Zoomコール、ホームビデオ、自撮り写真、などなど。低品質ソースのビデオ編集のヒント!

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コロナウイルスのパンデミックにより、どんなに有名な大スターでも、自身のiPhoneやZoom、その他の低解像度カメラを使用して撮影するようになり、これまでの撮影技術は無意味なものになってしまいました。

リモートが当たり前になった世界では、いくつかの重要なビデオ編集のヒントとコツを身に付けたエディターは、技術的および創造的な観点から、低品質のビデオソースをより適切に取り扱えるようになります。低解像度のビデオコンテンツを高品質のコンテンツに合わせて拡大することは、新しい編集上の挑戦ではありません。ドキュメンタリー、ニュース番組、ソーシャルメディア・ビデオはすべて、「理想的ではない」映像を多用しますが、今日の制作環境およびこれらの情報源を国民が受け入れるようになり、ますます一般的なものになっています。

こちらでは、低品質のビデオソースを最大限に活用するための、シンプルで効果的なビデオ編集のヒントをいくつか紹介します。

解像度と戦わない

まず、可能な限り作品全体に対する美的感覚をもって進めることです。

明らかに、ニュース、リアリティTV、オンラインブランドのコンテンツなどの短納期のコンテンツでは、制作品質の観点からこれを行う自由度が高くなっています。ほとんどの場合、視聴者がフォローできるかどうかは、画質よりも音質の方が影響します。「Zoomコール」の美学を取り入れることは、現在みなさんが共有している多くの体験からもわかるでしょう。たとえば、リアリティTV番組では、俳優やプレゼンター自身が提供する、画質の粗い、小型の、プロフェッショナルではない画像を使用して、より個人的で親密な雰囲気を取り入れることができます。

たとえば、PCモニター上のZoomに写った有名人をフルスクリーンに拡大した、品質の低い映像を見せる前に、インタビュアーとラップトップを見せることで、低品質の映像を見ていることを視聴者に知らせるというテクニックもあります。これは、コンテンツ・ソースについての偽りの行為ではありません。

 

新しい戦略を活用

エディターは、ピクチャー・イン・ピクチャーのビジュアルデザインを採用することで、画像の低解像度を最大限に活用することもできます。これはインタビューコンテンツに最適なアプローチで、ブランド、カラー、または微妙にアニメーション化された背景の前に並べて、両者を画面に写します。

また、ピクチャー・イン・ピクチャーのアプローチは、字幕を組み込む機会も広げます。字幕は、ソーシャルやフレームにおける他のビデオアングルで必要になることがよくあります。画像が煩雑になることに注意する必要はありますが、この字幕による情報は別の新しい価値をもたらします。

 

インテリジェントにアップスケール

人工知能と機械学習の組み合わせがアップスケール・プロセスで使用されたおかげで、歴史的な1896年のリュミエール兄弟の映画 『ラ・シオタ駅への列車の到着』 を素晴らしい4Kで見ることができます。比較のために、こちらが720pソースクリップです。

現在、これらの種類のアルゴリズムを活用する説得力のあるかなり安価なプラグインとオンラインサービスが多数あるため、プロジェクトの残り部分の解像度に合わせて、独自の映像をアップスケールできます。たとえば、Digital Anarchy社のBeauty Boxや Boris FX社のImage Restorationなどです。

時間とコストに応じて、編集に持ち込む前またはポストプロダクションで作業中のメディアをアップレゾすることができることも注目です。

現実より錯覚を活用

低品質のビデオソースを編集に取り込むための最後のビデオ編集のヒントは、人間の視覚誤認(錯覚)を利用することです。つまり、フッテージがよりシャープでクリアに「見える」ようにすることです。

画像内のコントラストを上げるなどの単純なことで、鮮明さを増すことができます。画像にシャープさを加えることもできます。また、フレーム内の背景要素を人為的に柔らかくしたり、焦点をぼかしたりして、画像の中心点とのコントラストを高めることもできます。

これらの微調整は、繊細さがキーとなります。やり過ぎると、前より劣化したイメージになってしまうことがありますので注意してください。

 

他の問題を無視しない

低品質のビデオソースの解像度を上げる以外に対処すべき問題があります。たとえば、ほとんどのiPhoneは、一定のフレームレートではなく可変のフレームレートで撮影するように設定されています。デフォルトでは、照明条件の変化に基づいて、露出とカラーバランスを自動調整することがよくあります。

これらの問題を回避する最も簡単な方法の1つは、専用のiPhoneビデオ録画アプリを使用して映像を録画することです。これにより、より多くのプロフェッショナルな機能が提供されます。または、iPhoneの映像を編集ソフトウェアに取り込む前に、特定のフレームレートにトランスコードすることもできます。複数のiPhoneで録音している場合は、Bluetooth同期アプリも便利です。

Zoomコールで編集する場合は、Zoomに組み込まれている会議の録画を使用するよりも、各々で会話を録音する方がはるかに優れている場合もあります。特に双方がAppleのMacを使用している場合、最も簡単な方法は、Quick Timeのビデオ録画機能を使用して、Webカメラからクリーンな720p録画をキャプチャすることです。

エディターは、特に広範囲にわたるロックダウンやリモートワークを強いられる時に、常に高品質の映像を受け取ることを期待できるとは限りません。業界と視聴者のこの変化を最大限に活用するために、エディターは完璧なショットとそれを実現するための技術の解明にオープンであり続ける必要があります。

 

現代のメディアメーカーのために再考されたビデオ編集

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Jonny Elwyn is a freelance film editor and writer from London, and the author of How To Be A Freelance Creative.