聴したというのは、本当に、すごいです。」

フェイ・ウォン(中央)と制作チーム

フェイのライブ・コンサートのサウンド・ポストプロダクションに関わって間もないSimon Li氏ですが、ライブ・レコーディングのクオリティには満足しています。「S6L、特にその音質には、心底驚きました。Pro Tools v4.3からv12.7まで、10年以上の経験を持つベテランのPro Toolsユーザーなので、ユーザー・インターフェイスとワークフローが似ているVENUE ProfileとPro Toolsの経験から、S6Lは問題なく扱えます。また、新たなコンボによって、ワークフローがさらにスムーズになりました。」

「ポストプロダクションのミキシングでは、McDSP、Sonnox、Crane Song、Sansamp, Avid Mod Delayと、新たに発表されたAvid Tape Echoを使用しました」とLi氏は説明します。「コーラス部にボーカル・エフェクターのディストーションを加えた『Idiot』というタイトルの楽曲があります。2001年にオリジナルのミキシングを担当した時、Sansampというプラグインを使って、この感覚を作り出しました。偶然にも、同じプラグインをPro ToolsではなくS6Lで使い、その効果を再現しています。これには、たくさんの良い思い出が蘇りました。」

「ポストプロダクションのミキシングでは、McDSP、Sonnox、Crane Song、Sansamp, Avid Mod Delayと、新たに発表されたAvid Tape Echoを使用しました」とLi氏は説明します。「コーラス部にボーカル・エフェクターのディストーションを加えた『Idiot』というタイトルの楽曲があります。2001年にオリジナルのミキシングを担当した時、Sansampというプラグインを使って、この感覚を作り出しました。偶然にも、同じプラグインをPro ToolsではなくS6Lで使い、その効果を再現しています。これには、たくさんの良い思い出が蘇りました。」

『Faye’s Moments Live 2016 』オンライン・ライブ制作チーム

ディレクター:Alvin Leong

レコーディング/ミキシング・エンジニア:Simon Li

アシスタント・ミキシング・エンジニア:Rice Fong

アシスタント・レコーディング・エンジニア:Jason Wong

アシスタント・レコーディング・エンジニア:Jason Li

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アイルランド・レイキャヴィックの国立劇場におけるAvid VENUE | S6L

Kristinn Gauti Einarsson氏は、アイルランド・レイキャヴィックにある国立劇場の音響責任者です。2007年から同劇場で働き、2012年には現職に就きました。

同劇場の制作でのサウンド・デザイン、PAシステム・デザインから購買決定まで、音響関連を幅広く担当。さらに、劇場における全ての公演のミキシングを2人の同僚と共に担当しています。

近頃、国立劇場では、故障したYamaha DM2000の代わりにAvid VENUE | S6Lを購入しました。iLive T112も考えたものの、AvidパートナーであるNyja Umbodidの助力を得て、早々にS6Lを導入しました。

Kristinn Gautti Einarsson、アイルランド・レイキャヴィックの国立劇場の音響責任者

S6Lをしばらく使ってみた感想をお聞かせください

S6Lで行くという決断は正しい選択でした。S6Lは、この劇場で必要なことを全てこなします。何より、音が素晴らしい。ここはわずか500席の小さな劇場です。通常、1週間に3プログラムというペースで公演を行っています。つまり、木曜夜の公演、金曜夜には別の公演、そして、土曜夜にはさらに別の公演に向けて、一晩で全てを変更しなくてはなりません。小さな劇場ですが、アイスランド気質で野心的なのです(笑)。フルバンドを入れて、ワイヤレスマイクを最大30人の俳優に付けてミュージカルも行います。また、通常の舞台演劇や児童劇も行います。とにかく、コンサート、スペシャル・イベント、時には会議まで、何もかもひっくるめて全て行います。

S6Lのセットアップについて教えてください。

144エンジンを稼働、卓には32フェダーあります。64入力のステージラック×2台が卓に128チャンネルを供給します。これにより、様々な公演に対応できるので、大幅に変更する必要がありません。また、利用できる入力系統が数多く残ります。

さらに、出力も豊富で、様々なスピーカーへ出力しています。利用可能なI/Oチャンネルが多いのは本当に便利です。

もちろん、最も重要なのは音質ですが、それもS6Lは群を抜いています。

ミキシングについてですが、外部機器の追加や、特別なプラグインの使用はありますか?それとも、そのまま使用していますか?

何も追加せず、そのままです。通常は、内蔵のEQとダイナミクスを使ってミキシングしています。もちろん、S6L用のプラグインは全て活用しています。クリエイティブなサウンド・デザインや基本的なミキシングでできないことは何もありません。例えば、難しい信号も簡単に調整できるプラグインもあります。

難しい信号とは、例えばどんなものですか?

通常、「難しい」信号は、マイクの配置に妥協が必要な時に起こります。思ったようにことがいかない場合には、特殊なEQを追加することができます。処理能力を気にせず、好きなようにEQや他のプロセッサーを加えられるのは、とても便利です。グループバスでは、マルチバンドコンプレッションを使用しますが、これも大変役立ちます。以前は、こんな便利な方法はありませんでした。

多様な公演のショーファイルを多く扱いますか?再演も多い、様々な公演を扱っているとのことですが。

利用可能な大量のインプットと、それらを維持することで、様々な公演の制作が可能になります。また、本当に、仕事が楽になります。例えば、48チャンネルのコンサートから、ほんの数本のマイクとわずかな音響効果だけの演劇へ変更する場合も、ショーファイルを呼び出すだけで、準備完了です。

「マイク」の使い方についてお聞かせください。俳優や歌手に小型マイクを使いますか?それとも、ステージ用のショットガン・マイクを使いますか?

通常、舞台演劇では、俳優にマイクを使用しません。それ以外は、全て演者に小型マイクを使い、追加で幾つかのショットガン・マイクを使用します。

音響効果の再生には何を使いますか?

再生にはFigure 53のQLabを、バーチャル・サウンド・チェックにはPro Toolsを使っています。ちなみに、これも重要な要素の1つです。常に問題となる時間ですが、バーチャル・サウンドによって多くの時間を削減することができます。また、公演では実際に体力をセーブできるので、ミュージシャンにはとても喜ばれています。

スピーカー・システムについて伺います。異なるスピーカーに信号を送るということですが、どのようなセットアップを使用していますか?

「ハーフ」サラウンドのようなシステムを装備しています。メインPAを左、右、中央に、部屋の後部にもスピーカーを配置しています。完全なサラウンドではありませんが、しばしば、後部スピーカーを音響効果に使用します。さらに、ステージ裏の天吊りでスピーカーを配置しています。舞台で俳優が小型マイクを付けない場合、これらを使用すると、俳優の生の音声のように、同じ音源から音が聴こえます。スポット・キューを正確に配置したい場合には、ステージでワイヤレス・スピーカーを使用することもあります。

コンソールでは、左/中央/右のセットアップを使用します。以前はできなかったことです。とても気に入っています。

システムには何か足りない機能がありますか?それとも、満足されていますか?

足りないものですか?特にありません。VENUEソフトウェアのアップデートは、全て正しい方向に進んでいます。アップデート毎に良くなっています。これほど強力なソフトウェアは、他のどのメーカー製品にもありません。ましてこの価格で競合する製品は、思いつきません。 

公演の録音、放送を望む放送局やレコード会社についてですが、劇場で録音が可能ですか?それとも、音声収録車に録音トラックを送りますか?


最近、コンサートの収録を行いました。ここで利用できるようにMADIが簡単に使用できる環境ではなかったので、信号をスプリットして音声収録車に送りました。将来的には、これがサードパーティに信号を提供するフォーマットになるでしょう。この公演では、Pro Toolsを使って同時に独自で収録もしましたが、後で、エンジニアが時間通りに録音ボタンを押してなかったと分かり、役に立ちました(笑)。

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ガレス・オーウェン、S6Lで『ブロンクス物語』をブロードウェイへ

2度のアカデミー賞受賞俳優ロバート・デ・ニーロと4度トミー賞を受賞したジェリー・ザックス監督による『ブロンクス物語』(原題:A Bronx Tale)は、ロングエーカー・シアターで初日を迎えました。『ブロンクス物語』をブロードウェイのステージへ上げるまでの制作について、同作品のサウンド・デザイナー、ガレス・オーウェン氏にお話をうかがいました。ローレンス・オリヴィエ賞に輝き、トニー賞には幾度もノミネートされているオーウェン氏には、新しいAvid VENUE | S6Lライブシステムへの移行について、また、パワフルな制作において、同コンソールの幅広い機能がどのように活用されているのか等についてお話いただきました。

サウンド・デザイナー、ガレス・オーウェン(S6Lの写真は、全てEyesounds PhotographyのKal Dolgin撮影による)

DH: 『ブロンクス物語』は、今年の始めにニュージャージーのペーパーミル・プレイハウスで初演を迎えましたが、ブロードウェイに移るにあたって、どのような変更がありましたか?

GO: ニューヨークの外で試験的に興業するのは、何が有効で、何がそうでないかを試すためです。ペーパーミルの後、全体的に細かい変更を数多く行いました。ほとんどは、脚本や歌曲の手直しし、新たなキャスティング等ですが、磨きを増してエキサイティングな舞台になりました。

DH: ご自身の側ではどのような変更がありましたか?

GO: 大きな変更の1つが、サラウンド・サウンドを止めたことです。必要のないことにクライアントのお金を使わないというのが、私のポリシーです。ペーパーミルでの公演では、必要になる可能性があるもの全てをカバーするために、フルシステムのサラウンド・サウンドを使用しました。しかし、実際は、ペーパーミルでは・サラウンド・システムをほとんど使用することがありませんでした。そこで、ブロードウェイでは、サラウンド・システムを使う必要が無いように、サラウンドを使用した部分を作り直しました。

当初は、ペーパーミルでS6Lを使用するつもりでしたが、実際、使う段になって、S6Lが、『ブロンクス物語』のような複雑な公演にまだ対応できないことが分かったので、Profileで行くことを決めました。初演においてS6Lの使用を断念した2つの大きな理由の1つが、Stage 64ラック×3基のサポートです。S6Lがリリースされた当初のソフトウェアでは、2基のステージラックしかサポートしていませんでした。もう1つの理由は、パラメータの幾つかが、VNCソフトウェアからリモートで調整できなかったことです。この点について、Avidに伝えると、すぐに修正してくれました。その後、ブロードウェイでS6Lを使用する際には、(Profileから)VENUEショーファイルを開いて、ほとんど問題なく、新しいデスクへ直接転送することができました。これは、言うまでもなく、とてつもなく有益でした。

DH: 同制作では、スナップショットをどのくらい使用していますか?

GO: 380位だと思います。38本のワイヤレスマイクを扱うためには、VCAをコンスタントに再プログラムしなければならないということと、誰かが話している時にだけマイクがオンになるという劇場のプログラミングの方法から、そのような数になっています。サウンド・オペレーターとしての立場から言うと、膨大な量のプログラミングとオペレーションが要求されます。

DH: 同制作では何チャンネル必要でしたか?また、I/Oの構成は?

GO: 192チャンネルのうち、15程度の空きチャンネルがあったと思うので、使用しているのは、約180チャンネルです。新しいMADIカードにより、MADI入力カードから直接、全てのショーのコントロール再生をトラックと音響効果付きで行えるようになりました。フル装備のステージラック3基は、それぞれ入力64チャンネルに加えて、ラック1とラック2にはAES出力カードを、ラック3にはアナログ出力カードを搭載しています。

FOHサウンド・エンジニアの Dave Horowitz

DH: VENUEや他のコンソールでは、長年にわたる豊富な経験をお持ちですが、S6Lにはどのような利点がありますか?

GO: あらゆるものをサーフェスにマッピングできることと、サーフェスがとても柔軟なことです。必要に応じて、どうにでもなります。プラグインを含み、エンコーダーやカスタム・フェーダー・バンクに何でも思い通りに呼び出せるのは、実に画期的です。これほど見事に、あるいは効果的にできるものは他にありません。さらに、サーフェスへシームレスにマッピングできるのはAvidのプラグインだけではありません。標準のPro Toolsと周辺機と併用するためには、AAX DSPプラグインに組み込まなければならないという基本的構造から、サードパーティ製プラグインも同様に行うことができます。私は、McDSP とSonnoxプラグインを多用しますが、目の前のエンコーダーにリバーブの全パラメータを即座に配置することができます。本当にパワフルです。一度、使い方のこつを覚えれば、後は、オンザフライで、素早く簡単に変更できます。

S6Lでは、“レイアウト”機能を使い、サーフェスにはサーフェスからみて合理的な位置にフェーダーを配置します。入力は、スクリーン上で合理的な位置に配置します。それから、レイアウト機能を使って、デスク上で合理的な位置にフェーダーを配置します。つまり、両方に最適な状態にすることができます。これは、旧型のコンソールからは大きな進歩です。旧型のコンソールでは、スクリーン上で合理的な位置に配置するか、サーフェス上で合理的な位置に配置する、または、両方の妥協点を探して配置するしかありませんでした。ドロップ・グループやAUXセンド等を入力として同じレイアウトに配置できるのも、大きな利点です。全ての男性ボーカルを1レイヤーに、男性ボーカル・グループを同じレイヤーに置くなどということができます。さらに、男性用のリバーブ・センドを同じレイヤーに置き、グループEQを調整、誰にリバーブがかかっているかをチェックする等、あらゆることを1つの場所から行うことができます。

DH: その点について、もうすこし詳しくお話しいただけますか。数多くのスナップショットでVCAへの割り当てをおこなっていますが、カスタム・フェーダー・レイアウトはスナップショットからのみ使用していますか?それとも、デスクで作成し、スナップショットに直接適用されないレイアウトを使用しますか?

GO: 機能性とレイアウト1だけがスナップショットで記録されるという点を活用しています。レイアウト2から24は、デスクの正しい場所に正しいものを置く手段として使っています。 例えば、“ドラム”、“パーカッション”、“リバーブ”、“ブラス”というレイアウトを作ります。そうすれば、それらの楽器に関するあらゆるものや人を同じレイアウトに置くことができます。

1レイヤーにギターだけでなく、ギターのリバーブ・リターン、ギター・グループ、その他ギターに関連するあらゆることを全てまとめて置くことができます。その上、スナップショット毎にプログラム可能なレイアウト1は、公演でオペレーターが特定の合図を受けた時に、役に立つものをドロップする場所として使用します。例えば、2台のサックスが交互にラインを演奏する楽曲があり、そうすることで競い合うような場合、2台のサックスをミックス・レイアウトにドロップするだけで、オペレーターは、公演中、その瞬間に必要なものを素早く手に入れることができます。ヘビーなギター・プッシュが必要な楽曲では、リード・エレキ・ギターをレイアウトにドロップすれば、素早くギターを選び、プッシュを加えることができます。

 

DH: システムのパワーについてお伺いします。Profileから進化しているのは明らかですが、新たなパワーにより可能になったことはありますか?

GO:以前は、ハードウェアやソフトウェアの制約から不可能だったアイディアも探究できる十分なプロセッシングパワーが搭載されて、本当に嬉しいです。以前は、「ドラムとパーカッションに同じドラム・ルーム・エンジンではなく、パーカッション演奏者用に別のドラム・ルームがあったらいいのに」と思っても、出力バスの制限、AUX不足、出力不足から、なんとかできないかともがきながらも、いつも、妥協せざるを得ませんでした。新しい出力構造では、使いきれない程のAUXがあります。自由に使える空の入力系統があります。「マイクを1本追加したらどうだろう?こんなことをやってみたい。」今では、自分の創造的アイディアをさらに深く追求ためのリソースを手に入れたようです。

制作現場では、S6Lがとても小さなデスクであることから、誰もが、100%気に入っています。S6Lのパワーを見た時、本格的ミュージカル『ブロンクス物語』の規模からすると、ブロードウェイ最小のPAです。サウンド・オペレーターと機器を含んで8席を占有します。ブロードウェイの劇場でたった8席です。制作が喜ぶことは間違いありません。

DH: S6Lが制作にもたらした音質についてお聞かせください。

GO: 一番良い例は、舞台は大規模なアンサンブルシーンから始まるのですが、初めて観客を入れて演じた時、サウンド・オペレーターがステージ・マネージャーから青信号を受けて、VCAを+3、+4といった具合に上げました。その瞬間、私たちは、顔を見合わせて、「PAはまだミュートしてる!」と一種のパニックに陥りました。私はシステム・コントロールへ飛び、「PAはミュートしてない?!」と混乱しました。すると、オーケストラの音がシステムから飛び出しました。巨大なd&b PAシステムで+3、+4とあげれば、通常、一般的なヒス雑音や同様の雑音等、暗騒音が聴こえてきます。

しかし、何も聞こえなかったのです。一切の暗騒音がなく、私たちはパニックしてしまいました。本当にクリアで、何の音もしなかったのです。もう1つ、興味深い例としては、マイクの選択があります。長年にわたりお気に入りのマイクを選んできました。「これには、このマイクが最適。これにはこのマイク。」と。長い間、トランペットやトロンボーンに最適だと思っていたマイクの選択が、突如、「このマイクは、思っていたほどクリーンじゃない」と気付いてしまいました。今では、このマイクとあのマイクの違いがはっきり聞こえるのです。信号パスがとてもクリーンでクリアなため、以前には気付かなかった信号パス内の全ての不備に気付きはじめてしまいました。S6Lは、とても透明でクリーンで、今までには気付かなかったものも明らかにしてしまうため、信号パスの中で思っていたほどクリーンでもクリアでもない部分を探し始めてしまいました。

チームメンバー(左から右へ):Scott Kuker (デッキ・サウンド・エンジニア), Chazz Palminteri (『ブロンクス物語』著者), Gareth Owen (サウンド・デザイナー), Dave Horowitz (FOHサウンド・デザイナー), Josh Liebert (アソシエイト・サウンド・デザイナー), Mike Terpstra (デッキ・サウンド・エンジニア)、+写真に写っていないWallace Flores (プロダクション・サウンド)

DH: 現在、他には、どのような制作でS6Lを使っていますか?

GO: イギリスでツアー中の新しい大型ミュージカル作品『たのしい川べ』(原題:Wind in the Willow)は、2017年5月に、ロンドン・パラディウムで開幕します。また、『Come From Away』は、S6Lに移しました。このミュージカルは、トロントで開幕したところです。2月には、ブロードウェイでオープニングを迎えます。

その他、2017年前半にロンドンで2つの舞台が始まります。両方ともS6Lで行います。1つは、ローリング・ストーンズのプロモーターであるマイケル・コールがプロデュースした新しいミートローフのミュージカル『地獄のロック・ライダー』(原題:Bat Out of Hell)です。とてもとてもシリアスなショーです。それから、『42ndストリート』でもS6Lを使用します。これは、80本のマイクを使用する大型作品です。2017年6月には、ロンドンのウェスト・エンドの3つの大劇場で、私たちのショーがかかることになります。ロンドン・コロシアム『地獄のロック・ライダー』、ロンドン・パラディウム『たのしい川べ』、ドルリー・レーン『42ndストリート』、全てAvid S6Lで行います!

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VENUE | S6L ワークフロー・ビデオシリーズ

 

Avid VENUE | S6Lは、パワフルで直観的なライブサウンド・システムです。ベテランのライブサウンド・エンジニアのAvidシニア・マーケット・スペシャリストであるロバート・スコヴィルが VENUE | S6Lコントロールサーフェスの重要なワークフローについて、その詳細をビデオで解説します。さらにVENUE | S6Lライブサウンド・システムのスタンドアローンのソフトを無料でダウンロードすることもできます。
是非、チェックしてください。

S6L | バンキング

S6L | 入力処理チャンネル

S6L | ユーザー定義チャンネルのプログラミング

S6L | チャンネル・メニュー

S6L | LRC/M バスへの割り当て

S6L | サブグループへの割り当て

S6L | VCA 割り当て

S6L | モニター・バス A-B 割り当て

S6L | ミュートグループの割り当て

S6L | 出力処理チャンネル

S6L | スピルの機能性

S6L | ユニバース・ビューの紹介

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NAB 2017: Avidメインステージ ゲストスピーカー発表

いよいよNAB Show 2017が近づいてきました!今年のNAB 2017では、Avidブース(ブース#902, South Upper Hall)にて、急速に変化を続けるメディア業界での課題を解決したり、ビジネスの機会を生かすヒントをご紹介します。Avidブースに是非お越しください。

新しい製品・ソリューション、パートナー企業との連携についてのエキサイティングな発表を予定しているほか、メインステージでは著名なプロフェッショナル・ユーザーによる、ゲストプレゼンテーションも予定しています。エディターのポール・マシス(Paul Machliss, ACE)氏(Baby Driver, Scott Pilgrim vs The World)、コルビー・パーカーJr(Colby Parker Jr, ACE)氏とガブリエル・フレミング(Gabriel Fleming)氏 (Deepwater Horizon, Patriots Day)の編集チーム、HBOの人気TVシリーズ『Big Little Lieseditor』のエディターであるデイビッド・バーマン(David Berman)氏、WPLG Fort Lauderdaleチーフエンジニアのダレン・アライン(Darren Alline) 氏など、豪華なゲストスピーカーが登壇します。

業界最高のプロフェッショナルが持つ価値ある知識をご覧いただける貴重なチャンスです。Avidブースにてお待ちしています。ラスベガスでお会いしましょう!

ポール・マシス(ACE)

エディター
Baby Driver, Scott Pilgrim vs the World

エディターのポール・マシス(Paul Machliss, ACE)氏に、Media Composerを活用したナレーションや複雑なビジュアルエフェクトの編集についてお話し頂きます。

4月24日(月)@11:45am

4月25日(火)@3:30pm

ガブリエル・フレーミング&コルビー・パーカーJr.

エディター
Deepwater Horizon, Patriots Day

映画『Deepwater Horizon Patriots Day』でコラボレーションしたエディターのガブリエル・フレーミング(Gabriel Fleming)氏 &コルビー・パーカー(Colby Parker Jr, ACE)氏に、 緊張感あふれるアクション映画での編集方法の秘密をお話し頂きます。

4月24日(月)@1:15pm

4月25日(火)@1:00pm

ダレン・アライン

チーフエンジニア
WPLG Fort Lauderdale

Avid MediaCentral Platformを活用して刷新した、WPLGの最新コンテンツ制作および配信ワークフローについてお話し頂きます。

4月24日(月)@3:00pm

デイビッド・バーマン

エディター
Big Little Lies

HBO のブラックコメディ番組『Big Little Lies 』はそのウィットに富んだ素晴らしいパフォーマンスにより賞を獲得しました。エディターのデイビッド・バーマン氏に、その舞台裏についてお話し頂きます。

4月24日(月)@4:30pm

無限の可能性 — Avid @ NAB 2017

特設ブログサイトにて、VIPゲストプレゼンテーションや、製品発表、貴重なTipsなど、NAB 2017の最新情報をご紹介します。是非チェックしてみてください!

AVID.COM/NAB




Avid @ NAB 2017: The Sky’s the Limit – 無限の可能性

現在Avid は、業界で最もオープンな統合プラットフォームをベースとするクリエイティブ制作のための総合的なツールおおびソリューションを提供しています。このAvidプラットフォームは、メディア制作プロフェッショナル達が高いクオリティかつ魅力的なコンテンツを制作し、より多様なチャンネルやデバイスに配信し、さらにはコンテンツのメディア価値を最大限に高めるために設計された仕組みを備えています。

そして4月にラスベガスにて開催されるNAB 2017にて、Avidは更なる次の成長段階へと踏み出します。

今年のNABにて、Avidは「無限の可能性」をテーマに、業界に向けて下記のような新たな製品革新を発表する予定です。

• 新たなレベルでのコラボレーション機能で、クリエイティブ制作プロフェッショナルを支援

• メディア価値と効率性をあらゆる側面から向上

• 現在使用中のインフラストラクチャを活用したうえで、より高い柔軟性、俊敏性、拡張性を引き出す最適化ソリューションの提供

AvidブースはSU902South Upper Hallです。2017年NAB ShowでのAvid出展情報、製品発表、ニュースは、NAB特設ブログにてご紹介する予定です(英語)。

Avidスペシャリストが、例年以上に役立つハンズオン情報やTipをお届けする予定です。メインステージでは、最新のワークフローやソリューションについての深い見識に基づくデモンストレーションが行われます。さらに、NAB期間中毎日、ソーシャルメディアを通じて製品が当たるスペシャルプログラムも予定。

業界を前進させるエキサイティングな新技術発表やワークフロー革新の発表をどうぞお楽しみに!

 

 

NAB直前コミュニティ・ユーザー・イベント Avid Connect 2017 を開催!  

NAB Show直前に開催するAvid Connectイベントでは、メディア業界のリーダーやAvidユーザーなど1300名以上が集う必見のコミュニティイベントです。役立つセッション、知識の共有、ネットワーキング・イベントなど、豊富なアジェンダを予定しています。参加には事前申し込みが必要です。今すぐご登録ください。

アジェンダはこちらのブログ(日本語)にてご確認いただけます。

 

Avid Connect登録

無限の可能性 — Avid @ NAB 2017

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AVID.COM/NAB




VENUE | S6L でのWaves SoundGridプラグインの活用

VENUE | S6L用Avid VENUE 5.3アップデートは、単なるソフトウェア・アップデートではありません。S6LのE6Lエンジンが、チャンネル数の多いVENUE MADI-192 MADIオプション・カードをサポートするようになりました。MADI-192は、S6LとMADIオーディオ・デバイス間で1カードごとに最大64チャンネルのオーディオ送受信を可能にします。4基のBNCコネクタは、2つの96 kHz MADIストリームのVENUE | S6Lシステムへの出入力を可能にします。これらのストリームは100%フレキシブルで、入力、出力、ハードウェア・インサートとしてパッチングが可能です。この柔軟性により、S6Lは、MADI経由でWaves SoundGridシステムに完全統合し、システムと通信することができます。

それでは、この統合のためのシステム要件と、セットアップ方法について見ていきましょう。

VENUE | S6L側では、E6L EngineにMADI-192 MADIオプション・カードが装備されている必要があります。S6Lとの統合に準拠するWaves SoundGridシステムを実行するには、以下のコンポーネントが必要です。

Waves SoundGridサーバー

Wavesは現在選択肢として3種類のSoundGridサーバーを提供しています。Extreme Server、Server One、Impact Serverです。Wavesウェブサイトに比較表がありますのでここでは各システムの違いについて詳しく説明はしませんが、基本的に、違いは処理能力と各サーバー上で実行可能なプラグイン数になります。

DigiGrid MGB

DigiGrid MGBは、SoundGridサーバーとVENUE MADI-192オプション・カード間でのMADIストリームの送受信を可能にするMADIインターフェースです。Digigrid MGBは4系統のBNC接続を使用して64チャンネルのMADI @ 96 KHzストリームを可能にします。

Waves MultiRackソフトウェアを実行するコンピューター

MacでもPCでも構いません。コンピューター要件はWavesウェブサイトに記載されています。このコンピューターは、Wavesプラグインのユーザー・インターフェースまたはGUIとして機能します。

SoundGrid Switch

SoundGrid SwitchはEthernetスイッチです。SoundGridシステム・コンポーネントはEthernet経由で通信するため、SoundGrid Server、DigiGrid MGB、Waves MultiRackソフトウェアを実行するコンピューターはこのEthernetスイッチを介して互いに通信します。

セットアップ

Waves MultiRackソフトウェアをコンピューター上でセットアップする方法について詳しく見ていきましょう。図のような接続で、SoundGridシステムをセットアップしたら、最初にWaves Central (以下のリンクからダウンロード)をコンピューターにインストールします。

http://www.waves.com/downloads/central

  1. Wavesアカウントにログインし、Waves Centralのホーム・メニューで[Install Products](製品をインストール)を選択します。
  2. S[Products to Install](インストールする製品)セクションで以下のコンポーネントを選択します。
    • MultiRackソフトウェア
    • SoundGrid MGBドライバ
    • Wavesプラグイン・バンドル
  3. インストール処理を実行します。

Waves CentralでもWavesライセンスを管理できます。ライセンスを複数の異なるコンピューター間で動かせるようUSBキーをオーソライズすることも、MultiRackを実行しているコンピューターのハードディスクをオーソライズすることもできます。ワークフローに合わせて都合の良い方法を選択してください。

全てのソフトウェア・コンポーネントをインストールおよびオーソライズし、全てのハードウェア・コンポーネントをSoundGridシステム図に従って接続したら、次はWaves MultiRackアプリケーションを起動します。

Waves MultiRackアプリケーション

  1. [Preferences](環境設定)の[MultiRack]ウィンドウを開き、[General](一般)セクションで[Local LAN]ポートがコンピューターをSoundGrid Switchにつないでいる物理Ethernetポートと通信状態であることを確認します。[Local LAN port]ドロップダウン・メニューのネットワーク・アダプターは、MACアドレスとポート名で表示されます。適切なポートを選択すると、「SoundGrid network found」(SoundGridネットワークが見つかりました)というメッセージが表示されます。
  2. [Preferences]の[MultiRack]で、[Plug-in Manager](プラグイン・マネージャ)タブをチェックし、ご使用のプラグイン・バンドルが記載されておりアクティブであることを確認します。
  3. 該当する場合、リモート・コントロールを設定し、MIDI構成をセットアップすることもできます。

SoundGrid Networkとプラグインの標準設定が完了したら、システムの残りを設定します。

 

The SoundGrid Inventory

[SoundGrid Inventory]ウィンドウは、[Edit](編集)メニューの[SoundGrid Inventory]を選択すると開きます。

Waves SoundGrid Inventoryウィンドウ

SoundGridの[Inventory]ウィンドウには次の3項目がリストされているはずです。

  • SoundGridドライバ
  • The MultiRack
  • MGB IOデバイス

[settings](設定)をクリックしてMGB IOデバイスのコントロール・パネルを開きます。

MGB IOコントロール・パネル・ウィンドウ

以下のMGB IOデバイス設定を確認します。

Clock Settings(クロック設定)

  • Source(ソース):ご使用のクロック設定スキームに応じて[Internal]、[External]または[Digital]を選択
  • Sample Rate(サンプル・レート):96 kHz
  • Sample Rate Mode(サンプル・レート・モード):88.2 / 96 Hi Speed
  • Status(ステータス)が[Sync OK]であること

Avidでは、E6Lの[Word Clock OUT]コネクターまたはMADI-192オプション・カードの[WC OUT]コネクターをMGBの[WC IN]コネクターに接続して、MGBを外部同期することを推奨しています。

 

MADI Options Page(MADIオプション・ページ):

  • MADI Port 1とMADI Port 2設定が64/32チャンネル・フォーマットに設定されていることを確認します。

SoundGridの[Inventoryウィンドウを閉じ、[Edit]メニューを開いて[SoundGrid Connections](SoundGrid接続)メニュー項目を選択します。

SoundGrid Connectionsウィンドウ

SoundGrid Connections]ウィンドウでは、送信元と送信先の信号を定義します。このセットアップでは、MGB MADI IOデバイスとMultiRack間の双方向通信が必要なため、2つの64チャンネル接続(または、S6LシステムとSoundGridシステム間に希望する任意のチャンネル数)を作成する必要があります。

  • 接続1は、Source(送信元):MGB、Destination(送信先):MultiRackで、チャンネル範囲は両端で1~64です。これはMADI経由のMGB/S6LからMultiRackへの入力です。
  • 接続2は、Source(送信元):MultiRack、Destination(送信先):MGBで、チャンネル範囲は両端で1~64です。これはMADI経由のMGB/S6Lに戻る出力です。

SoundGrid Connections]ウィンドウを閉じます。

 

MultiRackプラグインを使用する

MultiRack Sessionはラックのコレクションです。それぞれのラックには1つまたは複数(1チェーンに最大8つ)のプラグインが含まれており、MADI-192オプション・カードを通じてVENUE | S6Lと通信します。

  1. クリックしてラックを追加します。
  2. ラックの種類を指定します:[Mono – Stereo]または[Mono to Stereo
  3. MGB入力ソース(左側)とMGB出力ソース(右側)を設定します。
  4. ラック・ウィンドウ内の[+]をクリックしてプラグインをラックに追加します。

プラグイン・ウィンドウを表示したMultiRack

VENUEソフトウェアを設定する

Waves SoundGridシステム上でのセットアップが完了したら、MADI-192オプション・カードを介してWavesプラグインをVENUE | S6Lシステムで使用できるようになります。プラグインは、[Hardware Insert](ハードウェア・インサート)パス経由でVENUEプロセッシング・チャンネル上に直接インサートできます。また、典型的なセンド/リターン(バス供給)・タイプの接続を設定することもできます。

ハードウェア・インサート経由:

  • 選択されている入力または出力プロセッシング・チャンネルに対してVENUEパッチベイでハードウェア・インサート・パスを設定します。

VENUEパッチベイMADIインサート・タブ

  • VENUEプロセッシング・チャンネルのハードウェア・インサートをアクティブにします。

VENUEチャンネル・インサート

センド/リターン・パス経由:

  • VENUEの[Patchbay](パッチベイ)>Outputs](出力)タブで、VENUE出力チャンネルからの[MADI SEND / output]パスまたはWaves SoundGridサーバーへの信号の送信に使用されているダイレクト出力を選択します。
  • VENUEの[Patchbay>INPUTS](入力)タブで、Waves SoundGridサーバーからの処理済み信号を戻すVENUE入力チャンネルへの[MADI RETURN / input]パスを選択します。

 

これで設定は完了です。Wavesプラグインを使用したプロセッシングをお楽しみください!

VENUE | S6L発売中

ライブ・サウンドのネクスト・ステージがここに―賞に輝くVENUE | S6Lなら、世界で最も要求の厳しいライブサウンド・プロダクションも簡単に扱うことができます。

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カナダ・トロントのロイ・トムソン・ホールが、2台のS6Lシステムにより最高のサウンドを実現

トロント交響楽団、トロント・メンデルスゾーン合唱団の本拠地であるロイ・トムソン・ホールは、年間を通し、トロント国際映画祭等、様々な世界規模のステージやイベントを開催しています。多様な性能要件に対応するため、座席数2630のホールは、Ethernet AVBネットワーク上でI/Oを共有する2台のS6LシステムでFOHモニターをアップグレードしました。ロイ・トムソン・ホールおよびマッシー・ホールのプロダクション・マネージャーを兼務するダグ・マクケンドリック(Doug McKendrick)氏に同ホールのアップグレードについてお話を伺いました。

ロイ・トムソン・ホール(日中)

夜景(写真:Stephen Chung)

DH: 年間を通して、新システムはどのようなプログラムをサポートしますか?

DM: ホールを本拠地とするトロント交響楽団は、多くの時間を占有しています。著名人の講演会、アリサ・フランクリン、ダイアナ・ロス、ピンク・マルティーニ、クリス・ボッティ等のコンサート等、例年、数多くのイベントやシリーズを催しています。そして、毎年秋には、トロント国際映画祭の上映会場となります。また、幅広い公開イベントを開催するホールでは、イベントとオーケストラのリハーサルを一日の中で素早く切り替えます。最近のオーケストラ・イベントでは90から100チャンネル扱っています。

FOHのS6L

DH: システムのアップグレードを考え始めた時、ロイ・トムソン・ホールのセットアップはどのようなものでしたか?

DM: 約14年間、ロイ・トムソン・ホールではヤマハPM1Dを使用しました。とても、良かったのですが、そろそろ替え時でした。PM1Dは、ホールのバルコニー・レベルにある音響ブースに固定されていて、ツアーのエンジニアにとって、あまり良い位置ではない場合もありました。新たなコンソールを考えた時、柔軟性の高いものに目を向けました。ブースのドアから出し入れできて、いつものように2階のブースへのアクセスを維持できるだけでなく、必要に応じて、メインフロアへ簡単に移動できるコンソールを求めていました。ブースのドアに合ったサイズと重量を考え、ツアーの場合のように、基本的にコンソールを載せるカートを考案しなくてはなりませんでした。それゆえ、機能以外に大きなポイントは、サイズと重量でした。そのポイントを満たし、さらに、ホール初のモニター・コンソールを加えることが出来ました。

モニターでのS6L

DH: 以前は、どのようにモニターを扱っていましたか?

DM: 以前は、いつもコンソールを借りていました。通常は2台のコンソールを使用します。スネークを使ったり、あれこれしなくてはなりません。モニター・ボードを加える価値を検討する上で、これらのレンタル費用は大きな要素でした。S6LのI/O共有機能があれば、インフラストラクチャを加えて、スネークを分割する等々の必要もありません。また、ホール内のあらゆる場所に設置可能な場所があったので、最大3台までステージラックが可能であることも、とても重要でした。実際、ホールでは1台をブースに、1台をステージ左、もう1台をステージ右に配し、全てを2台のコンソールで活用することができます。

Stage 64 I/Oラックをステージ両側に配置

Ethernet AVBネットワーク経由で2台のS6Lコンソールへ供給

DH: S6Lは、ホールが求めていた要件にぴったりと合っているようですね。

DM: おっしゃる通りです。ファイバー接続での完全な冗長リング型構成により、ブースではファイバー・パッチベイを使って、パッチを移動することができます。さらに、モニター・コンソールをリングから外したり、加えたりして、ブースにステージラックやエンジンを残したまま、FOHコンソールをメインステージへ移動することができます。つまり、メインフロアには、サーフェスだけ移動すれば良いのです。

 

DH: FOHとモニター・ポジションのコンソールの構成を教えてください。

DM: FOH に32フェーダーと1スクリーンのモニターに24フェーダーです。一般的ではありませんが、とても良く機能しています。同規模の予算で他の選択肢を見れば、1スクリーンが妥当なところです。それに、とても良くフィットしています。

ロイ・トムソンのロビー

DH: FOHコンソールをメインホールへ実際に移動できるサイズのものが必要であるということ以外に、どのように新たなコンソールを選びましたか?

DM: 様々なコンソールを検討した結果、S6Lが最先端の製品だと思いました。私たちは、S6L発表後比較的すぐ導入したわけですが、私個人はこの業界でのキャリアを通じて、マッシー・ホールとロイ・トムソン・ホールでのマネージャーとしてだけでなく、ツアー・エンジニアとしてもAvidユーザーでした。決定の大きな要素は、ロイ・トムソン・ホールが主にツアー会場であり、ツアー・プロダクションの多様なニーズに対応する柔軟性が必要であったという点です。VENUE旧システムとの下位互換性の高さにより、ホールのユーザーやゲスト・エンジニアは、使用するファイルを再構築することなく新しいシステムに持ち込むことができるため、安心して使うことができます。これは、大きなセールスポイントです。私も、VENUEファイルを新システムへ持ち込み体験しました。エフェクトのリターンの変更を除き、完璧にできました。思い通りに、しかも遥かに良い音質でできました!

ロイ・トムソン・ホール庭

DH: 新機能についてはどうですか?S6Lのカスタム・フェーダー・レイアウトは使用しますか?

DM: ホール全体に100チャンネル以上配する音響チームには、とりわけ重要です。ホールのワイヤレス・マイクを下の端に配置しても、簡単に上に変えることができます。

 

DH: インストールが完了し、稼働し始めた今、システムの調子はどうですか?

DM: 素晴らしいです。現在、Meyer PA用スピーカー+Galileoフロントエンド、Optocore伝送システムを装備していますが、これまでは、PM1Dからアナログ出力していました。コンソールからスピーカーへの出力をAESに切替えることができます。また、サンプルレートの向上、プリアンプとコンバーターの品質により、遥かにオープンでクリーンかつピュアな音質になります。CDを再生するだけでも音質の違いは明白です。

2002年にロイ・トムソン・ホールは音響設備を大幅改修しました。それ以来、観客とアーティストの満足感を強化、向上するため、できることを細心の注意を払い全て実行してきました。ホールで開催される多様なプログラムに対応する適切なシステムは、欠かせません。

FOHのS6L、背景には同ホールの名高いGabriel Kneyパイプオルガン

DH: ホールでは、どの程度、拡声装置を使用しますか?

DM: 場内アナウンス等の用途に小型のPAシステムを使用する場合があります。しかし、ポップスに加えて映画も大きな部分を占めるようになりました。これらのイベントでは、しばしば、オーケストラ全体にマイクを付けて、バンドや映画のセリフ等をそれに統合します。

 

DH: S6LとPro Toolsの統合は、クライアントとの関係でどのように役立っていますか?

DM: アーカイブ、商用、Web等、目的を問わず、多くのイベントが収録、ストリーミングされています。マルチトラックが可能で、マルチトラックからの再生が簡単にできること、特に、Ethernetケーブルだけでできることは、確かに大きなポイントです。今まで持っていたようなものとは全く違う最新のものなので、恐らく私たちは全てのポテンシャルを理解してないと思います。それでも、ロイ・トムソン・ホールでは数々の収録を行っています。そして、以前は、あらゆる追加装備を用意しなくてはできなかった極端に高いサンプルレートでの録音も可能になりました。

DH: I/Oの共有については、これまで、あまりされてなかったようですが、チームの方にはどのような感想をお持ちでしょうか?

DM: ネガティブな先入観が頭になければ、通常との違いは見いだせなかったでしょう。以前、他のシステムで悪い経験をしている場合、それを進めることはなかなか難しいです。しかし、I/Oを共有していると知らなければ、違いに気付くことさえないのではないかと思います。

ここでは、FOHがまだ入力に慣れていないためにモニター担当が困る、またはその逆のような状況に遭遇していません。誰かが触りノブが動いても、ビジュアル表示がないので、スプリットで操作するのと変わらないことで、安心感が増すと思います。また、受け止め方に与える影響も大きいと思います。コンソールをインストールすると直ぐに、I/O共有のソフトウェアが更新され、これまで何一つ問題は起こっていませんね。

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Avid Connect 2017 – 共に未来を形作るコミュニティ・イベント!(セッションスケジュール情報)

2017 NAB Showが始まる直前に第4回目となるAvid Connectイベントを開催します。いよいよ来月と迫ってきました(メインセッション開催: 4/22~4/23)。Avid Customer Association (ACA) から貴重な意見や過去のAvid Connectイベントからのフィードバックを基に、これまでで最大のイベントとなると予定しています。

今年のキーノートセッションおよび分科会セッションでは、最新のクラウド・テクノロジーからワークフロー革新、イマーシブ視聴体験から4K/HDRコンテンツ制作知識まで、価値ある知識や洞察がいっぱいの役立つ情報が満載です。

Avid Connect 2017は見逃せないイベントです!

大手メディア企業のエグゼクティブ、クリエイティブチーム、プロフェッショナル・フリーランサー、クリエイティブ・アーティストなど、どんな役職の方でも、興味のあるセッションがきっと見つかると思います。

今年のAvid Connectでの分科会セッションは、3つの主張なテーマに沿ったトラックを予定しています:

 

  • メディア企業を変える : ビジネス & テクノロジー改革
  • コラボレーションを強化する : 人材、ツール、テクノロジー
  • 技術をマスターする : ストーリーテリングの最先端

 

本日、予定しているセッション・スケジュールの一部を公開しました(画像をクリックすると拡大表示します)。

Avid Connect 1日目のアジェンダ

Avid Connect 2日目のアジェンダ。15:30からは、ジャパンセッションも予定

各トラックで、有名なコミュニティメンバー、革新的なビジネスリーダーやクリエイターによるセッションが予定されています。また、AvidのR&D部門やプロダクトマネジメント部門のシニアスタッフをはじめ、業界パートナー企業による、業界が直面している最も差し迫った課題や重要な機会について語り、独自の洞察を共有する多彩なセッションが予定されています。

Avid Connectアジェンダの最新情報は下記URLページにて随時更新しています:

www.avidconnect2017.com/agenda

 

今年のAvid Connectは最高のイベントになるでしょう。そして、出席くださる全ての方に貴重な情報をご提供できるものと信じています。私も、皆様に会場でお会いできるのを楽しみにしております。

 

 

Avid Connect 2017: さらなる可能性 

業界のリーダーが一堂に会し、将来を見据えたAvidコミュニティ・イベントにご参加ください。スキルの向上、プロフェッショナル達とのネットワーキング、新しいツールやテクノロジーを体験いただけます。

April 22 – 23│Wynn Las Vegas

 

登録はこちら




S6L向けVENUE 5.4ソフトウェアの新機能

S6L用VENUE 5.4ソフトウェア・アップデートがリリースされました。最新のVENUE 5.4はAvidの主力システムに次のような新機能をもたらします。一流サウンド・デザイナーやシステム・インテグレーターの意見を取り入れてデザインされたVENUE 5.4は幅広いエキサイティングな新機能を追加しただけでなく、劇場および教会での制作における極めて複雑な要求に応える高度なワークフローを提供します。

VENUE 5.4は、S6Lシステムおよび有効なAvid Advantage Elite Liveサポート契約にご加入の場合、無償でダウンロードできます(インストーラーはお客様のAvidアカウントからご入手いただけます)。

S6L向けVENUE 5.4の新機能

  • 劇場ミックスが簡単に: VENUEスナップショットおよびイベント・システムへの大幅アップデート
  • 新しい出力共有機能: 共有I/O構成のStage 64出力をコントロール
  • 新たに向上したコントロール・サーフェスとソフトウェア・ワークフロー機能: より素早く、好みの方法でミックス

 

スナップショットの機能向上

VENUEスナップショット・システムは、VENUE 5.4で大幅にアップデートされています。劇場のオペレーターは、劇場のライブ・ミキシングのストレスを取り除く新しいワークフロー機能向上により、各演者、幕、シーンを完全にコントロールできます。新機能について詳しく説明していきましょう。

各Auxセンドが、スナップショット・スコア内でそれぞれ個別の存在として扱うことができるようになりました。

各スナップショットは、他のスナップショットの「」または「」として定義されます。これにより、ユーザーは、親のスナップショットにレポートする子のスナップショットでスナップショットの階層を定義できます。

スナップショットは不連続として定義できるので、ユーザーは、スナップショット・キュー・リストの前/次の対象スナップショットの位置に影響することなく、複雑な設定を呼び出すことができます。

各スナップショットは選択グループに含めることができ、ひとつのスナップショットになされた変更をグループ内の他のスナップショットにも適用させることができます。

フェーダー・レベルミュートソロアテンションセーフの各パラメーターが、[External GUI] > [Snapshots]ページのチャンネル・ストリップ内で使用可能になりました。

プログラム可能なイベント・システムのアップデート

プログラム可能なVENUEイベント・システムに重要な機能が追加されています。S6Lコントロール・サーフェスおよびソフトウェアを非常に高いレベルでカスタマイズできるため、ユーザーは、複雑なミキシング調整を素早く簡単に実行できます。直感的にプログラム可能なイベント・システムへの大幅なアップデートについて詳しく説明していきましょう。

  • ほぼ全てのパラメーターを、入力、EQ、ダイナミクス、Auxセンドなどのパラメーターを含むアクションやトリガーとして使用できます
  • X&Yスイッチおよびチャンネル・カラー・スイッチを各チャンネル・ストリップに対する3種類のユーザー定義スイッチを提供するトリガーとして使用できます
  • MIDIコマンドはトリガーやアクションとして使用でき、QLabやAbleton LiveなどのMIDI対応システムとのシンプルな統合を可能にします
  • MIDIタイム・コード(MTC)、ライン・タイム・コード(LTC)、時刻値はイベント・トリガーとして使用できるようになり、スナップショットを作成する必要なく、タイムコードから直接パラメーターを呼び出すことができます

機能スイッチがイベントをトリガーするようプログラムされている場合、イベント名がMLMディスプレイに表示されます。

共有I/O構成の出力をコントロール

Stage 64 I/Oラックを2基のS6Lシステムで共有している場合、全ての出力はマスター・システムにより完全に「所有」されません。S6L向けの新しいVENUE 5.4ソフトウェアなら、AVBネットワークに取り組むエンジニアは、共有されているStage 64出力を出力カード単位で完全にコントロールでき、さらに一層の多用途性とワークフローの可能性を提供します。

より素早く、好みの方法でミックス

S6L用VENUE 5.4ソフトウェアは、ミキシング体験をカスタマイズおよび簡素化できる新しいコントロール・サーフェスとソフトウェア・ワークフロー機能向上を提供します。出力チャンネルをドラッグ&ドロップ。マルチ選択を有効にしてパッチベイ内のデバイスの名前を素早く確認。必要な機能やコントロールにより素早くアクセス。その他多数の機能を使用できます。

  • [External GUI] > [Outputs]ページでAuxマスター、グループ・マスター、マトリックスマスター・チャンネル・ストリップをドラッグ&ドロップして出力チャンネルを並び替え
  • 縦チャンネル・ストリップ・モードで32のAuxセンドに素早くアクセス
  • コンソールのマスター・ライブ・モジュールの上書きスイッチを使用してショー・ファイルを更新
  • S6Lデバイスのユーザー定義名は[External GUI] > [Patchbay]ページに反映
  • チャンネル選択キーを押したまま追加チャンネルを選択して、マルチ選択をより簡単に有効化

このリリースは、このシステムの機能性と可能性をまたもや大きく前進させるものとなっており、非常にエキサイティングなアップデートとなっています。これらの機能やワークフローの多くが、アーティストに最高のミックスを提供するためにこの先何ヵ月にもわたって活用されていくことでしょう。VENUE | S6Lの全機能をご覧ください。また、ニーズと課題に応えるパーフェクトなシステムをお探しなら、どうぞお気軽にAvid販売代理店までお問い合わせください。本リリースの技術詳細については、こちらの「VENUE 5.4の新機能」新ドキュメントでご覧いただけます。

VENUE | S6L発売中

ライブ・サウンドのネクスト・ステージがここに―賞に輝くVENUE | S6Lなら、世界で最も要求の厳しいライブサウンド・プロダクションも簡単に扱うことができます。

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