Saya:ポストプロダクションにおけるプロフェッショナルな独自設定

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挑戦

ポストプロダクションのあらゆる段階に対応するハイレベルなサービス・プロバイダーとして認識される

ソリューション

最先端技術と顧客サービスにより、クリエイターが最高の仕事をすることができる環境を作る

使用製品

Media Composer           Pro Tools

Avid NEXIS            Avid S6

 

Sayaが設立されてから20年近くになります。2002年、プロデューサー/レポーター、ミュージシャン/作曲家、サウンドエンジニアの3人が、各自の専門性を生かしてストーリー制作をしようと考えていました。Rue des Jeûneursに初めて防音設備を備えた時、彼らは25歳でした。その時、方向性が定まりました。

 

11年後Sayaに加わったサミー・シャンディラマニ(Samy Chandiramani)氏は、事業展開において、そのエネルギーは今も変わらないと話します。

「私にとってのSayaは、笑いのツボを心得ていて、なおかつリスクを取ってこの冒険に乗り出す勇気を持った若者たちでした。今でも、それは変わっていません。ジュリアン(Julien)は、危機的状況の下スタッフを雇い、作品を制作しています。私たちは、他の人たちと同じようなことはしません。」

 

ポストプロダクションの計画およびモニタリング部門を統括するパスカル・ブロンデラ(Pascal Blondela)氏は、このリスクをいとわないことを、「起業家のビジョン」と「気概」の表れと話します。

「これまでの努力と、その背景にある優れた知性のおかげで、自然に維持したり変えたりできるメモのようなものです。」

Sayaが本社を構えた時、人々が心地よく過ごせる場所を作りたいという強い思いがありました。簡単に言うと、人々が心地良く過ごせる場所であれば、そこから生まれるものは何でも良くなるということです。彼らのチャンスは、Rue des Jeûneurs 32番地の壁の間にありました。今も産業の雰囲気を失わず、新たな訪問者を魅了するかつて繊維工場だった場所です。

サウンドと映像

オーディオポストは、すぐにSayaの仕事の中心になりました。しかし、それだけでは不十分でした。当時、テレビ局はコスト削減とインフラ整備を進めていました。彼らは、一貫性を保つため、全てのポストプロダクションを同じ場所で行うことを検討していました。この新しいニーズに応えるため、SAYAはすべてのポストプロダクションを汎用化しました。

 

4人目のアソシエイトのフランソア・チャールズ・ル・ゴフ(François Charles Le Goff)氏と多くの投資支援を得て、チームは成長し、映像部門を築きました。それは、ドミニク・ランセロット(Dominique Lancelot)プロデュースのSection de Recherches、アンソニー・パーセット(Antoine Perset)プロデュースのL’Hôpital、メーキング・プロッド(Making Prod(ステファン・ドルーエ/Stephane Drouetおよびマシュー・ヴィアラ/Matthieu Viala))のLes Invincibles、リンカーンTVのピガレ(Pigale)、ラ・ニュイ(La Nuit)など、Sayaがテレビ番組の世界に足を踏み入れた最初の場所でした。

 

短期間での巨額の投資は、2008年の金融危機(リーマンショック)が数年後に業界を襲った時には、重荷になりました。幸いなことに、事態はかなり迅速に好転し、チームはフィクションとドキュメンタリーに集中することにしました。その間にも、特に、アレクサンドル・アジャ(Alexandre Aja)監督、バクスター(Baxter)編集の『ミラーズ』など、幾つかの長編映画で仕事をする機会を得ました。できる限り多くのポストプロダクション工程に関わりたいという願いから、チームは小さなスクリーンを主戦場にすることを決めました。

このような背景から、オーディオポストとビデオポストに特化したSaya SoundとSaya Labを含み、Sayaはあらゆるサービスを立ち上げました。

 

ジュリアンは以下のように説明します。

「新サービスの目的は、デジタルゆえの極めて特有な制約の中で、お客様にさまざまなメリットを提供することです。例えば、『Saya Heritage』と『Saya Protect』は、それぞれセキュリティと著作権侵害からの保護の制約に対応します。一方で、『Saya Play』は、映像へのアクセスを容易にして、チームの共同作業を可能にします。同様に、技術的理由から他のスタジオで作業しているが、離れた場所でも当社サービスを利用したいというお客様には、『Saya Anywhere』を提供しています。」

 

しかし、サミーが説明するように、「Sayaは何でも屋であることを拒みます。社内に専門的技能がない場合、有能なパートナーと連携します。例えば、字幕や音声ガイドに対応する『Saya Full Access』はその例です。」

 

職人魂

フランス語テレビ番組に集中するという決定の背後には、ポストプロダクションのどの段階にも対応する本格的サービス・プロバイダーとして認知されたいという願望に加えて、ハイレベルなものとして認識されたいという願望がありました。

「Les Invinciblesの仕事をするということは、Arteのような放送局が一般向けシリーズとして放送するプロジェクトに参加するということです。これは、一般人にも質の高いコンテンツを届けられるということでもあります。『スーパーテクニシャン』としては、喜ばしいことです。クライアントを問わず、完成したプロジェクトを最善の品質にしたいと思っています。」

 

 

「プロジェクトも問わず」と音響技術責任者のクレマン・ショーメイル(Clément Chaumeil)氏は加えます。

「ストリーミングであろうと、評判の高いテレビ番組であろうと、長編映画であろうと、私の目標は1つ、ここで働くスタッフがベストコンディションで仕事をできるようにすること。使用状況や技術に気を取られることなく、本来の仕事に集中できるようにすることです。」

 

映像技術責任者のフローレンス・ジェノ(Florentine Genot)氏に異論はありません。

「日常的に会う人々は、自分の仕事に情熱を注いでいます。私たち自身も情熱を持っているので、彼らに最高の作業環境を提供するためにできる限りのことをするだけです。」

 

そのため、チームはリソースを控えることはありません。

「以前働いていたところは、できる限り少ないコストで結果を出すという考えでした。しかし、この会社の考え方は違います。ここでは、今後、3年から5年で最高の結果を出すために、必要なところに必要なだけ投資します。そのためには、モニタリングが欠かせません。最新のAtmosオーディオへの投資を決めるとすれば、数年後にはそれが標準になることを知っているからです。」

とクレメント(Clément)は話します。

 

パスカル(Pascal)は以下のように続けます。

「私たちが品質を追求したということは、私たちが考えるSAYAの方向性を反映しています。SAYAの理念は、ポストプロダクションのあらゆる仕事の専門性を尊重し、推進することです。立ち上げから行われてきた投資は、このために行われています。Avid環境で仕事をすることは、偶然ではありません。品質はもちろんですが、それ以上に、Avidがポストプロダクションのワークフローを熟知しているからです。Media Composerがエディターに提供する環境の自由度を見れば、このツールが本当に編集者のために作られたものだと分かります。」

 

クレメント(Clément)は次のように続けます。

「それらは制作ツールです。ここで仕事をするクリエイターにはそれ以下のものを提供したくありません。」

「また、信頼できるツールであることを示してくれました。これは、VIDELIO-Cap’Cinéのおかげでもあります。Avid環境に関する彼らの知識は完璧です。同社とは長年にわたって信頼関係を築いてきたため、少しでも技術的な問題があれば、半日以内に解決してくれると分かっています。AvidとVIDELIO-Cap’CinéとSayaの3者が良く機能しているので、クリエイターをサポートする私たちは、ビジネスの中核であるヒューマンサポートに集中することができるのです」

とフローレンス(Florentin)は話します。

すべての可能性のあるチーム

Sayaで働く人々に最善のサポートを提供することは、究極的には「居心地の良い場所にする」という当初の考えに応えることです。その秘訣はどこにもないものの、Sayaチームはそのシンプルかつ普遍的な考え方を守るようです。

 

パスカル(Pascal)は次のように話します。

「私たちの間では、高級ホテル業界に近いと言っています。目的は、最高品質のサービスを提供し、最高のおもてなしをすることです。」

 

フローレンス(Florentine)は続けます。
「そして、最も対応可能であること。それぞれの立場で誰もが、最善を尽くして、お客様の要求に対応します。」

「特に従来の放送局においてテレビシリーズの予算が減少傾向にあるという現実は、例えば、ポストプロダクションのアップストリームの専門知識を培い、予算の最適化を追求するなど、考え方を変えなくてはならないような課題を生み出します。明日の市場動向に関係なく、私たちは同じサービス品質を提供するために最もスマートなソリューションを常に探しています」

とジュリアン(Julien)は説明します。

 

Samyにとって、「Sayaの付加価値がこのチームにある」ことは疑いありません。

「このチームがあるからこそ、私たちにとっても、お客様にとっても、あらゆることが可能になります。チームは、もちろん大規模チームにもあるような専門家です。違うのは、仕事に対する強い情熱とお客様を喜ばせたいという強い願望を持つため、将来の要望を予測する旺盛な好奇心を示し、その時点で最も当たり前のソリューションではなく、可能な限り最良のソリューションを見つけるために最大の努力をします。それが、お客様が個々を去る時のイメージであり、ここに戻ってくる理由です。私たちが望むことは、サービス・プロバイダーという職業の地位を回復することであり、それは明白でしょう。」

 

チームが「常に要求が厳しく、常に寛容」と総括する経営陣が、エネルギーを生み出し、吹き込みます。

「ここで重要なのは、互いを信頼し合うことだけです。年齢や経験は関係ありません。自信の根拠は、仕事の中にあります。そして、私たちにはそれを行う自由と自主性があります。」と、25歳でも技術責任者になれる環境があることに感激してクレメント(Clément)は話します。

そして明日は?いつもと変わらず、品質第一

ジュリアン(Julien)は次のように話します。

「現在、私の唯一の野望は、サポート、専門知識と技術、そしてサービスの質を向上し続けることです。量ではありません。Sayaは、数での成長を意図していません。ここで働く人々と特別な関係を築くことができる今の規模を維持していきます。また、この品質を維持したいという気持ちが、私たちを高価なサービス・プロバイダーと思わせるのであれば、それも受け入れます。時間が経てば、価格表から抜け出す意思のある方を私たちのところへ向かわせることができると信じています。」

 

「安価なサービスを求めているのではなく、質の高い仕事を行うことを目的に本格的なサービスを求めているお客様は、納得して帰っていかれます。」

と総務兼経理マネージャのファーティハ・サブリ(Fatiha Sabri)氏は続けます。

 

ジュリアンには、「品質への真摯なこだわりこそが、不安定な環境においてもお客様にご愛顧いただけた理由であると思いますし、これからもそうありたいと思います。」

Sayaのインフラストラクチャ

映像側

  • Avid Media Composer 2020.12搭載の編集ベイ×12
  • DaVinci Resolve Studio 17搭載の4K/HDRキャリブレーション・ルーム×1
  • Avid NEXIS E2 (20TB)およびPro (80TB)の共有ストレージ・システム
  • フィニッシング用スペース

 

サウンド側

  • 音響編集ブース×9(LCR×2、5.1×3、Atmos 7.1.4×3)
  • 5.1テレビ用ミキシング室(ボーカルブース付属)×1
  • Atmos 7.1.4テレビ用ミキシング室×2
  • Atmos 9.1.4映画/テレビ用ミキシング室×2(ポストシンク・レコーディング対応)

 

すべてのミキシング室は、Avid S6またはD-Controlコンソール、DK Audioシネマ・サウンドシステムを装備し、Avid NEXIS共有ストレージに接続しています。

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Avid Media Composer


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