Avid VENUE 7ソフトウェア登場!

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Avidがポスト・フェーダー・インサートを搭載したソフトウェアをリリースしたとしたら?Avidが全ての入力チャンネルにHEATを搭載したソフトウェアをリリースしたとしたら?バス・ツー・バス・ルーティングを搭載した製品が発売されたら?これらすべての機能を備え、さらに多くの機能を有した製品がリリースされたら?それがVENUE 7です。400以上のバグ修正と、これまでにないほどの長い新機能のリストを含むアップデートが満載です。私たちは、S6Lユーザーからのほぼすべての要望を調査し、最も要望の多かったものを選定し、1年以内に実現可能なものを考え出し、それを実現しました。これまでで最大のライブ・サウンド・コンソールのアップデートをご体感ください。

 

VENUE 7.0.0 の特長:

 

ハードウェアとコンフィグレーションのアップデート:

  • 3式のシステムで間のI/Oシェアリングとゲイン・トラッキング
  • MLN-192 オプション・カード

ミックスの新機能:

  • 全ての入力チャンネルでHEATプラグインプロセッシングが可能
  • バス to バス・ルーティング
  • 全チャンネル・ダイナミクスのパラレル・プロセッシング・コントロール
  • 全チャンネルEQの相対値コントロール・アプローチ
  • 全ての出力にHPF、LPF、GEQを搭載
  • EQプリ・ダイナミクス機能
  • ポスト・フェーダー・インサート

拡張された機能性:

  • 400 プラグイン・スロット
  • 2トラックのUSB録音・再生

ユーティリティー機能:

  • マトリクス・ミキサーの極性スイッチ
  • 新開発の遅延補正機能
  • 選択したストリップのトータル・レイテンシー調整

覚的なアップデート:

  • ビッグ・メーター
  • メーター・ビューのミュートとソロ表示
  • ストリップ・エリアへの短縮されたチャンネル名の追加
  • グループ割り当てボタンとインジケータへの短縮されたチャンネル名の追加

使いやすさのアップデート:

  • MLMからのステレオ化及びステレオ解除ボタン
  • アクティブなイベントのためのダイアログ
  • リストアとアクティベーション手順の改善
  • ソフトウェアにシステムIDとシリアル番号を表示
  • ソフトウェア内で統合システム・ガイド、トラブル・シューティング・ガイド、ハンドブックの表示

VENUE 7のいくつかの主な機能を詳しく見てみましょう。

スター結線の3台のシステムのI/Oシェアリングとゲイン・トラッキング

以前のバージョンのVENUEでは、エンジニアは2台までのシステムを接続し、ステージ・ラックのインプットとアウトプットを両方のシステムで共有することができました。VENUE 7では、3台のシステムで共有することができるようになり、すべての入力が3台のシステムで共有できるため、FOH、モニター、収録のすべてを、音声分配器なしで回線共有できるようになりました。2台のシステムのI/O共有と同様に、3台のシステムにおいても、ヘッドアンプのゲインがAvidのTrue Gainテクノロジーによって自動的にシームレスに補正され、複雑なセットアップを行う必要はありません。

システムが冗長型スター結線で配線されると、システムはすぐにお互いを確認し、I/O共有状態にあることを認識し、適切なゲイン補正を有効にします。

I / O共有についてのビデオをご覧ください。

MLN-192 オプション・カード

ここ数年の間にネットワーク・オーディオについてお調べいただいた方なら、Milan™という言葉を聞いたことがあるかもしれません。これはAVBの新フォーマットで、他のMilan認定機器との相互運用性を保証するものです。Milanフォーマットは、Avid、d&b、L-Acoustics、Meyer Soundなどを含むプロオーディオ産業界の会社のグループによって、正確なクロックサンプルでのプラグ・アンド・プレイのネットワーク・オーディオ・フォーマットとして作成されました。MLN-192 オプション・カードをE6Lエンジンに接続すると、128×128チャンネルの96kHzのI/Oが1本のイーサネット・ケーブルを介してMilan認証を受けたデバイスとの間で送受信できるようになります。これにより、複数のS6Lシステム間でオーディオを往復させたり、オブジェクト・ベースのミキシングのためのイマーシブ・プロセッサにディスクリート・オーディオを送信したり、安全で信頼性の高い方法でネットワークを介して信号を分配することができます。

MLN-192オプション・カード

MLN-192についてのビデオをご覧ください。

すべての入力チャンネルでHEATをONに

ProToolsの世界に長けた方なら、HEATというものをご存知だと思います。Crane Songの伝説的なDave Hill氏によって設計されたHEATは、”Harmonically Enhanced Algorithm Technology “の略です。 HEATは、アナログ・カラーやサチュレーションをそれぞれ個別に、ゼロレイテンシーで追加することができるサチュレーション・アルゴリズムです。VENUE 7では、HEATを任意またはすべての入力チャンネルに適用し、テープまたはチューブタイプのサチュレーションを追加すると同時に、エンジニアはサチュレーションのトーンを調整することもできます。ドライブ・コントロールをマイナスの方向に押し込むと、テープのサチュレーションが強くなります。プラス方向に押し込むと、チューブのサチュレーションが強くなります。トーン・コントロールは、ダーク(低設定の 1)からブライト(高設定の 6)へと変化し、EQ ではなくサチュレーションでソースを明るくしたり暗くしたりすることができます。この設定をスナップショットに組み込むことも可能なので、曲によって異なるドライブ量を適用することができます。ぜひ過去のVirtual Soundcheck の録音を開いて、アナログモデルの温かみのあるサチュレーションでミックスを開放する HEAT の効果をお楽しみください。

HEATコントロール

HEAT、GEQ/HPF/LPFの出力、ビッグ・メーターなどについてのビデオをご覧ください。

バス to バス・ルーティング

他のプラットフォームをお使いの方にとっては、バス to バス・ルーティングのワークフローに慣れ親しんでいるかもしれませんが、VENUE 7の機能は基本的なものよりもかなり奥が深いものとなっています。VENUE 7では、任意のAuxやグループを他のAuxやグループにルーティングすることができます。つまり、Kickをひとつのグループに送り、そのKickグループをDrumグループに送り、両方で処理することができるということです。これは、モニター・エンジニアが任意のグループをそのままモニター・ミックスに送ることができることを意味します。Groupや Aux を他の Aux にルーティングする場合、センド・レベル・コントロールもインプットの場合と同様に使用でき、Sends on Fader も同様に機能します。Aux やグループを他のグループにルーティングする場合も、インプットと同様なルーティングが可能ですが、もう一つオマケがあります。フィードバック・ループを発生させるようなバス to バス・ルーティング・アサインは、ソフトウェアが自動的に検出して防止します。フィードバック・ループを作ろうとすると、システムはループをブロックし、どのルーティングがループを作っているかを正確に警告します。さらにそれだけではありません。バス to バス・ルーティングも新しい遅延補正でレイテンシーを揃えることができるのです。

バス to バス・ルーティング

VENUE 7の処理とシグナル・フローの強化についてのビデオをご覧ください。

全チャンネル・ダイナミクスのパラレル・ミックス・コントロール

従来バス to バス・ルーティングでよく使用される用途の1つに、パラレル・コンプレッションがあります。VENUE 7では、これをよりシンプルに行うことができます。コンソールのすべてのチャンネルにパラレル・ミックス・コントロールが搭載されており、1つのエンコーダーでパラレル・コンプレッションされたサウンドを実現することができます。つまり、出力バスをパラレル・コンプレッションするだけでなく、入力チャンネルをもパラレル・コンプレッションすることが可能です。イマーシブ・オーディオ・ワークフローに精通している人にとって、オブジェクト・ベースのミキシングでパラレル・バスを行うのは難しいことだと感じたことがあると思いますが、幸いなことに、この機能はそのような複雑さをすべて取り除きます。ワークフローが非常にシンプルなだけでなく、スナップショットへの割り付けも可能で、イベントからトリガーすることもできます。しかもコンプレッションだけではありません。エキスパンダー/ゲートにもパラレル・ミックス・コントロールがあり、ノブ1つで、他の定評のあるノイズ・リダクション・ツールと同様のサウンドを得ることができます。

チャンネル・ダイナミクスのパラレル・ミックス・コントロール

全チャンネルEQのミックス・コントロール

ダイナミクスとは異なり、このパラメーターはパラレル・コントロールではなく、EQ のゲインをスケーリングします。 つまり、100% に設定した場合、各バンドのゲイン値は 100% になります。各バンドに適用されるゲインは、設定したパーセンテージを反映したものとなります。例えば、Band 1 のゲインを +6dB に設定し、パーセンテージを 50% に下げた場合、Band 1 には +3dB のゲインが適用されます。忙しいミックスの中では、エンジニアはすべての要素をフィットさせるためにチャンネルを大きくEQしなければならないことがありますが、楽器がソロで演奏されているときには、音が薄くなったり、輪郭がはっきり出なかったりすることがあります。そのような時に、EQの量を一時的に変更してからまた100%に戻すことができるノブがあれば、非常に便利です。さらに、エンジニアはボタンを1つ押すだけでEQのゲインを変更することができます。

チャンネルEQのミックス・コントロール

すべての出力にHPF、LPF、GEQを搭載

ハイパスとローパス・フィルターはS6Lの初期から入力チャンネルに搭載されていましたが、VENUE 7ではすべての出力にも搭載されています。これらのフィルターは、外部ディスプレイやエンコーダー、盤面上のチャンネル・タッチ・ディスプレイにも表示されます。HPFとLPFだけではなく、すべての出力バスにグラフィックEQが追加されました。

すべての出力にHPF、LPF、GEQを搭載

EQ プリ・ダイナミクス

S6Lシステムのチャンネルの標準的な信号の流れは、入力段から始まり、ゲート、コンプレッサー、そしてチャンネルEQと続きます。システムの内部処理に柔軟性を持たせるため、各チャンネルに EQ Pre Dynamics ボタンが追加されました。チャンネルのダイナミクス処理の前に EQ を変更して信号に影響を与えたい場合、このボタンを押すと処理の順番が入れ替わることになります。このシグナル・フロー・コントロールは、外部ディスプレイやエンコーダーに表示されるほか、スナップショットやイベントに保存することも可能です。

 

ポスト・フェーダーのインサート・ポイント

システムのシグナル・フローのもう一つの変更点は、ポスト・フェーダー・インサートです。フェーダー後のオーディオを処理するための4つのプラグイン・スロットが各チャンネルに追加されました。それだけではありません。ポスト・フェーダーでも第2のハードウェア・インサート・スロットが追加されました。つまり、適切な場所にオート・ミキシング・ハードウェアを挿入したり、ポストフェーダー・リミッターを追加したりして、ライブストリーム放送やPAのオーバー・ロードを防ぐことができます。これらのインサート・ポイントは、既存の4つのプラグイン・インサートと1つのハードウェア・インサートに加えて、必要に応じて1つのチャンネルに8つのプラグインと2つのハードウェア・インサートを配置することができることを意味しています。 もちろん、これはすべてスナップショットで動作し、レガシー・ファイルも問題なくロードできます。

ポスト・フェーダーのインサート・ポイント

400 プラグイン・スロット

チャンネルで使用可能なプラグイン挿入数が2倍になったため、VENUE 7では、すべてのエンジンで2倍の400プラグイン・スロットがサポートされるようになりました。これにより、1つの演目に途方もない数のプラグインを挿入できるだけでなく、使用しているエンジンの種類(E6L-192、-144、-112)を確認する必要がなくなり、すべてのエンジンで400スロットを使用できるようになりました。プラグインはHDX-DSP処理を使用するので、システムにロードできるプラグインの数は、利用可能なHDX-DSPの数に関係しています。しかし、このスロット数の増加は、イマーシブ・オーディオ・プラグインを使用する場合に特に有効です。また、ちょっと便利な機能もこっそりと搭載。CONFIGモードで、ユーザーはチャンネルの挿入エリアにある “+”を押すだけで、そのチャンネルに新しいプラグインを素早くインスサートできます。また、正しいフォーマット(モノラル/ステレオ)が事前に選択された状態で自動的にルーティングが行われるので、ボタンをクリックする手間が省けます。

2トラックのUSB録音と再生

コントロール・タブに2つの新しいページが追加されました。Record(録音)とPlayback(再生)です。FATまたはNTFSフォーマットのUSBドライブをコンソールに接続し、96kHz、24ビットの.Wavファイルをステレオで録音することができます。また、逆に、コンソールに接続したUSBドライブからMP3や.Wavファイルを直接再生することもできます。USBレコーダーとプレイバックのルーティングはパッチベイに表示され、再生をチャンネルに直接ルーティングしたり、Mainsや他の出力から直接録音をパッチしたりすることができます。基本的な機能の他にも、スナップショットでレコーダーを自動的に有効にして、スナップショットの名前から直接ファイル名を引っ張ってきて、曲ごとに新しいレコーディングを自動的に作成することもできるのです。 それだけでなく、さらにイベントの客入れBGMを午後7時ちょうどにトリガーするように設定したり、ショーが終了して「バンド」フェーダーを下げたときに客だしBGMをトリガーするように設定したりすることもできます。

2トラックの録音

ステレオ再生

マトリクス・ミキサーの極性スイッチ

S6Lのマトリクス・ミキサーは、すでに多機能なコントロールを提供しており、各レベルの任意のピックオフから任意のチャンネル(またはバス)からのマトリクス入力とパン・コントロールを提供しています。VENUE 7では、マトリクス・ミキサーにさらにいくつかの新機能が追加されました。これにより、ユーザーは入力チャンネルを使用してこれらの入力をマトリクスにルーティングする必要がなくなりました。 次に極性について。マトリクスに入力されるソースを位相反転させるだけです。しかし、マイナスワンを作成する必要がある場合、これが非常に面白くなります。マイナスワンとは、効果的にミックス全体から 1 つ(またはそれ以上)の要素を差し引いたものです。例えば、メイン・ミックスをマトリクスに送り、さらに 1 つのダイアログ・マイクをマトリクスに送り、その極性を反転させることができます。このダイアログ・マイクがメイン・ミックスにも含まれている場合、極性を反転させてマトリクスに追加すると、そのマトリクス・ミックスから任意の音をキャンセルすることが可能です。 VENUE 7の新しい遅延補正により、相対的なタイミングの問題がすべて解決されるため、ユーザーはグループをキャンセルすることもできます。例えば、メイン・ミックスをソースとし、バックグランド・ボーカリスト・グループの極性を反転させた第2のソースとすることができます。そうすると、マトリクスには バックグランド・ボーカルのないミックスを効果的に使用できます。

 

マトリクス・ミキサーの極性スイッチ

新開発の遅延補正

VENUE 7で導入された多くの新しいルーティング機能に伴い、S6Lの遅延補正を更新する必要がありました。ユーザーはバスを他のバスにルーティングすることができることになるため、そこでのルーティングやプラグインだけでなく、メインへのパラレル・バス、マトリクスへの入力、マトリクスからの出力など、他の入力との相対的な遅延を管理するための補正も追加されました。

エンジニアがVENUE 6.3以前のバージョンからショー・ファイルをロードすると、システムはデフォルトで “Use Legacy Mode Delay Compensation “になります。これは、ショー・ファイルを変更しなくても、以前のVENUEバージョンと全く同じように設定されることを意味します。Options > Pickoffsのページでは、エンジニアは “Use Legacy Mode Delay Compensation “をオフにするオプションがあります。このオプションをオフにすると、いくつかの新しいオプションが表示されます。

“Align all Input Channels to Mains & Matrixes” は、入力チャンネルにインサートされたプラグインを自動的にリアルタイムで補正します。つまり、プラグインの数に関係なく、すべての入力をリアルタイムで補正することができます。

“Compensate for Bus-Fed Plug-Ins to Mains & Matrixes “は興味深い問題を解決します。バスを使用するプラグインの最も一般的な用途はリバーブやディレイでしょう。例を挙げて説明しましょう。ボーカルマイクのチャンネルから、Aux1センドがリバーブにルーティングされていて、そのリバーブが別なステレオ・チャンネルに戻ってくるとします。この例では、ボーカルはメインにルーティングされ、リバーブのリターンもメインにルーティングされていますが、実はリバーブのリターンには本来よりも遅れているのです。これがレイテンシーです。空間系の場合は意図的にディレイを追加しているため、エンジニアはリバーブやディレイのレイテンシーをあまり気にしません。しかし、ピッチ、コーラス、サチュレーション、オーバードライブなどの他のエフェクトでは、レイテンシー問題は本当に重要です。この補正オプションを使用すると、エフェクトのリターンとオリジナルのシグナルが互いに完璧なタイムアライメントになることが保証されます。

“Align all Matrixes” は、すべてのマトリックスの出力が互いに完全に揃うようにするオプションです。これは、マトリクスが異なるソースから供給される可能性があるが、それぞれの出力時間が位相を合わせて時間を合わせる必要があるような場合に特に適しています。例えばAUXサブです。PAをMainsから供給されるマトリクスから出力し、サブをAuxから供給されるマトリクスでドライブします。以前のバージョンのVENUEでは、メインPAに使用されているメインやマトリクスにプラグインを追加すると、メインに若干のレイテンシーが追加され、Auxサブのセンドはメインとのタイム・アラインメントがずれることが発生していました。Align all Matrixes “オプションはこの問題を解決し、すべてのマトリックスを最長パスにアラインメントします。

“Align Total Delay on Input Strips” は ADC の “Align All Inputs” 機能に似ていますが、一般的には同時に使用すべきではありません。この機能と “Align All Inputs “との最大の違いは、この機能はアテンションされたチャンネルにのみ影響を与え、全ての入力をアラインメントしないということです。モニター・エンジニアは、特にIEMへのアウトを中心に、常にトータル・レイテンシーを下げようとしています。モニター・エンジニアのワークフローにおいて、最も多くのプラグインを使用している入力に対して、他の全ての入力をディレイすることは必ずしも有益ではありませんが、ベースからの複数の入力やギターアンプに設置された複数のマイクなど、いくつかの入力を限定してアラインメントすることはとても有用です。このディレイのアラインメントでは、チャンネルの “User Delay “エンコーダーを使ってディレイ・タイムを入力しているので、適用されたディレイを目視で確認することができます。アライメントしたいいくつかのチャンネルをアテンションボタンで複数選択し、右クリック(またはロングタッチ)して “Align Total Delay on Input Strips “をクリックするだけです。システムは、プラグインのトータル・レイテンシーが最も長いアテンションされた入力を見つけ、アテンションされたチャンネルに適切なディレイ量を計算して適用し、各チャンネルをアラインメントします。これはワンショット・アクションで、ボタンを押した時点でディレイを計算します。

ビッグ・メーター表示

より大きなメーター・ブリッジを見たいと思っていた方々に朗報です! 任意のチャンネルのメーター・エリアを下にスワイプすると、フル・スクリーンのチャンネル・メーターが表示されるようになりました。これはチャンネルごとに機能し、ショー・ファイルにも保存されます。すべてのメーターを大きくしたい場合は、”Default”を押したまま任意のメーターをドラッグ・ダウンすると、すべてのメーターがビッグ・メーター化されます。各種のメーターの全体という場合、” Default”と”Fine”を押したままドラッグ・ダウンしてください。メーターを小さなビューに戻すには、大きなメーターを上にスワイプするだけです。イベント・メニューでビッグ・メーター化をトリガーすることも可能です。

メーター表示のミュートとソロ表示

どのチャンネルがミュートされているか、またはソロになっているかを見やすくするために、MTS と CTM のメーター・ビューに両方が表示されるようになりました。ミュートされているすべてのチャンネルには薄赤色のオーバーレイが表示され、ソロになっているチャンネルにはチャンネル名の黄色のアウトラインが表示されます。これは、ミュート・グループによるミュートのような明らかなミュートと、ミュートされた VCA マスターなどの間接的なミュートの両方で機能します。

 

ストリップ・エリアの短縮されたチャンネル名

外部ディスプレイのストリップ・エリアは、常に情報とコントロールが密集していましたが、何をしているのかわかりづらいことがありました。以前のリリースでは、チャンネルの色を入れ込む方法がありました、VENUE 7ではその限界に挑戦し、各ストリップのすぐ下にチャンネル名の短縮版を追加しました。これにより、ストリップをドラッグしたり、外部ディスプレイ(またはスタンドアロン・ソフトウェア)上でレイアウトを変更したりする際に、何を見ているのかをより明確に表示することができます。これは、名前の2文字と、短縮された名前を表示する必要がある場合があるソフトウェアの他のすべての場所で使用されているのと同じアルゴリズムに従う2文字です。システムは数字を最優先で表示し、次に大文字(母音が子音より優先)、次に小文字(母音が子音より優先)を表示します。

ストリップ・エリアの短縮されたチャンネル名

グループ・アサイン・ボタンとインジケータの短縮されたチャンネル名

VENUE 7のバスtoバス・ルーティングでは、どこに何をルーティングしているかを知ることがより重要になるため、当然ながらそれをより明確にする方法を見いださなければなりませんでした。Stripsエリアのネーミングと同様に、各入出力のバス・アサイン・エリアには2つの文字が表示され、各バスのユーザー割り当てカラーが表示されます。そこに表示されるだけでなく、これらの短縮された名前と色は、メーター・ビューとチャンネル・ビューのCTMとMTSにも表示されます。

グループ・アサイン・ボタンとインジケータの短縮されたチャンネル名

MLMのステレオ化/モノ化するボタン

システム上で新しいショーをセットアップする際に、コントロール・サーフェスと外部ディスプレイの間を行ったり来たりするのはいつも少し煩わしいものでした。CONFIGモードでは、2つのモノラル・チャンネルを同時選択すると、MLMに “Make Stereo “ボタンが表示されます。また、外部ディスプレイ上のマルチセレクト・ダイアログにも “Make Stereo “ボタンが表示されます。さらに、CONFIGモードでは、任意のステレオ・チャンネルを選択すると、MLMに “Make Mono “ボタンが表示され、もう右クリックして選択する必要はありません。

MLMのステレオ化/モノ化するボタン

アクティブ・イベントを示すダイアログ

この機能は、ショー・ファイルが保存された時のままであることを確認することを目的としています。VENUEソフトウェアの以前のバージョンでは、イベント・メニューは非常に複雑で驚くべきワークフローを可能にしていましたが、制限がありました。ショー・ファイルを保存したときに、実際にイベントがアクティブになっている場合があったとしても、システムはこれを記憶していませんでした。VENUE 7はこの問題を解決します。トリガー条件が満たされたことに基づいてアクティブにすべきイベントを持つレガシー・ショー・ファイルをロードすると、それらをアクティブにするかどうかを尋ね、自動的にアクティブにします。さらに、VENUE 7ファイルを再度ロードする際に、保存された時のイベント条件を記憶し、適切なイベントをアクティブにするように、アクティブなイベントの状態を保存します。

アクティブ・イベントを示すダイアログ

リストアとアクティベーション手順を改善

エンジンリストアの手順はいつも少し面倒だったので、少しでもシンプルにするために本格的に取り組みました。VENUE 7では、いつものようにEngine Restoreキーを作成し、エンジンに挿し、キーボードを接続し、F10を約30秒間押しながら電源を入れます。もうマウスやディスプレイ、あるいは手動での操作は必要なく、エンジンが残りの部分を整理して再起動します。完了すると、前面のLEDが点灯します。次にエンジンをVENUE 7にアップデート済みのコンソールに接続すると、コンソールからエンジンのアクティベーション手順が実行されます。コンソールは、エンジンのECxポートをインターネットに接続するように要求しますので、すべてのアクティベーションを自動的に行うか、またはエンジン上でWindowsとRTXをアクティベートするためのいくつかの簡単な手順を案内されます。アクティベーションが完了したら、すべての電源を入れて、VENUE 7をご使用ください。

 

ソフトウェア上でシステムIDとシリアル番号を確認が可能に

S6Lシステムの各コンポーネントにはシリアル・ナンバーとシステムIDがあり、Avidでは顧客のサポートを提供する際にもこの情報を使用しています。VENUE 7でシステムを初めて起動すると、シリアル番号が入力されていないコンポーネントがあることがシステムに通知され、各デバイスのシリアルとシステムIDフィールドがあるデバイス・ページに移動します。この情報をデバイスに入力すると、その情報はその後のすべてのアップデートやリストアの間、そのデバイスに紐づいて保存されます。このデバイス情報は、必要に応じてログにもエクスポートされます。また、サポートとの電話で情報が必要になった場合に、システム ID とシリアルを簡単に表示することができます。

ソフトウェア上でシステムIDとシリアル番号を確認が可能に

統合システム・ガイド、トラブル・シューティング・ガイド、ソフトウェア・ハンドブック

アップデートされたシステムを初めて起動すると、”What’s New “ガイドが右に開きますので、システムの他の部分がアップデートされている間に新機能について読むことができます。 ガイドはこれだけではありません。S6L システムのために存在するほとんどすべてのガイドがソフトウェアに含まれているので、システムについて調べたいことがある場合は、オンラインでそれらを検索する必要はありません。さらに、現場のエンジニアの問題解決を支援するために、新しいトラブル・シューティング・ガイドも追加されました。

 

今回のリリースには、バスtoバス・ルーティング、ポスト・フェーダー・インサート、包括的な遅延補正、全入力のHEAT、全チャンネルのパラレル・ダイナミクスとEQ、Milanの認定サポートなどの大規模な機能が搭載されています。VENUE 7は、これまでにリリースしたVENUEの中で最大のアップデートであり、可能な限り多くのユーザーの要望が詰め込まれています。VENUEリリースの中で最も低いシステム・レイテンシーを実現するための新機能、安定性の改善、大規模な最適化などが盛り込まれたVENUE 7は、安定性、機能性、技術的機能においてS6Lシステムを前進させるものとなっています。

VENUE 7は、S6Lシステムをお持ちで、有効なAvid Advantage Elite Liveサポート契約をお持ちの方は、無料でダウンロードできます。—インストラーは Avid Account よりご利用いただけます。

VENUE | S6L

ライブサウンドの次なる進化 ― 賞に輝くVENUE | S6L なら、世界で最も要求の厳しいライブサウンド・プロダクションも簡単に扱うことができます。

Avid ライブサウンド・プリンシパル・プロダクト・デザイナー兼プロダクト・マネージャー