メディアおよび放送業界は、クラウドに移行しているものの、セキュリティについては疑問が残っています。
次のMaking the Media Podcastでは、ホストのクレイグ・ウィルソン(Craig Wilson)が、Microsoft Azureシニアプログラム・マネージャーのジョエル・スロッス(Joel Sloss)氏と、クラウドでのメディア制作に展開すべき適切な戦略について話します。
ポッドキャストではスロッス氏が、プロデューサーや放送局が自社のビジネスを守るために、どのようにすれば適切なセキュリティ戦略にできるかについて概説します。それは、多面的なアプローチであり、「だから、これらのコンセプトからひとつだけ取り上げて、それが本当に必要なものを与えてくれるものと考えることはできないのです。多層防御は、防御を減らします。脅威を特定します。。。つまり、多層防御には、侵害の理解から防御、緩和、対処、回復までのライフサイクル全体が含まれます。そして、ビジネスを守るのは、後半の段階です。」
スロッス氏は、クラウドのセキュリティは、クラウド提供者と顧客の間で共有される責任であると、詳しく説明します。事業継続計画は不可欠であり、「緩和戦略は、次の回復戦略へと繋がります。ご存じのように、『Blast Radius(障害による被害)を最小限に抑える』ことによって、素早く復旧して稼働できるようになります。多くの作業を失うことはなく、ランサムウェアなどには、確かに有効です。しかし、データの盗難については、明らかに対処がやや困難です。というのも、脅威が続き、誰かがすべてのコンテンツを徐々に外部に漏らしても、それが起こっていることに気付かないからです。そこでは、想定できる侵害、侵入テスト、通常のログ作成、脅威検出などの戦略が、継続的なセキュリティ戦略において最高の味方となります。」