Pro Tools は常に新機能と機能向上により進化しており、お客様はリリースと同時にご利用いただくことができます。2020年の新機能についてまとめました。
9月(2020.9)
Pro Tools 2020の9月のリリースでは、Ableton Linkの統合サポート、SDIIおよびBW64 ファイル形式のサポート、録音有効化トラックの状態をラッチまたはキャンセルするための初期設定項目の追加といった向上を実現しています。

Ableton Linkで一緒にプレイ
Ableton Linkはローカルネットワークを介して複数のデバイスを同期します。従来の楽器と同じように、エレクトロニック・インストゥルメントやソフトウェアを使用して他のミュージシャンと一緒に演奏することができます。 Pro Toolsに統合されているため、設定に煩わされることなく、演奏に集中できます。

以前に録音有効化されたトラックを自動キャンセル
クリエイティブなフローの中では、つい、保持したいテイクを持つトラックの録音有効ボタンを解除し、上書きしないようにすることを忘れてしまう場合があるかもしれませんが、新しい初期設定項目が事故を防ぎます。オーディオ、MIDI、インストゥルメント・トラックの録音を準備する際のPro Toolsの挙動を設定することができるので、新たに録音するトラック上の[録音有効ボタン]を押すと、以前に録音有効化されていたすべてのトラックは自動的に解除され、この種のアクシデントで上書きしてしまうことを避けることができます。
Avid Cloudプラットフォームの向上
2020.5で導入されたリモートワーク対応のための改善により、このリリースでは安定性がさらに強化されています。これらの調整により、多くの新しいAvidクラウドおよびPro Toolsクラウド・コラボレーション・ユーザーがプラットフォームをスムーズに利用できます。
Pro Tools 2020.9には、SDIIとBW64ファイル形式のサポートに加え、多くの改善と修正が含まれます。
リリースノートを読む(英語)5月(2020.5)

フォルダートラックのタクタイル・コントロール
Avidコントロールサーフェスが、Pro Toolsのフォルダートラックを完全にコントロールできるようになりました。 9つの新しいソフトキー、新しいStripコマンド、Tracks Screenの新しいボタンにより、フォルダーの開閉を完全にコントロールできます。文字通り、ボタンに触れるだけです。
ブログを読むリモートワークのための改善
COVID-19により、リモートワークは今や常態化しています。Avidクラウドプラットフォームの使用率も大幅に上昇しています。多くのユーザーは、最も効率的なリモートソリューションを求めて未知の領域で模索を続けています。この状況をサポートするため、Avidクラウド、Dropbox、Googleドライブ、Microsoft OneDriveの利用者向けた安定性を改善しています。
Pro Tools 2020.5の改善と修正については、リリースノートをご参照ください。
リリースノートを読む3月(2020.3)

フォルダートラックでセッションにフォーカス
複数トラックを折りたたみ可能なフォルダーにまとめることで、大規模なセッションを管理し、よりクリエイティブで生産的な作業をサポートします。画面上の数えきれないほどのトラックに気を取られることなく、ドラッグ&ドロップでトラックを配置、統合、ルーティングできます。また、フォルダーをフォルダーにグループ化したり、色分けをすることでさらにナビゲーションしやすくなります。
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